「ただいま……」
玄関のドアを開けた瞬間、モワッとした空気と一緒に、今日一日の疲れがドッと押し寄せてくること、ありませんか?
視界に入るのは、脱ぎっぱなしの子供の靴と、揃える気配のない夫のスニーカー。
そして、ふと感じる「わが家のニオイ」。
「あぁ、玄関を片付けなきゃ。でも、もう夕飯の支度をしなきゃ……」
運気を上げるとか風水とか以前に、まずこの「帰宅した瞬間の絶望感」をどうにかしたい。
そんな40代の切実な思いから、今回の「玄関の香り作戦」は始まりました。
40代の私たちは、厄年や体調の変化、そして家族の心配事など、ただでさえ抱えるものがたくさんあります。
だからこそ、家の入り口である玄関くらいは、自分を優しく迎えてくれる場所であってほしいですよね。
この記事では、難しい風水のルールはしません。
私が実際に試して「これは気持ちが楽になる」「コスト以上の価値がある」と納得できた、現実的な香りの取り入れ方と、ズボラでも続く整え方をご紹介します。
毎日頑張る私たちが、家に帰るのがちょっとだけ楽しみになる。
そんな「大人のための玄関風水」を始めましょう。
この記事でわかること:
- 40代の切実な悩み(金運・人間関係・疲れ)に効く風水的におすすめの香りとその理由
- 生活臭を消して良い香りを引き立たせる100均アイテムを使った「賢い」消臭術
- 忙しい毎日でも「10秒」で完了する、ウェットティッシュを使った玄関の邪気払い掃除
- 自分をご機嫌にするための「納得感」のあるマイクロラグジュアリーなアイテム選び
玄関のいい香りで運気アップ!風水でおすすめの香り5選

風水において、玄関はすべての運気が入ってくる「気(エネルギー)の入り口」と言われています。
龍脈(りゅうみゃく)とも呼ばれる幸運の通り道ですが、そんな難しい理屈よりも私が大切にしているのは、ドアを開けた瞬間に「あ、いい匂い。私、ちょっといい暮らししてるかも」と脳が錯覚することです。
嗅覚は五感の中で唯一、脳の感情や本能を司る部分(大脳辺縁系)にダイレクトに届くと言われています。
つまり、理屈抜きで一瞬にして気分を変える力があるのです。
この一瞬の「快」が、外でついてしまった厄(ストレスや疲れ)をリセットしてくれます。
ここでは、40代特有の悩み別に、私が実際に使ってみて効果を感じた香りをご紹介します。
「なんとなく」選ぶのではなく、「今の私にはこれが必要」と意図を持って香りを選ぶことで、その効果は何倍にも感じられますよ。
【金運】柑橘系のアロマやレモンの香りで「豊かさの通り道」を作る

私たち世代にとって、やはり一番気になるのは「金運」ではないでしょうか。
子供の教育費、住宅ローンの返済、そして自分たちの老後資金……。
漠然としたお金の不安は、40代の心の奥底に常に横たわっています。
風水では古くから「西に黄色」と言われますが、香りにおいても柑橘系(シトラス)は金運を招く最強の香りとされています。
レモン、グレープフルーツ、オレンジ、ベルガモットなどが代表的です。
おすすめの理由とメカニズム:
柑橘系の鋭く爽やかな香り成分(リモネンなど)は、停滞した空気を一瞬で「切り裂く」ような強いエネルギーを持っています。
ジメッとした湿気や、なんとなく澱んだ「貧乏神が好きそうな空気」を物理的にも心理的にも追い出し、豊かさが入ってくるためのスペースを強制的に空けてくれる感覚があります。
私自身、
「なんだか最近、予想外の出費が続くな」
「お給料日前で心が苦しいな」と感じる時は、迷わず玄関のアロマをグレープフルーツに変えています。
柑橘系の香りは揮発性が高く、香りが長く留まりにくいという特徴がありますが、それがかえって「今、空気が入れ替わった!」という即効性を感じさせてくれます。
高価な精油を用意しなくても、例えばお料理で余ったレモンの皮を小皿に置いておくだけで、玄関がパッと明るい香りに包まれます。
「あ、いい匂い」と自分がリフレッシュできる環境を作ることが、停滞していた気分を切り替えるきっかけになると私は感じています。
(ただし、鮮度が落ちる前に片付けるのが、空間を清々しく保つコツです!)
「お金は明るくきれいな場所が好き」と言われます。
爽やかなシトラスの香りで玄関を満たすことは、金運に対して「うちは準備できてますよ!」とサインを送るようなものなのです。
ちなみに、香りと合わせて「色」も味方につけることもおすすめです。
2026年の金運ラッキーカラーは、柑橘系とも相性抜群の「バターイエロー」なんです。
40代が取り入れても痛くない、大人のバターイエローの取り入れ方は以下の記事で詳しく解説しています。
▶ 【2026年風水】バターイエローで金運アップ!40代におすすめのファッションアイテム
【浄化】玄関の臭いを消臭!急な来客で「恥ずかしい」を卒業するリセット術

不意に宅急便が来たとき、ドアを開けるのを躊躇したことはありませんか?
その不安の正体は、自分では気づきにくい「家のニオイ」です。
靴の湿気や汗が混ざった独特の生活臭を、甘い芳香剤で上書きするのは逆効果。
まずは「引き算」でニオイをリセットしましょう。
無香料の消臭スプレーや、後述する重曹を活用して、ニオイをゼロにします。
さらに1分だけ窓やドアを開けて空気を入れ替える。
これが一番の「浄化」だと私は感じています。
もし、少しだけ心と時間に余裕がある日なら、パロサント(香木)を焚いてみるという選択肢もあります。
火をつけて煙をくゆらせる時間は、忙しい毎日の中では少しハードルが高めですが、「今日は自分を丁寧に扱いたいな」という日のリセット法として知っておくだけでも、心が少し豊かになります。
【人間関係】家族へのイライラを鎮める「ゼラニウム」の優しい魔法

「なんで靴を揃えないの!何回言ったらわかるの!」
「また泥だらけで帰ってきて!掃除したばっかりなのに!」
玄関は、家族へのイライラが爆発しやすい場所でもあります。
仕事や家事でクタクタになって帰ってきたのに、玄関が散らかっていると、その瞬間に導火線に火がついてしまいますよね。
そして、ついキツイ言葉を家族に投げてしまい、後で自己嫌悪に陥る……。
そんな負のループを変えてくれたのがゼラニウムの香りです。
アロマテラピーの世界では、ゼラニウムは「バランスの精油」と呼ばれています。
女性ホルモンの変動や、自律神経の乱れに寄り添い、感情の起伏を穏やかにする効果があると言われています。
香りはバラのような華やかさがありますが、その奥に少しハーブ特有の「青臭さ」や土っぽさがあるのが特徴です。
この複雑な香りが、高ぶった神経を「まぁ、いいか」「生きて元気ならそれでいいか」と優しくなだめてくれるのです。
私たちが家族に対して優しくなれないのは、性格が悪いからではありません。単に、余裕がないだけなんです。
「最近イライラしているな」と感じたら、玄関の香りをゼラニウムに変えてみてください。
帰宅した瞬間にフワッと香る優しさが、鎧のように固まった心を少しだけ解きほぐしてくれます。
【仕事運】朝のやる気を完璧に整える「ペパーミント」の目覚まし風水

「あぁ、会社に行きたくないな……」
「今日は大事な会議がある、胃が痛い……」
40代にもなれば、仕事での責任も重くなり、朝出かけるのが億劫になる日も正直ありますよね。
そんな重たい足取りを物理的に軽くしてくれるのが、ペパーミントの香りです。
風水において「風」の気を持つミントの香りは、その名の通り、滞った運気を吹き飛ばし、新しい情報や仕事運(ご縁)を運んでくると言われています。
実際にペパーミントに含まれるメントールの刺激的な清涼感は、脳を覚醒させる働きがあります。
玄関で靴を履く瞬間にこの香りを嗅ぐことで、脳が「お休みモード」から「戦闘モード」へとカチッと切り替わるのです。
私は、特に気合を入れたい日の朝、ティッシュにペパーミントの精油を1滴だけ垂らして、玄関の隅に置いておきます。
アロマストーンを準備したりお手入れしたりするのは、ズボラな私には少し面倒。
でもティッシュなら、出かける瞬間にゴミ箱へポイするだけです。
スーッとする香りが鼻を抜けると、不思議と背筋が伸び、「よし、今日も稼ぐぞ!」という前向きなエネルギーが湧いてきます。
忙しい朝、出かける瞬間にスイッチを入れるための「最短ルートの目覚まし風水」として活用しています。
注意点:
ミント系の香りは刺激が強く、猫や犬などのペットには有害となる場合があります。ペットがいるご家庭では使用を控えるか、ペットが絶対に入らない場所に限定するなど、十分な配慮をお願いします。
40代ならこだわりたい。自分を甘やかす「納得のディフューザー」選び

ここまで香りの効果をお話ししてきましたが、どんなアイテムで香らせるかも非常に重要です。
ドラッグストアで買える300円の芳香剤も機能としては十分です。
実際、40代の私が玄関に置きたいのは、背伸びをするための高価なものではなく、「あぁ、やっぱりこれが好き」と、自分の選択に納得できるアイテムです。
そうした中で私が勇気を出して購入し、結果として「ここ数年で一番いい買い物をした」と確信しているのが、イタリアのフレグランスブランド「CULTI MILANO(クルティ ミラノ)」のディフューザーです。
正直に言います。 お値段はボトル1本で1万円近くします。
「たかが芳香剤に1万円!?」と、最初は私も思いました。
でも、思い切って置いてみて気づいたんです。
安っぽいプラスチックの容器を見て見ぬふりをして過ごす毎日と、家に帰るたびに高級ホテルのような佇まいに「うっとり」できる毎日。
この「うっとり」こそが、疲れた私の心のペースを取り戻してくれる、最高のご褒美でした。
飲み会を1回我慢してでも、毎日の「自分の機嫌」にお金をかける。
誰のためでもない、自分のために選んだこの香りは、間違いなくここ数年で一番いい買い物になりました。
玄関のいい香りと風水効果を最大化する「最短」の整え方

最高の香りを用意しても、それを置く場所が汚れていては全てが台無しです。
良い気(旺気)は、清潔で明るい場所を好み、汚れてジメジメした場所には悪い気(殺気)が溜まるというのが風水の鉄則です。
「やっぱり掃除か……」と身構えないでください。
毎日雑巾がけをするなんて、忙しい私たちには不可能です。
ここでは、極度のズボラである私が行き着いた、「頑張らないけれど、科学的かつ風水的に理にかなっている」最短の整え方をご紹介します。
芳香剤を買う前に!靴箱のニオイを「100均の重曹」で無に還すのが鉄則

まずやるべきは「香りを足す」ことではなく、「マイナスをゼロにする」ことです。
特に靴箱の中は、汗や皮脂、雑菌が入り混じった強烈な「邪気(悪臭)」の巣窟です。
ここで高い消臭ビーズを買う必要はありません。
100円ショップで買える「重曹」が最強の仕事をしてくれます。
| 手順 | ズボラ流・完璧なやり方 |
|---|---|
| 1. 準備 | ジャムの空き瓶や、欠けた小皿などに重曹を山盛りにします。蓋はしません。こぼれるのが心配な場合は、お茶パックやガーゼで口を覆い、輪ゴムで止めます。 |
| 2. 配置 | 靴箱の隅や、棚の各段に置きます。ニオイは下に溜まりやすいので、下段には多めに置くのがコツです。 |
| 3. 放置 | そのまま2〜3ヶ月放置します。重曹は湿気とニオイを吸うと硬くなります。 |
| 4. 処分 | 固まった重曹は、そのまま捨ててもいいですが、お風呂掃除や玄関タイルのクレンザー(研磨剤)として使い切ってから流せば、最後まで無駄がありません。 |
重曹は弱アルカリ性です。
対して、足の裏のニオイの原因となる皮脂汚れや汗(イソ吉草酸など)は酸性です。
つまり、重曹を置くだけで化学的に中和され、ニオイが無力化されるのです。
香りを乗せるのは、この「無臭の土台」ができてからです。
悪臭というノイズがない状態で漂うアロマは、少量の香りでも驚くほど美しく空間に響き渡ります。
玄関風水で香りを生かす場所は?運気を逃さない「理想の配置」の正解

「せっかく買った高いディフューザー、どこに置けば一番効果があるの?」
風水的な正解と、香りの拡散効率(サイエンス)の両方を考慮したベストな位置は、「腰より高い位置」かつ「空気が動く場所」です。
配置の黄金ルール:
- 高さ(サイエンス): 香りの分子は空気の流れに乗って広がります。床に直置きするとホコリも溜まりやすく、香りも足元に滞留して広がりません。靴箱の上や飾り棚など、腰より高い位置(90cm〜120cm程度)が、鼻の高さにも近くベストです。
- 左右(風水): 風水では「玄関を入って左に置くと金運、右に置くと仕事運・地位名誉運」など諸説ありますが、私はこれらをルールは一旦置いておいて、「ドアを開けた時に視界に入ってときめく方」に置いています。
なぜなら、風水の本質は「心地よい環境を作ること」だからです。「金運のためだから」と、邪魔になる場所に置いたり、コードが絡まったりしていては本末転倒です。
自分が「あ、素敵だな」と感じる場所。
それが、その家にとっての正解です。
ただし、直射日光が当たる場所は避けましょう。
オイルの劣化が早まり、香りの質が変わってしまいます。
水拭きは「気が向いた時の10秒」でOK。ウェットティッシュで邪気をポイする

「玄関のたたき(三和土)を毎日水拭きすると運気が上がる」
これは風水の鉄板ルールとして有名ですが、バケツに水を汲んで、雑巾を絞って、膝をついて拭いて、汚れた雑巾を洗って干して……なんて、忙しい朝には絶対に無理です。
3日で挫折します。
だから私は、「厚手のウェットティッシュ(アルコール入り)」を使っています。
- 出かける直前、靴を履いた状態で、ウェットティッシュを1枚取り出す。
- 気になるところをサッと拭く(所要時間10秒)。
- 汚れたシート(邪気)をそのままゴミ箱へポイ。
- そのまま出勤!
これなら、雑巾を洗う手間も、バケツを用意する手間もありません。
風水的にも、汚れ(厄)を吸着したものを即座に家の外に出す(捨てる)というのは、理にかなっています。
「丁寧にやらなきゃ」
「雑巾じゃなきゃダメだ」と悩んで何もしないより、「10秒の適当拭き」で物理的に砂埃を取り除く方が、玄関の空気も自分の心もずっと軽やかになります。
埃や砂がない玄関は、それだけで空気が澄んで見え、香りの透明感も増しますよ。
盛り塩よりも「生花と香り」!スーパーの300円の花で玄関を完璧に彩る

「魔除けに盛り塩をしたほうがいいのかな?」と悩む方も多いですが、個人的にはあまりおすすめしません。
盛り塩は管理が意外と大変だからです。
湿気でドロドロになったり、交換を忘れてホコリを被ったりすると、逆に不浄な気を溜め込む「マイナススポット」になってしまいます。
きちんとした作法で管理できないなら、置かない方がマシなのです。
そこでおすすめしたいのが、「生花」です。
生花は、そのものが強い「生気(生命エネルギー)」を持っています。
農研機構の研究でも、花の観賞がストレスホルモンを低下させ、リラックス効果をもたらすことが科学的に実証されています(出典:農研機構『花の観賞は心身のストレスを緩和する』)。
高い花束を買う必要はありません。
スーパーのレジ横にある300円の小さなブーケや、季節の一輪挿しで十分です。
「枯らすのが可哀想で……」という優しい方もいますが、風水では「花が枯れるのは、その場の厄を吸ってくれたから」と考えます。
「守ってくれてありがとう」と感謝して捨て、また新しい花を飾る。
花瓶の水を変える時に、ついでに玄関の空気を入れ替える。
この循環こそが、良い気を呼び込む最高の儀式になります。
「いい香りの玄関」は、自分への最高のご褒美になる
ここまで、風水や香りのお話をしてきましたが、最終的に伝えたいのは「自分の機嫌は自分で取ろう」ということです。
40代は、妻として、母として、娘として、会社員として……何重もの役割を背負い、誰かのために頑張ることばかり求められる世代です。
だからこそ、家に帰ってきた最初の一歩目くらいは、他の誰でもない、自分を労ってくれる良い香りに包まれてほしいのです。
「私、今日もお疲れ様。よく頑張ったね」
そう心の中で自然と呟けるような玄関を作ること。
それこそが、どんなに高価な壺や強力なお守りよりも確かな、私たちを守り、明日への活力を与えてくれる風水なのかもしれません。
まずは今週末、スーパーの買い物ついでに、自分の好きな香りの入浴剤を選ぶような軽い気持ちで、小さな花と重曹を買うところから始めてみませんか?

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