7月の花と聞くと、ひまわりやハイビスカスのように、夏の日差しに映える鮮やかな花を思い浮かべる人も多いかもしれません。
見ているだけで元気をもらえる一方で、暑さや疲れを感じやすい季節だからこそ、部屋に飾る花や贈る花には、少し気持ちを整えてくれるような意味もほしくなります。
この記事では、7月の誕生花や花言葉、見頃の花を一覧で紹介しながら、自分らしく夏を楽しむ花の選び方をやさしくまとめます。
毎日忙しく過ごしていると、ふと心が疲れてしまう瞬間ってありますよね。
そんな時、お部屋に一輪の花があるだけで、空気がすっと変わって気持ちが軽くなるのを感じたことはありませんか。
花には、言葉にしなくても私たちの心にそっと寄り添い、優しく背中を押してくれるような不思議なエネルギーがあります。
この記事を読むことで、あなたの今の気持ちにぴったりと合う、心地よいお花にきっと出会えるはずです。
無理のない範囲で、自分のペースで花のある暮らしを楽しむヒントをお伝えしていきます。
玄関まわりの花や鉢植えも整えたい方は、玄関に飾る花や鉢植えの風水も参考になります。
この記事でわかること
- 7月を代表する夏の花と花言葉の意味
- 日別で探せる7月の誕生花の一覧
- 特定の日付に隠された心温まる花の物語
- 暑い季節でも手入れがラクで長く楽しめる花の選び方
7月の花といえば何?夏を彩る癒やし
7月の花といえば、あなたはどんなお花を思い浮かべますか。
梅雨が明けて本格的な夏が始まるこの時期、植物たちは強い日差しをたっぷりと浴びて、力強いエネルギーを放ち始めます。
この章では、夏の象徴であるヒマワリを中心に、7月に見頃を迎える癒やしの花々について、花言葉や植物が持つ優しいパワーを交えながらお話ししていきます。

憧れのヒマワリと7月花言葉の意味
7月を代表するお花として、やはり真っ先に思い浮かぶのはヒマワリ(向日葵)ですよね。
太陽の光を全身で受け止めて、明るく元気に咲き誇るその姿は、見ているだけで私たちにポジティブなエネルギーを与えてくれます。
ヒマワリの花言葉としては、「あなただけを見つめる」「憧れ」「情熱」といった、とてもまっすぐで温かい意味が紹介されることがあります。
この花言葉は、成長期のヒマワリが太陽の動きを追いかけるように向きを変える、「向日性」という性質に由来するという説があります。
若いヒマワリが日中に太陽を追い、夜に東へ向き直る性質については、植物の概日リズムに関する研究でも報告されています(出典:Science「Circadian regulation of sunflower heliotropism, floral orientation, and pollinator visits」)。
太陽に向かってひたむきに背伸びをしていく姿は、何かに一生懸命になっている人の背中を、そっと優しく押してくれるような気がします。
ヒマワリの持つ鮮やかな黄色は、風水やカラーセラピーの視点から見ても、心を明るく照らし、不安を和らげてくれる「陽」の気を持っているとされています。
なんだか最近少しお疲れ気味だなと感じたら、無理のない範囲で、一輪だけでもヒマワリをお部屋に迎えてみてください。
きっと、空間がパッと明るくなって、心に溜まっていた重たいものが少しだけ軽くなるかもしれません。
ヒマワリの他にも、7月の花として人気があるのが、上品で涼しげな雰囲気を持つトルコキキョウや、大輪で優雅なユリ(百合)です。
トルコキキョウは「優美」「希望」といった花言葉で紹介されることがあり、幾重にも重なるフリルのような繊細な花びらが、暑さでささくれ立った心を優しく包み込んでくれます。
色合いも白や淡い紫、ピンクなど柔らかいものが多く、どんなインテリアにもすっと馴染んでくれる心地よさがありますよね。
また、ユリは「純粋」「威厳」「無垢」といった花言葉で知られることがあり、その凛としたたたずまいと豊かな香りは、お部屋の印象を清らかで落ち着いた雰囲気に整えてくれるように感じられます。
元気をもらいたい時はヒマワリ、心を静かに落ち着かせたい時はトルコキキョウやユリなど、その時のご自身の心のペースに合わせて、しっくりくるお花を選んでみてください。
◆心が整う花選びのヒント
お花を選ぶとき、「今の自分にはどの色が一番心地よく感じるか」を基準にするのもおすすめです。
少し元気がないときは、自然と明るい黄色やオレンジに惹かれたり、逆に心がざわざわしているときは、白やブルー系のお花に癒やされたりするものです。
頭で考えすぎず、直感で「これが好き」と感じたお花が、今のあなたに一番必要なエネルギーを持っていますよ。
心静まる7月見頃の花と7月8月の花
梅雨が明けて、気温が一気に上昇する7月から8月にかけては、私たち人間だけでなく、植物にとってもなかなか過酷な季節です。
実際に東京の平年値でも、7月・8月は一年の中で気温が高い時期にあたります(出典:気象庁「東京(東京都)日平均気温の月平均値」)。
それでも、この時期に見頃を迎える花たちは、強い日差しと暑さに負けない、見事な生命力を持っています。
たとえば、マリーゴールドやハイビスカス、グラジオラスといったお花たちは、夏の間ずっと新しい蕾をつけて、私たちの目を楽しませてくれます。
マリーゴールドは、5月から秋の終わり頃まで、鮮やかなオレンジや黄色の花を長く咲かせる花として知られています。
特有の少しスパイシーな香りがあり、土の中の害虫を遠ざける働きがあるとされるため、お庭やベランダを守ってくれる心強い味方でもあります。
南国の風を感じさせるハイビスカスは、実は「一日花」といって、朝に咲いて夜には閉じてしまうものが多いのですが、次々と新しい花を咲かせるため、長く楽しむことができます。
その日限りの美しさを全力で咲かせる姿には、今この瞬間を大切に生きるという、力強いメッセージを感じます。
また、夏の暑い季節だからこそ心惹かれるのが、水辺で涼やかに咲く水生植物たちの存在です。
7月に見頃を迎える代表的なお花には、ハス(蓮)やスイレン(睡蓮)があります。
泥の底からまっすぐに茎を伸ばし、水面より高く、汚れのない美しい大輪を咲かせるハスは、「清らかな心」「神聖」といった花言葉で紹介されることがあります。
どんなに周囲の環境が濁っていたとしても、決して自分を見失わずに美しく咲くその姿は、忙しく複雑な日常を送る私たちに、「そのままで大丈夫ですよ」と静かに語りかけてくれているようです。
一方、水面に浮かぶように咲くスイレンも、見ているだけで体感温度がすーっと下がるような、不思議な清涼感があります。
さらに、7月の上旬であれば、地域によってはまだアジサイが美しい姿を見せてくれることもあります。
夏の強い光の下ではなく、雨上がりや曇り空の下で咲くアジサイの淡いグラデーションは、しっとりとした優しい癒やしを届けてくれます。
太陽のエネルギーをいっぱいに受けた陸のお花と、水をたっぷりとたたえた水辺のお花。
それぞれの環境で精一杯に咲く花たちの姿に、少しだけ心を寄せてみるのも、夏の素敵な過ごし方かもしれません。

心に寄り添う7月誕生花一覧保存版
ここからは、7月1日から31日までの日別の誕生花と、そのお花たちが持つ花言葉を一覧でご紹介していきます。
※誕生花や花言葉は、国や地域、書籍・サイトによって異なる場合があります。この記事では、よく紹介される代表的な花と言葉を一例としてまとめています。
誕生花は、
「その日に生まれた人を守護し、幸福をもたらしてくれるお守り」
のように語られることがあります。
ご自身の誕生日はもちろん、大切なあの人の誕生日にはどんな花が寄り添ってくれるのか、ゆっくりと探してみてください。
贈る日取りも少し気になる方は、大安カレンダー2026年後半を見ながら、無理のないタイミングを選ぶのも安心です。
きっと、今のあなたに必要な優しい言葉が見つかるはずです。
1日〜15日の誕生花と癒やしの言葉
まずは、7月前半(1日〜15日)の誕生花一覧です。
ひとつひとつの花言葉に、心がほっとするようなメッセージが込められています。

| 日付 | 代表的な誕生花 | 花言葉の例 |
|---|---|---|
| 7月1日 | マツバギク、クレマチス、ヒメユリ | 心の広い愛情、忍耐、精神の美、誇り |
| 7月2日 | キンギョソウ、クレマチス、ブローディア | おしゃべり、守護、淡い恋 |
| 7月3日 | ハス、ヒメユリ、ポピー | 清らかな心、誇り、慰め |
| 7月4日 | ネジバナ、モクレン、ストケシア | 思慕、自然への愛、追想、清楚な娘 |
| 7月5日 | ラベンダー、ロベリア、ペンステモン | あなたを待っています、沈黙 |
| 7月6日 | ヒマワリ、アサガオ、ツユクサ | あなただけを見つめる、はかない恋、尊敬 |
| 7月7日 | アベリア、スイレン、クチナシ | 強運、謙虚、清純な心、とても幸せ |
| 7月8日 | ホオズキ、ハス、カンパニュラ | 偽り、感謝、誠実 |
| 7月9日 | ボダイジュ、ギボウシ、セルリア | 夫婦愛、静かな人、ほのかな思慕 |
| 7月10日 | ホタルブクロ、ラベンダー | 正義、愛らしさ、沈黙 |
| 7月11日 | ハイビスカス、アカンサス | 繊細な美、新しい恋、芸術 |
| 7月12日 | トルコキキョウ、ノコギリソウ | 清々しい美しさ、優美、戦い |
| 7月13日 | グラジオラス、ホテイアオイ | 情熱的な恋、揺れる心 |
| 7月14日 | ナデシコ、バラ、ノウゼンカズラ | 純愛、無邪気、愛、美、名声 |
| 7月15日 | ネムノキ、ナツツバキ、ササユリ | 歓喜、胸のときめき、愛らしさ |
表を眺めていると、気になるお花や言葉はありましたか?
たとえば7月5日のラベンダーには、「あなたを待っています」や「沈黙」という花言葉があります。
心を深く鎮めてくれる香りで有名なラベンダーらしく、多くを語らずに静かに誰かを想うような、とても奥ゆかしい優しさが感じられます。
毎日たくさんの情報に囲まれて少し頭が疲れてしまった時、ラベンダーの「沈黙」という言葉は、私たちに「少しだけ、静かな時間を持ちましょう」と提案してくれているのかもしれません。
また、7月14日のナデシコは「純愛」「無邪気」という言葉を持っています。
大人になるにつれて、いろいろなことを考えてしまって素直になれない時もありますが、そんな時はナデシコの無邪気なエネルギーが、本来の純粋な気持ちを取り戻すためにそっと力を貸してくれそうです。
16日〜31日の誕生花と癒やしの言葉
続いて、7月後半(16日〜31日)の誕生花一覧です。
夏の盛りを迎える時期らしく、色鮮やかで少しエネルギッシュなお花も増えてきます。
| 日付 | 代表的な誕生花 | 花言葉の例 |
|---|---|---|
| 7月16日 | アマリリス、ストック、ポーチュラカ | 誇り、豊かな心、無邪気 |
| 7月17日 | ヒルガオ、ギボウシ、ハマユウ | 絆、情事、静かな人、どこか遠くへ |
| 7月18日 | マリーゴールド、バーベナ、サルスベリ | 信頼、変わらぬ愛、魅力、愛嬌 |
| 7月19日 | ゲッカビジン、センニチコウ | はかない美、不変の愛 |
| 7月20日 | ヒマワリ、トルコキキョウ | 憧れ、情熱、優美 |
| 7月21日 | ミント、ルドベキア、ネムノキ | 美徳、効能、正義、歓喜 |
| 7月22日 | ペチュニア、ナデシコ | 心のやすらぎ、無邪気 |
| 7月23日 | アリウム、ルコウソウ | 円満な人柄、繊細な愛 |
| 7月24日 | ユリ、シャクヤク、スイレン | 純粋、威厳、はにかみ、清純な心 |
| 7月25日 | トリカブト、ヘリクリサム | 騎士道、永遠の思い出 |
| 7月26日 | ブーゲンビリア、ラークスパー | あなたしか見えない、陽気 |
| 7月27日 | ゼラニウム、ハナトラノオ | 尊敬、信頼、望みの成就 |
| 7月28日 | オシロイバナ、ツユクサ | 内気、なつかしい関係 |
| 7月29日 | サボテン、ダリア | 燃える心、偉大、華麗、気品 |
| 7月30日 | ニチニチソウ、ボダイジュ | 生涯の友情、楽しい思い出、夫婦愛 |
| 7月31日 | ルドベキア、キキョウ | あなたを見つめる、正しい選択、変わらぬ愛 |
7月後半のお花たちも、素敵な言葉を持っています。
たとえば、7月22日のペチュニアの「心のやすらぎ」という花言葉は、忙しい日々の中でホッと一息つきたい時にぴったりです。
ペチュニアのふんわりとした花姿を見ていると、肩に入っていた力が自然と抜けていくような気がします。
また、7月26日のブーゲンビリアは「あなたしか見えない」「情熱」という、夏の太陽のようにロマンチックで力強い意味を持っています。
何か新しいことにチャレンジしたい時や、大切な人に想いを伝えたい時に、背中を押してくれるお守りになりそうです。
ここで少しお伝えしておきたいのは、誕生花や花言葉にはさまざまな由来や解釈があり、絶対にこれが正解だというものはない、ということです。
リストに載っているお花はもちろん素敵ですが、もしご自身の直感で別のお花に惹かれたなら、その気持ちを何よりも大切にしてください。
あなたが心地よいと感じるお花こそが、今のあなたにとって一番の誕生花なのかもしれません。
知ると面白い!物語が隠された7月の誕生花
誕生花や花言葉には、ひとつひとつに神話や歴史、あるいは植物の不思議な生態といった、奥深く心温まる物語が隠されていることがあります。
単なる名前や言葉の羅列ではなく、その背景を知ることで、お花とのつながりがより深く、愛おしいものに変わっていくから不思議です。
ここでは、先ほどの一覧の中で少し触れた誕生花の中から、特に歴史エピソードや物語性が豊かで面白い、5つの特定日をピックアップしてみました。
「へえ、そんな意味があったんだ」と、お茶でも飲みながら、ゆっくりと読み物として楽しんでいただけたら嬉しいです。
自然への愛を伝える7月4日誕生花
7月4日の誕生花として紹介されることがあるのは、ネジバナ、モクレン、ストケシアといったお花たちです。
ネジバナ(捩花)は、小さなピンク色のお花が、茎の周りをまるで螺旋階段のようにくるくると巻き上がって咲く、とてもかわいらしい野生の蘭の仲間です。
このお花の「思慕」という花言葉は、一定の法則に従って一途に巻き上がっていくその姿が、遠くにいる大切な人をひたむきに想い続ける心と重なることに由来するといわれています。
日本では、万葉集の時代から、恋の切なさを託す存在として詠まれていたと紹介されることがあります。
小さな瓶にそっと挿して飾るだけでも、とても涼しげで、控えめな優しさを感じさせてくれますよ。
一方、モクレン(木蓮)は、地球上で最も古い顕花植物(花を咲かせる植物)のひとつと言われています。
春先、まだ葉っぱが出るよりも前に、枝の先から空に向かってまっすぐに紫や白の大きな花を咲かせる姿から、「自然への愛」「崇高」という花言葉が生まれたとされています。
花が上を向いて咲く様子は、まるで自然の恵みを全身で謳歌し、空を優しく見上げているように感じられます。
何千万年も前から変わらずに命を紡いできたモクレンのたくましさは、私たちに「どんな時も、そのままで大丈夫」という大きな安心感を与えてくれますね。
ストケシアは、涼しげな青紫色の花を咲かせ、「追想」という花言葉で紹介されることがあります。
青系の静かな色合いが、心の奥にある美しい記憶をそっと呼び起こしてくれるような、不思議な魅力を持ったお花です。
情熱と儚さが交差する7月6日誕生花
7月6日の誕生花としては、ヒマワリ、アサガオ、ツユクサ、ハマユウなどが紹介されることがあります。
この日の花たちは、「永遠の情熱」と「一瞬の儚さ」という、対照的だけれどどちらも美しい物語を内包しています。
ヒマワリの「あなただけを見つめる」「憧れ」という花言葉の背景には、少し切ない歴史のエピソードが語られることもあります。
昔、スペインの人々がインカ帝国に侵攻した際、太陽の神殿で巫女が身につけていた純金のヒマワリの飾りにまつわるエピソードが伝えられています。
そのため、西洋ではヒマワリに「偽りの富」という少し悲しい花言葉が付けられることもあるそうです。
光り輝く明るさだけでなく、そういった歴史の影を知ると、ヒマワリがあんなにも力強く咲き誇る理由が少しわかるような気がしますし、より一層愛おしく感じられますね。
対照的に、アサガオ(朝顔)やツユクサ(露草)は、命の儚さと今を生きる美しさを教えてくれる存在です。
早朝に咲いてお昼前にはしぼんでしまうアサガオは、「はかない恋」という花言葉で紹介されることがあります。
永遠に続くものはないかもしれないけれど、だからこそ、今目の前で咲いている一瞬の美しさを心から大切にしたいと、そっと気づかせてくれます。
ツユクサの「なつかしい関係」という花言葉は、この花の学名に関わった二人の植物学者のエピソードに由来するという説があります。
七夕にふさわしい7月7日誕生花
7月7日は、星に願いを込める七夕ですね。
このロマンチックで神秘的な日の誕生花としては、アベリア、スイレン、クチナシなどが紹介されることがあります。
スイレン(睡蓮)は、朝になると花を開き、夕方になるとまるで眠るように花を閉じることが、名前の由来とされています。
古代エジプトでは、この毎日繰り返される花の動きが、沈んではまた昇る太陽と重ねられ、太陽神の再生と復活のシンボルとして神聖に扱われたとされています。
その背景から、「清純な心」や「信仰」といった花言葉が生まれたという説があります。
泥の中から汚れのない白い花を咲かせるスイレンは、どんな状況にあっても、純粋な祈りや思いを忘れない強さの象徴です。
クチナシは、初夏に甘くうっとりするような、とても強い香りを放つお花です。
「喜びを運ぶ」「とても幸せです」という素敵な花言葉は、この豊潤な香りが初夏の風に乗って人々の元へ届き、心に幸福感をもたらす様子に由来するといわれています。
欧米では、男性が女性をダンスに誘うときにクチナシの花を贈る風習があったと紹介されることもあります。
七夕の夜、もしクチナシの香りがどこかから漂ってきたら、それはあなたに幸せを運んできてくれるサインかもしれませんね。
外見と中身の違い?7月8日誕生花
7月8日の誕生花としては、ホオズキ、ハス、カンパニュラなどが紹介されることがあります。
ここで少し面白いのが、ぷっくりとした赤い袋がかわいらしいホオズキの花言葉です。
ホオズキは、「偽り」「ごまかし」という、少しドキッとするようなネガティブな花言葉で紹介されることがあります。
どうしてこんな言葉がついたのかというと、ホオズキは英語で「Winter Cherry(冬のサクランボ)」と呼ばれることがあるのですが、実際はナス科の植物で、サクランボとは種類が全く違うからです。
また、大きな赤い袋(萼・がく)の中には小さな実しか入っておらず、「見かけは大きいのに中身は小さい」という特徴も、この花言葉の由来として語られることがあります。
ネガティブに聞こえるかもしれませんが、
「ちょっと背伸びをして大きく見せようとしている」と思うと、
なんだかとても人間らしくて愛嬌があると思いませんか。
また、7月8日のハスは「雄弁」という花言葉で紹介されることもあります。
これは、エジプト神話において死者の審判を行うオシリスという神様にハスが捧げられたことや、オシリスが雄弁な神とされたことに由来するという説があります。
泥を抜けて堂々と咲くハスの力強さは、言葉の持つ力と結びつけられるほど、人々に強い印象を与えてきたのですね。
花言葉にネガティブな意味を見つけたら
お花を選ぶとき、花言葉に少しネガティブな意味が含まれていると不安になってしまうかもしれません。
でも、花言葉には歴史的な背景やちょっとした勘違い、見た目の特徴から付けられたものが多く、お花自体が悪いエネルギーを持っているわけではないので大丈夫です。
あまり言葉の枠に縛られすぎず、自分がその花を見て「きれいだな」「癒やされるな」と感じる、ご自身の直感を一番大切にしてください。
永遠の絆を願う7月9日誕生花
7月9日の誕生花としては、ボダイジュ、ギボウシ、セルリアなどが紹介されることがあります。
ボダイジュ(菩提樹)は、とても長生きする樹木で、何世代にもわたってゆっくりと成長を続けます。
そのため、ヨーロッパでは古くから、途切れることのない「夫婦の永続的な絆」の象徴として大切にされ、結婚式の装飾や記念樹として使われたと紹介されることがあります。
「夫婦愛」「結婚」という花言葉には、大切な人とずっと一緒に、穏やかに生きていきたいという温かい祈りが込められているとされています。
ギボウシ(ホスタ)は、日陰でも力強く育つ、美しい斑入りの葉っぱが特徴の植物です。
葉っぱは大きく広がる一方で、お花自体は淡い紫色や白色で、とても控えめに静かに咲きます。
この「目立たない場所でも自己主張しすぎず、静かに美しく佇む」という性質から、「静かな人」「沈黙」「変わらない思い」という花言葉が生まれたといわれています。
自分を強くアピールしなくても、ただそこにいてくれるだけでホッと安心できる。
ギボウシは、そんな優しくて芯の強い、見守ってくれる人のような存在かもしれませんね。
セルリアは、ウェディングドレスの飾りのように透明感のある花を咲かせ、「ほのかな思慕」というピュアな花言葉で紹介されることがあります。
夏に長く楽しむための花の選び方
お花のエピソードを知ると、ますますお部屋に飾りたくなったり、誰かに贈りたくなったりしますよね。
ただ、気温も湿度も高い夏の間は、せっかくお花を飾っても、水がすぐに濁ってしまったり、あっという間に元気がなくなってしまったりして、少しがっかりしてしまうこともあるかもしれません。
最後に、夏の時期でも手入れの負担を減らし、お花も人も疲れないための、無理のない花の選び方と贈り方のコツをお伝えします。

暑さに強くて手入れが簡単な花
夏にお花を飾るなら、もともと暑い地域で育った植物や、乾燥に強い性質を持った種類を選ぶと、少しのお手入れで長く楽しむことができます。
たとえば、トルコキキョウは夏にも流通しやすく、比較的長く楽しみやすい花なので、花びらが水分を保つ力が強く、冷房の風を直接当てなければ、夏でも比較的長持ちしてくれます。
また、胡蝶蘭やモカラなどの洋ラン類は、熱帯アジアが原産なので暑い時期にも比較的扱いやすく、葉や茎にしっかりと水分を蓄える力を持っています。
南半球が原産のネイティブフラワー(バンクシアやピンクッションなど)も、過酷な乾燥地帯で育つため、水分が少なくドライフラワーになりやすいという特徴があり、とても扱いやすいですよ。
そして、夏のお花を少しでも長く楽しむために一番大切なのは、お水の雑菌(バクテリア)を増やさないことです。
水温が上がってバクテリアが増えると、茎の切り口がぬるぬると塞がってしまい、お花がお水を吸い上げられなくなって首を垂れてしまいます。
切り花を長く楽しむためには、水中の雑菌を増やさない工夫が大切です。花瓶の水や切り花用活性化剤については、メーカー資料でも参考情報として紹介されています(出典:花王ケミカルだより「切り花で生活にうるおいを」)。
できるだけ毎日お水を替えて、茎のぬめりを流水で優しく洗い流し、切り口を新しく少しだけ斜めにカットする「切り戻し」をしてあげてくださいね。
切り花を長持ちさせる方法として、お水に塩素系漂白剤をごく微量入れる方法が紹介されることもあります。
ただし、家庭用洗剤と同じく、使い方には十分な注意が必要です。
漂白剤を使用する際の注意点
※漂白剤を使用する際は、必ず商品の取扱説明書に従い、換気に気をつけてください。
※分量を間違えると花の細胞を壊して枯らしてしまうため、あくまで一般的な目安として「水300mlに1滴」程度と、ごくごく微量に留めることがポイントです。
※塩素系漂白剤を使用する場合は、必ず製品の表示や注意事項を確認し、酸性タイプの洗剤などと混ざらないよう十分に注意してください。
安全上の注意は、花王の公式Q&A「台所用の塩素系漂白剤の表示にある『まぜるな危険』とは?」も参考になります(出典:花王「台所用の塩素系漂白剤の表示にある『まぜるな危険』とは?」)。
※お肌が敏感な方や、健康に不安がある場合は無理に使用せず、お花屋さんに売っている「切り花延命剤」を活用してくださいね。最終的な判断は専門家にご相談ください。
相手の負担にならないギフト選び
誰かにお花を贈る時は、その人の生活のペースや負担にならないかどうかの心遣いが何より大切です。
特に夏場は、もらった後のお水替えやお手入れが大変だと、せっかくのプレゼントが負担になってしまうかもしれませんよね。
忙しい方や、お花の扱いに慣れていない方に贈るなら、花瓶を用意しなくてもそのまま飾れるアレンジメントフラワーを選ぶと安心です。
また、お水替えの必要が一切ないプリザーブドフラワーを選ぶのも、選択肢のひとつです。
さらに、先ほどご紹介したネイティブフラワーを使ったスワッグ(壁飾り)なら、壁に吊るしておくだけで自然におしゃれなドライフラワーになっていくので、手間がかからず長く楽しんでもらえます。
花言葉の意味を添えて贈るのもロマンチックで素敵ですが、その言葉だけにこだわりすぎる必要はありません。
贈り物の意味やタブーが気になる方は、ハンカチの贈り物の意味とマナーのように、相手に誤解されにくい伝え方を知っておくと安心です。
「この色はあの人の雰囲気に似合いそうだな」
「手入れがラクな方が、負担なく喜んでくれるかな」と、
贈る相手の顔を思い浮かべながら選ぶ時間そのものが、実は一番の素晴らしい贈り物なのです。
季節の移ろいを感じながら、あなた自身のペースで、心地よく花のある暮らしを楽しんでみてくださいね。
7月の花とギフトに関するよくある質問(FAQ)
Q1. 7月の花といえば一番人気は何ですか?
A. 7月の花として特にイメージされやすいのは「ヒマワリ」です。見ているだけで元気をもらえるような明るい黄色と、「あなただけを見つめる」というまっすぐな花言葉が、年齢や性別を問わず多くの方に愛されています。お部屋をパッと明るくしたい時のご自宅用にも、大切な方へのギフトにも取り入れやすいお花ですよ。
Q2. 誕生花は必ずその日ぴったりに飾らなければいけませんか?
A. いいえ、必ずその日でないとダメということは全くありませんので安心してくださいね。誕生花はあくまで目安や、お花を楽しむためのきっかけのひとつです。「自分の誕生月の花だから」と7月いっぱい長く楽しむのも素敵ですし、お誕生日プレゼントとして前後に贈るのも大変喜ばれます。ご自身の無理のない範囲で、心が惹かれるタイミングで楽しんでください。
Q3. 夏の切り花を少しでも長持ちさせるコツはありますか?
A. 夏は水中のバクテリアがすぐに増えてしまうため、毎日の水替えと、茎のぬめりを優しく洗い流すことが一番のコツです。また、茎の先端を少しだけ斜めに切る「切り戻し」をこまめにすることで、お花が新しい切り口から水を吸い上げやすくなります。直射日光やエアコンの風が直接当たらない、涼しい場所に飾るのも長持ちさせるポイントです。
Q4. 花言葉にネガティブな意味がある場合、贈り物にしても大丈夫ですか?
A. 相手への伝え方に気をつければ、贈り物に選ぶこともできます。多くのお花には複数の花言葉があり、ネガティブな意味だけでなく、ポジティブな意味も一緒に持っていることがほとんどです。もしどうしても気になる場合は、メッセージカードに「『希望』という素敵な花言葉があったので選びました」など、あなたが伝えたかった意味だけをそっと書き添えてあげると、相手にも優しい気持ちがまっすぐに伝わりますよ。
Q5. 花瓶の水に漂白剤を入れるのは本当に安全ですか?
A. 漂白剤は、バクテリアの繁殖を抑える目的で使われることがありますが、使用には十分な注意が必要です。水300mlに対して1滴というごく微量に留めないと、お花の細胞を壊して枯らしてしまいます。※これはあくまで一般的な目安です。小さなお子様やペットがいるご家庭、またはお取り扱いに少しでも不安がある場合は、安全に配慮された市販の「切り花延命剤」を使用すると安心です。使用に不安がある場合は、園芸店や製品メーカーの案内も確認してくださいね。

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