厄年と聞くと、正直なところ「迷信でしょ」と思う気持ちもあります。
でも、完全に気にしないでいられるかというと、そうでもないんですよね。
何かうまくいかないことが続いたときに、「もしかして厄年だから?」と頭をよぎることもありますし、女性の厄年は年齢的にも体や暮らしの変化が重なりやすい時期なので、少し慎重に過ごしたいなと思う人も多いのではないでしょうか。
とはいえ、厄払いに必ず行かなきゃいけないのかな、神社に行く時間が取れないけど大丈夫かな、と考えると少し面倒に感じることもあります。
私も、怖がりすぎるのは違うけれど、何も知らずに過ごすのも落ち着かないなと思うタイプです。
この記事では、女性の厄年にあたる年齢の考え方や、大厄や前厄、後厄といった確認しておきたい厄年の見方、そして引っ越しや家を建てることなど慎重に考えたいと言われること、日常に取り入れやすいことや過ごし方をまとめました。
また、出産、結婚、転職といった人生の転機と重なったときの考え方や、厄払いはいつ行けばいいのか、厄除けのプレゼントとして選ばれる縁起物のネックレスや早見表の知識についても触れています。
厄年を必要以上に怖がるためではなく、自分の心と暮らしを少し整えるきっかけとして読んでもらえたらうれしいです。
この記事でわかること
- 女性の厄年の一般的な年齢と、それぞれの時期に意識したい変化
- 厄年に慎重に進めたいと言われる行動とその現実的な理由
- 結婚や出産、転職など大きな決断が厄年と重なったときの対処法
- 厄除けとして選ばれる縁起物や日常に取り入れやすい習慣
女性が厄年にやってはいけない事と基本

女性の厄年について調べ始めると、いろいろな情報があって少し混乱してしまうかもしれません。
まずは、厄年がどういうものなのか、何歳のときにやってくるのか、そしてそれぞれの時期にどのような意味合いがあるのかといった、基本的な考え方を整理してみます。
昔の人が残してくれた知恵として捉えると、納得できる部分も多いものです。
厄年の女性の年齢と一番きつい大厄

厄年を考えるとき、まず知っておきたいのが「数え年」という年齢の数え方です。
私たちが普段使っている年齢(満年齢)は誕生日が来るごとに1歳年をとりますが、数え年は生まれた日を「1歳」として、その後はお正月(1月1日)を迎えるごとに全員が一斉に年をとるという考え方です。
そのため、早生まれの人もそうでない人も、同じ年に生まれた人は同じタイミングで厄年を迎えることになります。
女性の厄年は、一般的に数え年で「19歳」「33歳」「37歳」「61歳」とされています。
これらは「本厄」と呼ばれていて、特に節目として意識される年と考えられています。
なお、厄年の年齢や前厄・後厄の考え方には地域差がありますが、神社本庁でも女性の厄年は19歳・33歳・37歳(・61歳)で、前後を前厄・後厄と説明されています(出典:神社本庁「厄祓い(男性・女性の厄年、本厄等)」)。
年代ごとのライフステージの変化
それぞれの年齢を見ていくと、ただの語呂合わせや迷信というわけではなく、女性の人生において何かしらの節目や変化が起きやすい時期と重なっていることがわかります。
例えば19歳は、高校を卒業して進学や就職をし、親元を離れて新しい生活を始める人が多い時期です。
環境の変化とともに、体も少しずつ大人へと変わっていく段階です。
37歳は、仕事で責任が重くなったり、子育て中の人であれば疲労が蓄積しやすくなったりする時期です。
年齢や生活環境の変化により、体調の揺らぎを感じる人もいます。
そして61歳は、還暦を迎える年であり、定年退職などで社会との関わり方が変わったり、子育てが一段落して自分のための時間が増えたりする、第二の人生のスタートラインでもあります。
女性のライフステージと健康課題については、厚生労働省のサイトでも、女性ホルモンの影響や年齢ごとの不調が整理されています(出典:厚生労働省「働く女性の心とからだの応援サイト」)。
特に注意される「大厄(33歳)」の背景
女性の厄年の中で、特に意識されやすいのが数え年の「33歳」です。
昔から「さんざん」という言葉に掛けられているとも言われますが、実際のところは、この年齢が体調や生活環境の変化を感じる人もいる時期だからと考えられています。
現代の30代前半は、仕事のキャリアが確立してきたり、結婚や出産、子育てといった大きなライフイベントが集中したりしやすい年代です。
それに加えて、30代は、仕事や家庭の変化が重なりやすく、体調管理を意識したい時期とされています。
仕事やプライベートの忙しさが重なるうちに、気づかないうちに疲れやストレスが溜まってしまう。
忙しさが重なると体調に影響が出ることもあるため、厄年という考え方には、「少し立ち止まって自分を労わるきっかけ」という意味もあるのだと思います。
前厄・本厄・後厄の違いと気をつけること

厄年は、本厄の1年だけでなく、前後の年も意識されることがあります。
本厄の前の年を「前厄」、後の年を「後厄」と呼び、それぞれを含めた3年間をひとつの区切りとして捉えるのが一般的です。
前厄・本厄・後厄の考え方
前厄は、本厄に向かって徐々に変化の兆しが現れ始める「準備期間」と言われています。
大きな変化というよりは、ちょっとした不調感や環境の小さな変化など、サインのようなものが少しずつ出始める時期と考える人もいます。
一方の後厄は、本厄の後も、引き続き無理をしないよう意識したい時期です。
これまでの疲れを感じたり、変化の影響をあとから実感したりすることもある時期と言われます。
本厄後の疲れを整える時期というイメージかもしれません。
前厄と本厄はどちらが大変なのか
「前厄と本厄では、どちらをより意識すればいいの?」と気になるかもしれません。
これは、どちらの方が運勢が悪いと比較するものではなく、性質が違うと解釈するのが自然かなと思います。
例えば、特に意識されやすい33歳の大厄ですが、その前厄にあたる32歳も、実は忙しさや負担を感じやすい時期です。
仕事のプレッシャーや家庭の事情など、ストレスの要因が集中しやすく、本厄と同じように、心身の負担を感じる人もいます。
だからといって「前厄だから何もしてはいけない」と極端に怖がる必要はありません。
むしろ、本厄の時期を迎える前に、今の生活習慣を見直したり、健康診断をしっかり受けたりして、自分の体を整える予防期間として捉えるくらいの距離感でよさそうです。
厄年3年間の過ごし方のヒント
前厄:生活リズムを見直し、健康管理を意識し始める時期。
本厄:無理をせず、現状維持を心がけて心身を休ませる時期。
後厄:溜まった疲れを癒やし、少しずつ新しいステップに向けて整える時期。
厄年の女性が避けるべき4つの行動

古くから、厄年には
「人生の転機となるような大きな決断や、環境を大きく変える行動」
は慎重に進めるとよいと言い伝えられてきました。
これには、新しい環境に無理に適応しようとして、心身を消耗してしまうのを防ぐという、とても現実的で理にかなった理由があります。
具体的に慎重に進めたいと言われる4つの行動について、その背景を見ていきます。
1. 新しいことを始める
起業や新規事業の立ち上げ、まったく違う業界への転職など、ゼロから何かをスタートさせることは、厄年には慎重に進めたい行動とされています。
新しいことを始めると、知らない人間関係を築いたり、初めての業務を覚えたりと、頭と心を想像以上に使います。
この「過度な認知負荷」は、普段なら乗り越えられても、変化が重なりやすい時期には、心身の負担につながることがあるためです。
2. 大きな決断をする
注文住宅を建てる、マイホームを購入する、それに伴って引っ越しをするといった行動も、厄年には慎重に考える人がいます。
家づくりは、土地探しから間取りの決定、ローン契約まで、数えきれないほどの決断を繰り返さなければなりません。
大きな決断が続くと、疲れから慎重な判断がしにくくなることもあります。
また、引っ越しによる生活環境の変化は、通勤ルートや近所づきあい、日々の生活リズムを大きく変えるため、気づかないうちに負担を感じることもあります。
3. 不健康な生活を続ける
暴飲暴食、睡眠不足、昼夜逆転といった生活習慣の乱れは、厄年に限らず控えたいものですが、とくに厄年の期間は不調を感じやすい人もいる時期です。
年齢や生活環境によっては、無理が続きにくいと感じる人もいます。
体の疲れは気分や生活リズムにも影響することがあるため、睡眠や食事などの基本を意識すると安心です。
4. ネガティブ思考に引きずられる
心理的な影響として注意したいのが
「厄年だから悪いことが起きるに違いない」
と思い込んでしまうことです。
悪いことが起きると思い込みすぎると、気分や行動に影響することがあります。
厄年を理由にして極端に行動を制限したり、小さなトラブルを「厄のせいだ」と考えすぎて、気持ちが沈んでしまうのは、気持ちの面でも負担になりやすいです。
昔と違い、今の私たちは人生の節目や季節の変化を感じる機会が少なくなっています。
厄年は、必要以上に不安になるためのものではなく、忙しい毎日の中で一度立ち止まり、自分の健康や暮らし方を見つめ直す「メンテナンスの時期」として活用するものだと考えるくらいでちょうどいいのかもしれません。
厄年に大きな決断をするときの注意点

「厄年には新しいことや大きな決断を慎重に進めたい」とお話ししましたが、現代の女性のライフプランを考えると、そうも言っていられないのが現実です。
30代前半は、結婚、出産、転職といった人生の大きな転機が厄年と重なるケースもあります。
こうしたライフイベントが厄年と重なったとき、どのように解釈し、対処していけばいいのかを整理してみます。
結婚が厄年と重なる場合
厄年中の結婚については、
「この時期に決めても大丈夫かな?」
と悩む人もいるかもしれません。
でも実は、厄年を理由に結婚を避ける必要はないと考える人もおり、むしろ厄落としになると言われることもあり、縁起が良いと考える人もいます。
変化が重なりやすい時期に環境を変えることへ慎重な意見がある一方で、「お祝い事(慶事)は厄を払うきっかけになる」という昔からの考え方も根強く残っています。
また、結婚式や新生活の準備にはそれなりのお金がかかりますが、これは「無理のない範囲で節目にお金を使い、気持ちを切り替える」という考え方に当てはまります。
さらに、結婚式や食事会などで親族や友人に幸せをお裾分けすることは、周囲に感謝を伝えることで、気持ちを前向きに整える意味があるとも言われています。
厄年を「役年」と読み替え、新しく家族を持つという役割(役)をいただく年として、前向きに捉える見方もあります。
出産が厄年と重なる場合
厄年の出産についても不安に思う方がいるかもしれませんが、日本の伝統的な考え方では、厄年の出産は「厄落とし」として、前向きに捉えられることもあります。
出産は、心身に大きな変化を伴うライフイベントです。
その大きな節目そのものが、象徴的な厄落としとして解釈されてきました。
昔から
「子どもの誕生が母親の厄落としになる」
という言い伝えがあります。
いずれにしても、厄年だけを理由に出産時期を判断する必要はないでしょう。
体調面は医療機関に相談しましょう。
もし不安な気持ちが残る場合は、安産祈願と合わせて厄除けのご祈祷を受けることで、気持ちがすっと楽になるかもしれません。
転職が厄年と重なる場合
転職は環境の変化が大きいため、厄年には慎重に進めたい行動のひとつです。
しかし、「厄年に転職したから必ず失敗する」というデータがあるわけではありません。
気をつけるべきポイントは、厄年という変化が重なりやすい時期に、新しい職場の人間関係を築いたり、業務を覚えたりする負担(認知負荷)が重なってしまうことです。
もし、どうしても今の環境を変えなければならない事情があったり、ずっと望んでいたキャリアアップのチャンスが巡ってきたりした場合は、厄年だからといって諦める必要はありません。
その代わり、いつも以上にスケジュールに余裕を持ち、睡眠と食事をしっかりとり、体調管理を意識すること。
そして、新しい環境に慣れるまでは無理をしないよう意識することが大切です。
厄年は周囲の家族にも影響するのか

自分が厄年を迎えると、
「家族にも何か影響があるのではないか」
と心配になることがあります。
「厄移り」という言葉を聞いて、不安な気持ちになる方もいるかもしれません。
いわゆる八方塞がりの年や大厄の時期に、本人の運気の低下が周りに影響すると信じられていた時代もありました。
しかし、一般的な厄払いの考え方では、厄払いは本人の身を清めて災いを遠ざけるためのものとされ、「自分の厄が他の人に移る」といった考え方とは異なります。
つまり、スピリチュアルな意味での厄移りを過度に心配しなくてよいでしょう。
現実的な波及効果の考え方
一方で、現実的な視点で見ると、間接的な影響はあるかもしれません。
例えば、厄年の人が無理を重ねて体調を崩してしまった場合、家族が看病で疲れてしまったり、家庭内の雰囲気にも影響したりすることがあります。
家族は生活を共にしているため、一人が不調になると、家族全体の生活リズムに影響することもあります。
「厄が移るから神社に一緒に行ってはいけないのかな」と気にする方もいますが、これも過度に気にしすぎなくてよいでしょう。
むしろ、家族や友人と一緒に参拝し、厄除けや家内安全の祈祷を共に受けることは、心理的な連帯感を高め、「みんなで見守っているよ」という安心感に繋がります。
家族が厄年であってもなくても、一緒に祈る時間は、不安を和らげるきっかけになるかもしれません。
女性が厄年にやってはいけない事と対策

ここまでは厄年の基本的な考え方や避けた方がいい行動について見てきましたが、ここからは、60代の厄年の考え方についてや、日常の中で取り入れやすい具体的な対策、気持ちを落ち着かせるための習慣などについてお話ししていきます。
60歳女性の厄年と厄払いの時期

女性の数え年61歳(満年齢60歳)は、厄年のひとつであり、同時に「還暦」という長寿をお祝いする年でもあります。
地域によっては男女ともに61歳を厄年とするところも多く、この年齢は人生の大きな節目となります。
仕事をしている方なら定年退職で社会との繋がり方が変わったり、子育てが一段落したり、暮らし方が変わったりと、環境が大きく変わる時期です。
また、体力的な変化を感じる人もいる年代です。
厄払いはいつ行けばいいの?
厄払いに行く時期として、一般的に知られているのは「お正月が明けてから節分(2月3日頃)まで」の期間です。
これは、旧暦では節分が一年の区切りと考えられていたため、新しい年(立春)を迎える前に災厄を落とし、スッキリした気持ちでスタートを切るという意味が込められています。
ただ、最近の神社やお寺では、節分を過ぎてからでも、あるいは自分の誕生日など個人の節目のタイミングでも、年間を通して厄払いの祈祷を受け付けてくれるところが多く見られます。
お守りや授与品を受ける予定があるなら、後で慌てないよう、厄除け箸をいつまで使うかのような授与品の扱いも先に知っておくと安心です。
とくにお正月や節分の時期は境内がとても混み合い、外で長く待つこともあります。
シニア層や体調に不安がある方は、あえて混雑する時期を避け、気候が穏やかで体調の良い日を選んでお参りに行くのが、体に負担をかけにくい選択かなと思います。
厄払いやご祈祷を受けるときの服装
神社やお寺の本堂に上がり、正式なご祈祷を受ける際の服装は、「フォーマル」または「セミフォーマル」が基本とされています。
神様や仏様の前に出るという気持ちを表すため、清潔感のあるきちんとした服装を心がけたいものです。
| 服装の要素 | 推奨されるスタイルとマナー | 控えたいスタイル |
|---|---|---|
| ベースウェア | 黒、ネイビー、グレーなどの落ち着いた色のスーツ、またはフォーマルなワンピース。露出の少ないデザイン。 | ダメージジーンズ、Tシャツ、スウェット、露出の多い服、派手な柄物などのカジュアルすぎる服。 |
| インナー | 清潔感のある白シャツやブラウス。襟付きだとよりきちんとした印象になります。 | ロゴが大きく入ったシャツ、タンクトップなど。 |
| 足元・靴 | 黒のパンプス。社殿に上がるため、ストッキング(黒または肌色)を着用すると安心です。 | 傷や汚れのある靴、サンダル、かかとのない靴。素足で社殿に上がるのは避けるのが無難です。 |
| アクセサリー類 | 華美すぎないシンプルなもの。パールのネックレスなどが適しています。 | 境内や社殿での帽子の着用(社務所に事前相談がある場合を除き、控えるのが無難です)。 |
厄年の女性がやると良い3つの習慣

厄年は、ただ不安に過ごすだけの時期ではありません。
今の自分の暮らしを見直し、少し先の未来に向けて身の回りを整える、とても良い機会です。
厄年の女性が日常に取り入れやすい、やると良いとされる3つの習慣をご紹介します。
1. 「断ち物」をして健康を整える
断ち物とは、自分が好きな嗜好品(お酒や甘いもの、タバコなど)や、やりすぎている習慣(SNSの見すぎなど)を、一定の期間だけ意図的にやめるという昔ながらの風習です。
自分の習慣を見直すきっかけになり、感謝の気持ちを思い出すという意味があります。
また、健康面から見ても、体に負担をかけている習慣を減らすことは、健康管理を見直すきっかけになります。
無理のない範囲で、週に数回お酒を休む日を作るといった小さなことから始めるのもよさそうです。
2. 徹底的な掃除と断捨離
風水や古くからの言い伝えでは、「厄(邪気)は古いものや汚れた場所に溜まりやすい」と考えられることがあります。
そのため、家の中をきれいに掃除したり、使っていない不要なものを手放す「断捨離」をすることは、物理的に環境をスッキリさせるだけでなく、気持ちを切り替えるきっかけにもなります。
とくに、玄関や靴まわりを整えること、水回り(お風呂、トイレ、キッチン)をきれいに保つことは、気分の切り替えにも役立ちます。
心がモヤモヤしたときは、引き出し一つ分だけ片付けてみるのもおすすめです。
3. 周りの人に感謝の気持ちを振る舞う
厄年の時期に、あえて家族や友人を食事に招いてご馳走したり、ちょっとした贈り物をしたりする行為も良いとされています。
これは、「家族や友人への感謝を形にして、気持ちを整える」という、一種の厄落としの考え方です。
また、一緒に美味しいものを食べて楽しい時間を過ごすことで、周囲とのつながりを感じながら、気持ちを前向きに整えるという意味もあります。
周りへの感謝を伝えつつ、自分自身の気持ちも上向く、とても素敵な知恵だと思います。
厄除けに最適な縁起物とネックレス

日本では昔から、厄年を迎える人に対して、家族や親しい人が「厄除けの願い」を込めて縁起物をプレゼントする風習があります。
女性への贈り物として、とくに以下の3つの要素が含まれるアイテムが良いとされてきました。
- 長いもの:昔は今よりも平均寿命が短かったため、「少しでも長く生きられますように」という長寿の願いが込められています。昔は帯などが選ばれていましたが、今ではネックレス、マフラー、スカーフ、ベルトなどが一般的です。
- 七色のもの:仏教における「七宝」や七福神を象徴しています。また、「ラッキーセブン」としての縁起の良さや、日本語の語呂合わせで「8と9(ヤク)が来ないように」という意味から、幸運のシンボルとされています。
- 丸いもの:「角が立たず人間関係が円満にいくように」「厄除けの願いを込める」という意味合いがあり、お守りとして親しまれる象徴とされています。
厄年のプレゼントの定番「真珠(パール)のネックレス」
母親から娘へ、あるいは夫から妻への厄年のプレゼントとして、とくに人気があるのが真珠のネックレスです。
真珠は、長いもの(ネックレスの形状)、丸いもの(真珠の形)、七色(光の反射で虹色に見える干渉色)という、厄除けの3つの条件をすべて満たしているため、縁起が良いものとして親しまれています。
また、実用的な面から見ても、30代の女性は、子どもの入園・卒園式、知人の結婚式、あるいは親族の法事など、フォーマルな場に出る機会が増える人もいます。
このタイミングで、一生使えるような品質の良いアコヤ真珠や南洋パールのチョーカー(首元に沿う一般的な長さのもの)を揃えておくのは、実用面でも選択肢のひとつです。
ご両親から贈る場合は、一緒に神社へ厄払いに行き、その後の食事の席で手渡すといった形にすると、より思い出に残るのではないでしょうか。
厄除けネックレスのデザインとモチーフ
真珠以外にも、お守り(アミュレット)として普段使いしやすい厄除けネックレスがあります。
歴史的に意味のあるモチーフを選ぶ方も多いです。
ホースシュー(馬蹄)
ヨーロッパなどを発祥とする伝統的な魔除けのシンボルです。
上向き(U字型)は「幸運をくぼみに受け止めて溜め込む」、下向きは「不運を払う願いを込める」「幸運が降り注ぐ」という願いが込められることもあり、厄落としの目的で選ばれることが多いデザインです。
七色のカラーストーン
アメジスト、ペリドット、シトリン、タンザナイトなど、7つの異なる天然石を並べたネックレスです。
胸元に小さな虹色の輝きを置くことで、厄除けの願いを込めたお守りのような意味合いを持ちます。
和の縁起モチーフ
漆を使ったものや、長寿を表す「菊」、魔除けの「藤」、幸運の「てんとう虫」などをあしらった和風のペンダントもあります。
落ち着いた気品があり、60代の厄年の方への贈り物にも適しています。
厄除けに人気の天然石と浄化方法

厄年の少し落ち着かない気持ちを和らげ、お守り代わりに身につけるアイテムとして、天然石(パワーストーン)を選ぶ方もいます。
石に特別な魔法があるわけではありませんが、昔から人が祈りや願いを込めてきた自然の鉱物には、持っていることで少し安心感を覚える人もいます。
厄除けや守護の意味合いで長く親しまれてきた、代表的な天然石をいくつかご紹介します。
| ストーンの名前 | 見た目の特徴 | 言われや歴史的背景 |
|---|---|---|
| モリオン(黒水晶) | 光を通さない漆黒 | 漆黒の見た目から、厄除けのお守りとして親しまれていると言われています。厄除けの石としてよく知られており、昔から魔除けとして用いられてきました。 |
| オニキス | 黒色 | 人間関係や冷静さを願うお守りとして親しまれています。「魔除けのお守り」として重宝されてきました。 |
| 水晶(クリスタル) | 無色透明 | すべての石の基本とされ、清らかさを象徴する石として親しまれています。他の石と組み合わせやすいのも特徴です。 |
| ラピスラズリ | 深い瑠璃色 | エジプトの遺跡などからも見つかっており、古くから護符として用いられてきた石です。幸運や成長を願う石として親しまれていると言われています。 |
| スモーキークォーツ | 褐色・煙のような色 | 落ち着きを願うお守りとして選ばれることがあります。 |
| 翡翠(ヒスイ) | 緑色 | 日本でも縄文時代から勾玉として使われていた歴史があります。災難除けや穏やかな気持ちを願う石として親しまれています。 |
| マラカイト | 緑色の縞模様 | 独特の模様から、魔除けの願いを込める石として親しまれています。 |
天然石のメンテナンスと浄化
天然石をお守りとして身につける場合、定期的に「浄化」というお手入れをすると、気持ちよく使い続けることができます。
石はホコリや皮脂で汚れるだけでなく、身につけるうちに汚れが付くため、定期的にお手入れすると気持ちよく使えます。
一番簡単でよく知られている浄化方法は、水晶クラスター(群晶)の上に数時間から一晩置いて休ませる方法です。
水晶は浄化の象徴として親しまれているため、石を気持ちよく保つお手入れとして取り入れられています。
ほかにも、満月や新月の光に当てる「月光浴」や、ホワイトセージというハーブの煙に数秒くぐらせる方法もあります。
お気に入りのアクセサリーを丁寧にお手入れする時間は、自分自身の心を落ち着かせる良いリラックスタイムにもなります。
注意点
石の種類によっては、水洗いや日光に当てることで退色したり傷んだりするものがあります。
お手入れの際は、購入したお店の案内に従うか、水晶や月光浴など石を傷めない方法を選ぶと安心です。
また、パワーストーンや縁起物はあくまで心の支えです。
体調や健康面で不安がある場合は、医療機関などの専門家に相談してください。
女性が厄年にやってはいけない事まとめ
女性の厄年について、さまざまな角度から見てきました。
19歳、33歳、37歳、61歳という年齢は、進学、結婚、出産、キャリアの変化、そして更年期や退職など、女性の心身や生活環境が変化しやすいタイミングと重なることがあります。
厄年だからといって、新しい挑戦や環境の変化をすべて「やってはいけない」と諦める必要はありません。
とくに、出産や結婚といったおめでたい出来事は、むしろ厄落としとして前向きに捉えられる契機になると考えられています。
転職や引っ越しなど、どうしても避けられない変化があるときは、無理をせずにスケジュールに余裕を持たせ、体調管理をいつも以上に意識する。
それくらいの心がけがあれば、不安を和らげながら過ごしやすくなります。
厄年を「必要以上に不安になる年」と捉えるのではなく、これまで頑張ってきた自分を労わり、少しペースを落として暮らしのメンテナンスをする期間だと考えてみてください。
お守りとして真珠のネックレスや天然石を身につけたり、部屋をスッキリと掃除したりしながら、体調に不安がある場合は専門家にも相談しながら、ご自身のペースで過ごしていけることを願っています。


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