春は自分が願っていてもいなくても、周囲の環境が目まぐるしく変わる季節です。
大人になると春は気疲れの季節で面倒臭いと感じることも少なくありません。
嬉しい反面、気疲れも相当なので、日々手抜きや自分へのご機嫌取りも欠かせません。
そんな時期に重なるのが春の土用です。
春の土用にやってはいけないことやいつからいつまでなのか、そして土動かしや草むしりがなぜタブーとされているのか気になっている方も多いのではないでしょうか。
また、転職や引っ越しなど移動も凶と言われる理由や、春の土用の食べ物としておすすめのいのつくものや白い食材を選ぶ意味、間日を活用した回避策や最適な過ごし方についても知りたいところかなと思います。
実はこの期間、風水やスピリチュアル的に季節の変わり目で気が乱れ、一年で最も疲れやすい時期とされています。
この記事では、忙しい私たちがメンタルを安定させて日々を過ごすためのヒントとして、春の土用に気をつけたいタブーと、自分を優しく守るための対策をまとめました。
- 今年の春の土用がいつからいつまでなのか正確な期間がわかる
- 土動かしや移動など春の土用におけるタブーの合理的な理由が理解できる
- 春の土用におすすめの食べ物や心身を整える過ごし方がわかる
- 気の乱れを防ぐための具体的な浄化やバリアの方法を知ることができる
春の土用にやってはいけないことの理由

春の土用の期間は、なぜ色々なタブーがあるのでしょうか。
まずはその基本的な意味や、私たちの体調との関係について見ていきたいなと思います。
昔の人の知恵を知ることで、納得できる部分も多いですよ。
今年の春の土用はいつからいつまで

4月といえば、私たち40代の共働き世代にとっては1年で最も目が回るような忙しさを迎える時期ですよね。
子どもが新しい学年になれば、山のようなプリントに目を通し、書類に名前を書き、新しいクラスの懇談会やPTAの役員決めに顔を出さなければなりません。
それに加えて、職場でも新入社員の受け入れや部署の異動があり、自分自身の業務もドタバタ。
朝は再びお弁当作りが始まり、毎日息をつく暇もないまま、あっという間にゴールデンウィークの足音が聞こえてくる……。
そんな、1年で最も疲労とストレスがピークに達するタイミングにやってくるのが「春の土用」です。
そもそも土用とは、立春や立夏、立秋、立冬といった季節の始まりを示す「節気」の直前にある、約18日間の期間を指す暦の言葉です。
夏の土用の丑の日などは有名ですが、実は土用は春夏秋冬のすべての季節に存在しています。
2026年のカレンダーで確認してみると、立夏は5月5日となっています。
したがって、その直前にあたる4月17日(金)から5月4日(月)までが、今年の春の土用ということになります。
この約18日間は、文字通り「春から夏へと移り変わる過渡期」です。
気象学的にも、日中は初夏のように暑いのに朝晩は急に冷え込むなど寒暖差が激しく、低気圧と高気圧が交互に通過して大気圧の変動も非常に大きい時期にあたります。
東洋の古い思想である「陰陽五行説」の考え方では、世の中のすべてのものは「木・火・土・金・水」の5つの要素で成り立っているとされています。
春は「木」、夏は「火」、秋は「金」、冬は「水」の気がそれぞれ支配するのですが、これら4つの季節の変わり目(移行期間)には「土」の気が割り当てられていて、これが土用の語源になっています。
土の気が最も旺盛になるこの期間は、大地にエネルギーが満ち溢れて植物がぐんぐん成長する一方で、そのエネルギーが過剰に作用することで、自然環境や人間の体調が極めて不安定になりやすいと考えられています。
【豆知識】
土用の期間は、激しい気候の変化に人間の自律神経系がなんとか適応しようとして、無意識のうちに多大なエネルギーを消耗しやすくなります。
「なんだか体がだるい」
「朝起きられない」
「やる気が出ない」
と感じるのも、決してあなたのせいではなく、この時期特有の防衛本能が働いている証拠かもしれませんね。
土動かしや草むしりは避ける

春の土用の期間中に、昔から最も強く禁じられている代表的なタブーが「土動かし」です。
春の陽気に誘われて、ホームセンターの園芸コーナーには色鮮やかなお花の苗や夏野菜の苗がたくさん並び始めますよね。
「週末はベランダ菜園の土を入れ替えようかな」「お庭の草むしりをして綺麗にしよう」とガーデニングの意欲が湧いてくる時期でもあります。
しかし、昔からの言い伝えでは、このようなちょっとした土いじりから、家屋の基礎工事、増改築、井戸掘りなどの大規模な土木作業に至るまで、土に触れる行為はすべて避けるべきだとされてきました。
なぜなら、この土用の期間中は、土を司る「土公神(どこうじん)」という強力な神様が土の中に滞在してゆっくり休まれていると考えられているからです。
神様がいらっしゃる土をスコップで掘り返したり、いじくり回したりすると、神様の領域を侵して怒りを買い、災厄を招いてしまうという思想が民俗学的に定着しています。
「神様が怒るなんて、ただの古い迷信でしょ?」と思ってしまう方もいるかもしれません。
でも、この言い伝えの背後には、実は先人たちのとても合理的で優しい知恵(ノウハウ)が隠されているんです。
先ほどの見出しでもお話ししたように、春から夏への移行期であるこの時期は、気候が不安定で自律神経が疲れ切っています。
ただでさえ新年度のストレスで心身ともに疲労が蓄積している時に、腰をかがめ、重い土を運び、手足に力を入れるような肉体的な負担の大きい長時間の作業を行うことは、腰痛や過労、ひいては免疫力の低下を引き起こす直接的な原因になってしまいます。
ギックリ腰になってしまっては、せっかくのゴールデンウィークも台無しですよね。
つまり、「神様がいるから土を触ってはいけない」という禁忌は、季節の変わり目における「強制的なお休み期間」として機能していた生理学的な安全装置だったのだと思います。
「やりたい気持ちはあるけれど、今は神様がお休み中だから、私も休んでいいんだ」と、自分を甘やかすための正当な言い訳として、この言い伝えをありがたく使わせてもらいましょう。
転職や引っ越しなど移動も凶

土動かしのタブーに関連して、春の土用には引っ越し、新居の購入や契約、転職、結納、結婚など「新しいことを大きく始めること」や「空間を大きく移動すること」も同様に凶(良くないこと)とされています。
とはいえ、現実問題として4月や5月は生活環境の変化が最も激しい時期です。
私たち40代の共働き世代にとっても、会社からの辞令で急な異動や転勤が決まったり、子どもが遠くの学校に進学して下宿を始めたりと、自分たちの意志とは関係なく「移動」や「新しいこと」を強制されることが少なくありません。
だからこそ、「移動が凶と言われても、どうしようもないじゃない!」と焦りや不安を感じてしまう方も多いと思います。
でも、安心してください。
このタブーが意味している本当の目的は、「絶対に動くな」という呪いのようなものではなく、「ただでさえ不安定な心身に、さらなる適応ストレス(負荷)をかけないようにするための予防的措置」なのです。
もし、引っ越しのタイミングと重なってしまって、方位の悪さなどがどうしても気になる時は、風水における凶方位(破回殺など)の意味と適切な対策を知っておくことで、無駄な不安を手放せるかなと思います。
新しい職場での人間関係の構築や、引っ越しに伴う荷ほどきや手続きなどは、私たちが想像している以上に脳と体に多大なエネルギーを要求します。
すでに春の寒暖差や新学期のドタバタで自律神経のキャパシティがギリギリの状態になっているところに、さらに「よし、ついでに新しい習い事も始めよう!」「週末は遠くまで旅行に行こう!」と自ら予定を詰め込んでしまうと、パツンと糸が切れたように体調を崩してしまう危険性があります。
【ポイント】
どうしても避けられない引っ越しや異動がある場合は、それ自体を気にする必要はありません。
その代わり、
「今はいつも以上に疲れやすい時期だから、休日は絶対に何もしない」
「夕飯は徹底的に手抜きをする」といった具合に、その他の部分で意識的にブレーキを踏んで心身を休ませてあげることが、このタブーを上手に乗り切るコツかなと思います。
脾を守る春の土用の食べ物

東洋医学(漢方)の考え方に基づくと、春の土用の時期に最も優しく保護してあげなければならないのが「脾(ひ)」という臓器だと言われています。
ここで言う「脾」とは、西洋医学における脾臓という単一の臓器のことだけを指しているのではなく、胃や腸を含めた「消化・吸収・代謝」を司るシステム全体の機能を総合的に意味しているそうです。
つまり、「胃腸をいたわること」が、春の土用における体調管理の最大の鍵になります。
この「脾」には明確な特徴があり、「冷え」によって著しく機能が低下し、逆に「温める」ことによって快調に働くとされています。
春から立夏に向けて徐々に気温が上がってくると、ぽかぽか陽気の午後に冷たいアイスコーヒーを一気飲みしたり、夜にお風呂上がりで冷たいビールやアイスクリームを口にしたくなったりしますよね。
でも、これこそが脾にとって最もやってはいけないことです。
お腹を急激に冷やすことは、胃腸の働きをストップさせ、全身にエネルギーを巡らせる力を奪ってしまいます。
どんなに暑い日でも、お腹の中だけは驚かせないように、常温のお水や温かいハーブティーを選ぶのが基本となります。
さらに、現代の一般的な健康情報や美容情報のなかには「デトックスのために1日に2リットルのお水を飲みましょう」といった推奨がよく見られます。
健康な状態であれば良いのですが、東洋医学的な視点からは、少し注意が必要な場合もあるそうです。
胃腸(脾)が弱って疲れ切っている状態の時に、基準量だからといって無理にお水をガブガブ飲むと、内臓にとって処理しきれない重大な負担(水毒と呼ばれる状態)になってしまうことがあるのだとか。
特に、お腹を触ると冷たかったり、歩くたびに胃のあたりで「チャポチャポ」と水の音が鳴るような時は、すでに体内に余分な水分が停滞しているサインかもしれません。
食事中に多量のお水を飲むことも消化液を薄めてしまうので、食欲がない時は無理に3食を詰め込まず、お腹が空いたタイミングで温かくて消化の良いものを「少食少飲」でいただくのが、胃腸をいたわる一番の近道ですね。
【ご注意】
ここでご紹介する東洋医学の考え方や食事に関する体調管理のヒントは、あくまで古くからの知恵としての一般的な目安です。
水分の適切な摂取量などは個人の体質や持病によっても異なります。
すべての方に当てはまるわけではありませんので、正確な情報は医療機関の公式サイトをご確認いただいたり、深刻な体調不良を感じた際の最終的な判断は必ず専門家にご相談くださいね。
いのつくものや白い食材を選ぶ

土用といえば、多くの方が夏の土用の「うなぎ」を思い浮かべるのではないでしょうか。
あれは「丑(うし)の日」にちなんで、「う」のつく食べ物を食べて精をつけようという江戸時代からの風習ですよね。
うなぎが高価な場合は、消化の良い「うどん」を代用品として食べる習慣も定着しています。
これに対して、春の土用にもしっかりと縁起の良い食べ物が存在します。
春の土用は「戌(いぬ)の日」が起点となるため、「い」のつく食べ物を食べると運気が上がると言われています。
また、五行説において春(木)から夏(火)へ向かう過渡期には、秋の気である「金・白」の要素を取り入れることで全体のバランスが整うという考え方から、「白い食べ物」を摂取することも推奨されています。
毎日の夕飯の献立を考えるのが面倒な時こそ、この「い」と「白」のキーワードをゲーム感覚でスーパーの買い物に取り入れてみてはいかがでしょうか。
| おすすめの食材 | 具体的な例 | 身体や脾への作用メカニズム |
|---|---|---|
| 「い」のつく食材 | イワシ、イカ、イチゴ、インゲンなど | 縁起物としての意味合いが強いですが、春先に旬を迎えるものも多く、新鮮なエネルギーを補給できます。 |
| 白い食材 | 大根、しらす、白身魚、豆腐、うどんなど | 胃腸への刺激が少なく消化に優しいため、弱りやすい脾を優しくサポートし、無理なく栄養を吸収できます。 |
| 自然の甘味と黄色い食材 | 玄米、かぼちゃ、さつまいも、大豆など | 脾(胃腸)の元気を直接的に養い、消化吸収機能を高めて効率よくエネルギーを補給する作用があるそうです。 |
| 春の苦味を持つ食材 | 菜の花、タケノコ、フキノトウ、タラの芽など | 冬の間に体内に溜まった老廃物をデトックス(解毒)し、のぼせやイライラなどの炎症を鎮めてくれます。 |
| 温性の食材 | 生姜、シナモンなど | 気温上昇とともについ摂りがちな冷たいものから脾を守り、内臓を芯から温めて胃腸の働きを助けます。 |
特におすすめなのは、大根おろしと釜揚げしらすをたっぷり乗せた温かいおうどんや、お豆腐とイワシのつみれ汁などです。
胃腸に負担をかけず、じんわりと体が温まるメニューは、疲れた40代の体に染み渡ります。
「今日は土用の縁起物だから」と言って、夕飯作りを手抜きする立派な口実にもなりますよ。
回避策として間日(まび)を活用する

ここまで読んでいただいて、「土動かしもダメ、新しいこともダメ、移動もダメって……現代の複雑な生活を送る私たちには、そんなの絶対に無理!」と強い不安を感じてしまった方もいるかもしれません。
特に、すでに土用の期間中に家のリフォーム工事や、庭の芝生を張り替える予定、あるいは重要な契約の予定などを入れてしまっている場合は、どうすればいいのか焦ってしまいますよね。
でも大丈夫です。
昔の暦は本当に都合よくできていて、そんな実生活への支障を回避するための「間日(まび)」という素晴らしい例外規定システムがちゃんと用意されているんです。
間日とは、土の神様である土公神が、一時的に土の中から天上界へと帰還される日のことです。
神様がお留守にしているこの特定の日であれば、土を動かしても、新しいことを始めても、空間を移動しても、一切の災いやお咎めがない「免責日」とされています。
各季節の土用には、十二支に基づいた特定の間日が割り当てられています。
春の土用においては「巳(み)・丑(うし)・酉(とり)」の日が間日として機能します。
このルールを2026年のカレンダーに当てはめて具体的な日程を特定してみましょう。
春の土用期間(4月17日〜5月4日)の中で条件に合致するのは、5月1日(金)と5月4日(月)の2日間です。
【ポイント】
もし土を触るようなガーデニングや、大きな買い物の契約、新居の手続きなどを土用期間中に行う必要があるなら、この5月1日か5月4日にスケジュールを調整するのがベストです。
さらに、日本の伝統的な暦には「一粒万倍日(新しいことを始めるのに最適な日)」や「大明日(太陽の光が隅々まで照らす吉日)」といった吉日もあります。
間日とこれらの吉日が重なる日を選べば、「やってはいけない時期だけど、間日だし吉日だから大丈夫!」と、自分自身の不安や焦燥感を劇的に軽減することができますよ。
春の土用にやってはいけないことの対策

春の土用が心身ともに「気をつけたいデリケートな時期」だということをお伝えしました。
ここからは具体的にどう過ごせばメンタルを安定させて、ストレスなく乗り切れるのか、私なりの具体的な対策やアイテムをご紹介しますね。
気を巡らせる最適な過ごし方

東洋医学の観点では、飲食などの肉体的なタブーに加えて、精神的な活動においても春の土用特有のやってはいけないことがあるそうです。
それは「過度に頭を使うこと」と「深く思い悩むこと」です。
「えっ、考えることもダメなの?」と驚かれるかもしれません。
実は、過剰な思考活動や強いストレスは、脾(胃腸)に直接的な負担をかける要因になると言われています。
悩んでばかりいると胃がキリキリ痛くなったり、食欲が落ちたりした経験は誰にでもありますよね。
これは現代医学でも注目されている「脳腸相関(Brain-Gut Axis)」というメカニズムとも一致するそうです。
強いストレスを感じると、交感神経が優位になりすぎて、消化を助ける副交感神経の働きが抑え込まれてしまうのです。
(出典:公益財団法人 腸内細菌学会『脳腸相関(brain-gut interaction)』)
私たち40代主婦の頭の中は、子どもの学校の心配、夕飯の献立、仕事の締め切り、親の健康のことなど、常にタブがたくさん開いているパソコンのようにフル回転しています。
でも、この時期だけは意図的に「考えるという能動的な精神活動」を一時停止させる時間を作らなければなりません。
考えることを手放すための具体的な代替行動としておすすめなのが、「多動(身体を軽く動かすこと)」と「五感で自然を感じること」です。
休みの日にソファでじっとスマホを見て悩むのではなく、近所の公園を少しだけ散歩してみてください。
そして、吹く風の心地よさ、鳥のさえずり、新緑の匂いなど、ただ入ってくる情報を「五感で感じる」ことだけに意識を向けます。
このマインドフルネスな時間が、自律神経のバランスを整え、滞っていた気を巡らせて、結果的に胃腸への負担を和らげる最高の過ごし方になります。
開運日の3月31日にバリアを張る

春の土用の時期がどれほど精神的に揺らぎやすく、体調を崩しやすい期間なのかを知っておくだけでも、心の準備ができますよね。
でも、できれば土用に突入する前に、あらかじめ心身のガードを固めておくような「予防策」を講じておきたいところです。
そこでおすすめしたいのが、暦の上で運気が大きく切り替わるとされる吉日や開運日を、自分を守るための区切りとして活用することです。
たとえば、春の土用が始まる前の3月31日などは、暦上で縁起が良いとされる日が重なりやすい時期でもあります。
2026年3月31日のトリプル開運日のような特別なタイミングをただ見過ごすのではなく、「これからやってくる気疲れの季節に備えて、自分自身にバリアを張る日」として設定してしまうのです。
具体的に何をするかというと、普段使っている身の回りのものを新調したり、自分にとって気分が上がるお守り的なアイテムを購入したりすることです。
春は子どもや家族のための出費ばかりで、自分のことは後回しになりがちですよね。
だからこそ、「開運日だから」「土用を乗り切るためだから」という大義名分を盾にして、自分をご機嫌にするアイテムを堂々とお迎えするのです。
「このアイテムを手に入れたから、私のメンタルは守られている。
ここから先のドタバタもきっと大丈夫」という心理的な安心感が、目に見えない強固なバリアとなって、周囲の慌ただしい環境からあなた自身の心を守ってくれるはずです。
オニキスの指輪で気の乱れを防ぐ

自分にバリアを張るための具体的なお守りアイテムとして、私が特におすすめしたいのが「オニキス」という天然石を取り入れたアクセサリーです。
パワーストーンや天然石というと、少し専門的でスピリチュアルなイメージを持つ方もいるかもしれませんが、私はもっと気軽に「気持ちを切り替えるスイッチ」として楽しんでいます。
オニキスは、深い漆黒の色合いが美しい石で、古くから強力な魔除けや厄除けの象徴として愛されてきました。
外部からのマイナスなエネルギーや他人の悪意、ネガティブな感情を跳ね返し、持ち主の心身を守ってくれるという、とても頼もしい意味合いを持っています。
風水的にも「季節の変わり目で気が乱れやすく、周囲の環境変化によるストレスを受けやすい」とされる春の土用には、まさにぴったりの石だと思いませんか?
新しい職場で気の合わない人と接しなければならない時や、ママ友同士の面倒な付き合いがある時など、「今の私にはオニキスがバリアを張ってくれているから、あんなネガティブな言葉は弾き返せるわ」と心の中で密かに思うだけで、スッと心が軽くなります。
数珠のような大げさなものでなくても、華奢なリングや小さな一粒ネックレスなど、日常使いできる洗練されたデザインのオニキスアクセサリーはたくさんあります。
「いかにも」なお守りのデザインが苦手な方でも、普段使いしやすいおしゃれな厄除けリングの選び方を参考に探してみると、大人の女性のコーディネートを引き締めてくれる効果もあるので、春のお守りとして一つ持っておくととても心強い味方になってくれるかなと思います。
セージで家を浄化し大人しく過ごす

外からのネガティブな気から自分を守るだけでなく、自分が一番長く過ごす「家の中の環境」も、心地よくクリーンに整えておきたいですよね。
春の土用の期間は、なんだか気分が晴れなかったり、家族全員がそれぞれ外で新年度のストレスを抱えて帰ってくるため、リビングの空気がどんよりと重く感じられることがよくあります。
スピリチュアルな情報や風水の本を読むと、こういう空間の浄化には「ホワイトセージの葉に火をつけて煙をくゆらせる」のが一番良い、なんて書かれていますよね。
でも、正直に告白します。
毎日バタバタと忙しく、根がズボラな私にとって、耐熱のお皿を用意して葉っぱに火をつけ、火の元を気にしながら煙を部屋中に回して、最後に灰の片付けをするなんて……ハードルが高すぎて絶対に続きません。
「浄化の前に、その作業で疲れちゃうよ!」というのが本音です。
そんな面倒くさがりな私がよくやっているズボラな浄化作戦が、「セージの香りがブレンドされたアロマオイルやルームスプレー」を活用することです。
これなら、お気に入りのアロマディフューザーに数滴ポトッと垂らしてスイッチを入れるだけ、あるいは空間にシュッとひと吹きするだけで完了します。
火も使わないし、片付けの必要もゼロ。
それなのに、セージ特有の少しスパイシーでスーッと抜けるような清涼感のある香りが、一瞬にして部屋中に広がってくれるんです。
この手軽なセージの爽やかな香りが、部屋の隅々に溜まった淀んだ空気や、家族が持ち帰ってきたイライラした感情を、窓の外へとサッと追い出してくれるような気がするから不思議です。
香りの効果というのは本当に侮れなくて、嗅覚から直接脳に働きかけることで、気分がパッとリセットされ、頭の中のモヤモヤも晴れていくのを実感できます。
春の土用の期間中、特にゴールデンウィークの前半などは、「せっかくの連休だからどこか遠くに出かけなきゃ!」と無理に予定を詰め込むのはやめましょう。
お気に入りのアロマで手軽にお部屋を良い香りで満たし、温かいお茶を飲みながら、ただのんびりと大人しく過ごす。
それこそが、忙しい40代にとって一番の贅沢であり、自分を労る究極の過ごし方かなと思います。
手間をかけずに空間を整えて、休日は思いっきりダラダラすることを、どうか自分に許可してあげてくださいね。
まとめ:春の土用にやってはいけないこと
今回は、「春の土用にやってはいけないこと」というテーマで、古くから伝わるタブーの理由と、心身を守るための具体的な対策についてお話ししてきました。
かなり長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。
土動かしや大きな移動がタブーとされているのは、決して恐ろしい呪いなどではなく、「季節の変わり目で自律神経が疲れているのだから、無理をせずに休んでね」という先人たちの優しさと思いやりが詰まったメッセージでした。
私たちもその知恵をありがたく借りて、この時期は堂々と手抜きをしていいんです。
胃腸(脾)を冷やさないように気をつけ、「い」のつくものや白い食材で優しく栄養を補給する。
どうしても外せない予定がある時は、「間日」を上手に活用して不安を和らげる。
そして何より、一人で考えすぎずに五感を使ってリラックスする時間を持つことが大切です。
春の土用は気が乱れる時期だからこそ、事前の開運日にオニキスのお守りで自分を守るバリアを張り、お休みの日はセージの香りで家を浄化して、とにかく大人しくのんびりと過ごす。
そんな風に、自分を労り、甘やかすための言い訳として、暦の知恵をうまく使っていきたいですね。
皆さんも、どうか無理をせず、ご自身の心と体のペースを一番に大切にして、この気疲れの季節を健やかに乗り越えていきましょう。

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