自動調理鍋は何が作れる？料理苦手ママが解説する機種別メニュー

こんにちは。

毎日仕事に家事に育児にと、バタバタ過ごしている中で「毎日のご飯作りがしんどい」と感じること、ありませんか。

私も子供が小学生になり、食べる量も増えてきた一方で、自分自身の体力はキャパオーバー気味。

キッチンに立つのが億劫で、「誰か今日の献立を決めて、材料を入れるだけで作ってくれないかな…」と切実に思う日がよくあります。

そんな時に救世主として気になるのが自動調理鍋です。

気になるのは、決して安い買い物ではないという点ですが、特に私のように「そもそも料理が苦手でレパートリーが少ない（レシピを知らない）」という人間にとっては、ただ鍋が温まるだけでは意味がないんです。

「高いお金を出して買ったのに、使いこなせなくて置物になったらどうしよう…」

そんな不安を解消するため、購入前の徹底リサーチとしてネットのランキングや口コミ、スペック表を穴が開くほど調べてみました。

すると、機種によって内蔵されているレシピ数が「7種類」しかないものから「270種類以上」あるものまで、モデルによって天と地ほどの差があることが分かってびっくりしました。

また、パナソニックから発売されている「オートクッカー ビストロ」のように、業界最高クラスの圧力と「鍋底かきまぜ」機能を両立させた、とんでもないハイスペックモデルの存在も知りました。

性能にうっとりします。

この記事では、まだ自動調理鍋を持っていない私が、「料理苦手な人が本当に頼れる鍋はどれか」というテーマで比較検討した結果をシェアします。

自動調理鍋で何が作れるか知る前に見る基本

 

「自動調理鍋があれば、魔法のように料理が出来上がる！」と夢を見てしまいますが、購入してから「レシピが少なくて結局カレーしか作れない…」「思ったより時間がかかる」と後悔したくありません。

そこで、先輩ユーザーたちのリアルな口コミから、その特性と「レシピの仕組み」を徹底的に洗い出してみました。

自動調理鍋のメリットとデメリットを比較

調べれば調べるほど魅力的だったのは、やっぱり「時間の質が劇的に変わる」という点です。

これは単なる時短ではありません。

材料を切って調味料と一緒に入れてスイッチを押せば、あとは完全に「ほったらかし」でOKなんです。

火加減の調整も、吹きこぼれの心配も、焦げ付かないように混ぜる手間もいらない。

「コンロの前から解放される」というのは、火加減が下手な私にとって最強のメリット。

さらに、料理苦手な私にとって刺さったのが「献立を考える苦しみからの解放」です。

レシピブックや内蔵メニューが豊富な機種（特に上位モデル）なら、液晶画面を見て「今日はこれ」と選び、画面の指示通りに材料を入れるだけで、失敗なく料理が完成するそうです。

「ローストビーフや角煮など、ハードルの高い料理が一発で成功した」「お店のような味が家庭で出せる」という口コミを読むたびに、購買意欲が高まります。

「味付けが適当で失敗した」という悲劇は、ナビ通りの分量を守れば防げそうです。

一方で、購入前に覚悟しておくべきデメリットも見えてきました。

よくある失敗談として多かったのが「設置場所」と「お手入れ」、そして「レシピ数や時間の現実」です。

多くの機種は炊飯器より一回り大きく、蓋を開けるスペースや蒸気を逃がす場所も必要です。

我が家の狭いキッチンに置けるのか、収納場所をどう確保するか、メジャーを持ってうろうろしています。

また、一番誤解しやすいのが「調理時間」のようです。

圧力鍋タイプは「時短」と言われますが、レシピに「加圧15分」と書いてあっても、その前に「圧力が上がるまでの時間（予熱）」と、調理後に「圧力が下がるまでの時間（減圧）」が必要です。

これらを合わせると、トータルで30分〜40分かかることも珍しくないとか。

「仕事から帰ってきて10分で食べたい！」という過度な期待は禁物です。

 

自動調理鍋の4人家族におすすめの容量

子供が小学生以上で4人家族の場合、容量選びは「大は小を兼ねる」が鉄則のようです。

いろいろなレビューを見比べた結論として、迷う余地なく「満水容量4.0Lクラス以上（調理容量2.4L〜2.6L程度）」を選ぶべきだと確信しました。

「うちは小食だから小さいのでもいいかな？」と最初は思っていましたが、自動調理鍋を使うと「美味しいから子供がおかわりする」という嬉しい誤算が発生するそうです。

実際の口コミでも、「4人家族で2Lクラスを買ったら、カレーが一食分しか作れず、翌朝の分が残らなかった」「育ち盛りの子供がいると全然足りない」という後悔の声が後を絶ちません。

せっかく買うなら、カレーやシチューは一度に大量に作って翌日に回したり、冷凍ストックにしたりして、平日の家事負担を減らしたいです。

例えば、ティファールの「クックフォーミー」には6Lという特大モデルがあり、これなら最大6人分を一気に作れます。

また、私が今注目しているのがパナソニックの「オートクッカー ビストロ（NF-AC1000）」です。

この機種の調理容量は2.4L（満水容量4.2L）とたっぷりサイズ。

パナソニックの公式でも「2〜6人用」と謳っており、カレーなら一箱分をまるっと作れるそうです。

これまでは「パナソニックは容量が少なめだから…」と候補から外しかけていましたが、この容量なら4人家族の我が家でも十分メインを張れそうです。

 

自動調理鍋の選び方と重視すべき機能

「何が作れるか」以前に、料理が苦手な私が最優先でチェックしているのが「内蔵レシピの数」と「ナビゲーション機能」です。

ここを妥協すると、買った後に絶対後悔する気がします。

市場には「自動調理鍋」と名乗っていても、実は「圧力調理と加熱ができるだけ（レシピは自分で設定）」という機種もあれば、「画面に材料と手順が表示され、言われた通りにするだけで完成する」というナビ付き機種もあります。

料理が得意なら前者でも安くて良いのですが、レシピを知らない私の場合後者（レシピ内蔵・ナビ付き）を選んだ方がストレスは少ないと感じています。

1. レシピ数とナビゲーション機能
本体に内蔵されているレシピの数は、使い勝手に直結します。

例えば、ティファールの「クックフォーミー タッチ」などの上位モデルは本体に270種類ものレシピが入っており、カラー液晶画面で「次は玉ねぎを入れてください」と指示してくれます。

これならレシピ本を開く必要すらありません。

一方、パナソニックの最上位モデル「オートクッカー ビストロ（NF-AC1000）」も負けていません。

アプリと連携することで、なんと234種類（2025年9月時点）ものメニューに対応するそうです。

アプリから新しいレシピをどんどん本体に追加できるので、「飽きる」という心配がありません。

口コミでも「メニューがどんどん増えてくるのがいい」と評価されており、私のような「献立難民」には最強の味方になりそうです。

2. 加熱方式の違い（圧力 vs かき混ぜ）
ここが一番の悩みどころです。

「圧力調理タイプ」は角煮や牛すじをトロトロにするのが得意ですが、カレーなどは最後にルーを溶かす手間が必要です。

一方、シャープのホットクックに代表される「かき混ぜ機能付きタイプ」は、完全放置でカレーが作れますが、圧力はかかりません。

ところが、パナソニックの「オートクッカー ビストロ」は、この「圧力」と「かき混ぜ」の両方を搭載しています。

鍋底からかき混ぜながら、業界最高クラスの高圧（約2気圧）をかけることができる機種だと、魅力は他の機種よりも一歩リードです。

つまり、「角煮トロトロ」も「カレー完全放置」も両方叶うということ。

ただ、予算のバランスも難しい…。

「迷ったら全部入り」を選ぶのが正解かもしれませんが、価格・容量・機能のバランスでじっくり選びたいなと思いました。

重視ポイント	チェック内容
レシピ数	本体に何種類のメニューが入っているか。 （例：ティファール上位機種は270種類、パナソニックNF-AC1000はアプリ連携で200種類以上など）
スマホ連携	アプリでメニューを検索し、本体に送信できるか。 （シャープ「ホットクック」やパナソニック「オートクッカー」は購入後もレシピが増やせる）
ナビ機能	液晶画面に「材料」や「手順」が表示されるか。 この機能があれば、キッチンでスマホや本を開く手間がなくなります。

自動調理鍋の電気代とガス代の比較
「電気で長時間コトコト煮込むと、電気代が跳ね上がるんじゃないの？」と心配になります。

これも詳しく調べてみましたが、お使いのガスの種類によってメリットが変わってくるようです。

一般的に、プロパンガス（LPガス）を使っている地域の方なら、電気調理鍋に切り替えることで光熱費が安くなる可能性が高いです。

プロパンは単価が高いので、熱効率の良い電気鍋を使うメリットが大きくなります。

一方で、都市ガスを使っている場合は、もともとのガス単価が安いため、電気代の方が高くなるか、トントンになるケースもあります。

一概に「電気が安い」とは言えないようです。

ただ、コスト以外のメリットとして見逃せないのが「夏場の快適さ」です。

夏にガスコンロで煮込み料理を作ると、キッチンの室温が上がり、エアコンの効きが悪くなって冷房代がかさみませんか。

電気鍋なら室温への影響は最小限で済みますし、何より調理する私たちが汗だくにならなくて済むというのは、お金に換えられない価値がありそうです。

自動調理鍋は初心者でも使いこなせるか

「高い鍋を買っても、機能が多すぎて使いこなせるか不安…」そう思っている方はいませんか？

私はそうです。どれくらい機械に疎いかというと、いまだにアレクサをタイマーとラジオの代わりくらいにしか使えていません。

でも、調べれば調べるほど、料理が苦手でレシピを知らない初心者こそ、ナビゲーション機能がついた上位機種を使う方が満足が得やすそうという結論に至りました。

なぜなら、高機能な機種（ティファールのクックフォーミー タッチやパナソニックのオートクッカーなど）は、スマホアプリと連携して直感的に操作できるからです。

「レシピ」→「豚肉」→「角煮」と選べば、必要な材料が表示され、調理手順も教えてくれます。

これなら「レシピ本をなくした」「火加減が分からない」という事態も防げますよね。

実際に、Amazonの口コミを見ても「料理嫌いでも色々作れて最高！」「冷凍のまま野菜や肉を入れて、調味料を入れるだけで料理が完成した」という声が多数寄せられています。

逆に、内蔵レシピが少ない安価なモデルを選んでしまうと、自分で「加圧15分」など設定する必要が出てくるため、私にはハードルが高そうです。

予算が許すなら、機械に任せられるナビ付きモデルを選ぶのが成功への近道だと感じています。

機種別で自動調理鍋は何が作れるか徹底解説

ここからは、具体的に「レシピ充実度」と「作れる料理」という視点で、主要メーカーの実力を比較していきます。

「レシピブックが充実していないと買わない！」と心に決めている私の視点での比較です。

 

自動調理鍋のレシピで人気なのはカレー

自動調理鍋の代名詞とも言えるのが「カレー」です。

特に私が気になっているのが、水を一滴も使わず野菜の水分だけで作る「無水カレー」。

これは自動調理鍋を買ったら絶対に作るべきメニューだそうです。

この分野で評判が良いのは、シャープの「ヘルシオ ホットクック」とパナソニックの「オートクッカー ビストロ」です。

どちらも「かき混ぜ機能」を持っているので、ドロドロのカレーでも焦げ付かせずに作れます。

特にオートクッカーは、鍋底から羽根でかき混ぜながら高圧力をかけるので、飴色玉ねぎも自動で作れるとか。

口コミでも「カレーの後は匂いが残るのが難点だけど、味は最高」と言われるほどです。

一方、ティファールの「クックフォーミー」はスピード重視です。

内蔵レシピに様々な種類のカレーが入っているので、選ぶ楽しさがあります。

ただし、圧力タイプはカレールーを入れた後は加圧できないため、最後に「煮込みモード」で蓋を開けてルーを溶かし、少しかき混ぜる必要があります。

完全放置を目指すなら、かき混ぜ機能付きのモデルが一歩リードですね。

自動調理鍋で角煮などの煮込み料理

「お店のようなトロトロの角煮」も、自動調理鍋ならボタン一つです。

ここでは、圧力機能が優秀なモデルが輝きます。

ここで圧倒的なスペックを誇るのがパナソニックの「オートクッカー ビストロ」です。

なんと業界最高クラスの約2気圧（こちらは国内家庭用調理鍋市場において）という高圧力をかけられます。

これにより、魚の骨まで柔らかくなるそうで、イワシの煮付けなども丸ごと食べられるレベルになるとか。

口コミでも「圧力鍋としての機能もあるので最強」と絶賛されています。

もちろん、ティファールやシロカの圧力鍋も優秀ですが、「圧力×かき混ぜ」で味を染み込ませながら煮込むという点では、オートクッカーが頭一つ抜けている印象です。

自動調理鍋で炒め物や揚げ物は可能か

「煮込みだけじゃなくて、炒め物や揚げ物もやりたい」という欲張りな要望に応える機種もあります。

これを実現したのがアイリスオーヤマの「シェフドラム」です。

この鍋は本体ごと斜めに傾いて回転し、食材を攪拌するため、少ない油での「揚げ物（唐揚げ、ポテト）」や、パラパラの「チャーハン」が作れます。

これは他の自動調理鍋にはない機能です。

「子供が唐揚げ大好きだけど、油の処理が面倒…」という我が家には救世主となるかもしれません。

ちなみに、パナソニックの「オートクッカー ビストロ」も高火力とかき混ぜ機能を生かして「チャーハン」や「炒め物」「揚げ焼き」が作れるそうです。

業界最高クラスの1285Wという高火力で炒めるので、シャキッとした仕上がりになるとか。

ただし、様々な口コミを見ていると揚げ物のようなメニューはシェフドラムの得意分野のようです。

自動調理鍋のおすすめ機種とメーカー比較

 

「レシピブックが充実していないと嫌だ！」という私のために、レシピ数と使いやすさで厳選した比較表を作成しました。

どれを買おうか、本当に迷います…。

メーカー・機種	レシピ充実度	特徴・おすすめポイント
ティファール クックフォーミー （タッチ等の上位機種）	内蔵270レシピ以上 （アプリ連携で追加可能）	【レシピ数No.1】 本体画面に写真付きで手順が出るナビが超優秀。大容量で6人分までOK。ただし旧型や下位モデルはレシピ数が少ないので注意が必要。
シャープ ヘルシオ ホットクック	クラウド連携で追加可能 （公式レシピ多数）	【味・放置No.1】 かき混ぜ機能でカレーも放置OK。スマホアプリでレシピを検索して本体に送信できるので、分厚いレシピ本を開く必要なし。
パナソニック オートクッカー ビストロ	アプリ連携で約234種 （2025/9時点）	【最強の全部入り】 「圧力×かき混ぜ」ができる唯一の機種。高火力で炒め物もOK。アプリでレシピが増え続けるので飽きない。価格は高めだが性能はピカイチ。
アイリスオーヤマ 電気圧力鍋（KPC-MA4等）	自動メニュー80〜90種類 （レシピブック付属）	【コスパNo.1】 1万円台〜で購入可能。80種類以上の自動メニューを搭載。レシピ番号を選ぶだけで作れる。マグネットコードが外れやすい点のみ注意。
シロカ おうちシェフ PRO	レシピ本 83〜100レシピ （機種による）	【圧力・コンパクト】 シンプルでおしゃれ。高圧力で角煮などが得意。内蔵メニューは少なめ。付属レシピブックが充実している。

 

自動調理鍋の活用法と意外な使い方

レシピブックが充実している機種を買えば、煮込み料理以外にも驚くような使い方ができるそうです。

これらの機能も「ボタン一つ」で呼び出せるのが魅力です。

1. 冷凍食材をそのまま投入！（オートクッカーなど）
パナソニックのオートクッカー ビストロの口コミを見て驚いたのが、「冷凍の肉や野菜をそのまま入れて調理できる」という点です。

解凍の手間すらいらないなんて、ズボラな私には神機能すぎます。

「冷凍煮込みハンバーグ」や「冷凍餃子」などのメニューも搭載されているそうで、これなら平日夜のハードルが一気に下がりますね。

2. 低温調理でサラダチキンやローストビーフ
温度管理機能を使えば、パサつきがちな鶏胸肉もしっとり仕上がります。

レシピブックには温度と時間が設定されているので、失敗知らず。

口コミでも「毎日サラダチキンを作っている」という声が多数あり、これなら料理下手な私でも失敗しなさそうです。

3. 発酵調理で自家製ヨーグルト・味噌
一定温度を長時間保てるので、自家製ヨーグルト、甘酒、塩麹なども失敗知らずで作れます。

市販のヨーグルトを買うより経済的かもしれません。

 

自動調理鍋で何が作れるか理解して選ぼう

自動調理鍋で何が作れるのか、私と同じように迷っている方は、自動調理鍋は機種によって「作れるものの幅」と「サポートの手厚さ」が全く異なるということをポイントに、自分がよく食べ、調理したいメニューは何かをはっきりさせるとどの機種にしようか絞り切れると思います。

レシピを知らない、料理が苦手という私は、単に「圧力がかかる鍋」よりも、「豊富なレシピを内蔵し、作り方を手取り足取りナビゲートしてくれる鍋」が必要です。

その意味で、上位モデルのティファールや、無線LANでレシピが増やせるホットクック、そして最強スペックのパナソニック「オートクッカー」は、初期投資は高くても、日々の「献立の悩み」と「調理の失敗」をゼロにしてくれる最強のパートナーになるのではないかと思います。

コスパ重視で自動メニューが少ない機種を選ぶと、料理下手で面倒くさがりな私の場合、結局「レシピをスマホで検索して、時間を手動設定する」という手間が発生し、面倒になって使わなくなるリスクがありそうです。

総務省の調査でも、共働き世帯の妻の家事時間は依然として長い傾向にあります（出典：総務省統計局『令和3年社会生活基本調査』）。

あなたの「料理のストレスを減らしたい」「自由な時間が欲しい」という目的を達成するために、ぜひ「レシピの数と使いやすさ」をポイントに選んでみてください。