子育て中にもらって嬉しいもの！本当に喜ばれるギフトを選ぶポイント

子育て中の友人や身内に贈り物を考えると、何にしたらいいか迷うことはないですか？

特に、自分がまだ子育てを経験していなかったり、久しぶりの出産祝いだったりすると、今の流行りや本当に必要なものがわからなくて悩みますよね。

「子育て中にもらって嬉しいもの」って何だろう？と、よくある人気ランキングやSNSのおすすめを眺めてみても、おしゃれすぎて実用性がわからなかったり、高価すぎて予算オーバーだったり。

「これ、本当に使うのかな？」と不安になることも多いはずです。

実は、私もかつては「サプライズ感」や「見た目の可愛さ」だけで選んで失敗した経験があります。

しかし、実際に自分が親になってみると、本当にありがたいと感じるものの基準がガラリと変わりました。

結局、相手に気を遣わせずに喜んでもらうには何を選べばいいのでしょうか。

この記事では、私自身が子育て中にいただいて本当に助かったものや、周りのママ友たちのリアルな本音をベースに、失敗しないギフト選びのヒントをお伝えします。

建前なしの話も交えて紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

• 贈る相手に気を遣わせない「消え物」ギフトの選び方がわかります
• 高価な育児グッズを避けるべき理由と、代わりに贈るべきものがわかります
• 2人目以降の出産祝いで本当に喜ばれる「消耗品」の重要性が理解できます
• 現金やギフトカードなど、聞きにくいけれど実は一番嬉しい本音がわかります

子育て中にもらって嬉しいものの本音とは

ここでは、綺麗事抜きのリアルな視点で、子育て中のパパやママが「正直、これなら助かる！」と感じるポイントを解説します。

高価なブランド品よりも、日々の生活を回すための実用品こそが、実は最強のプレゼントだったりするんです。

相手に気を遣わせない消耗品が気楽です

友人間でのプレゼントなら、あえて形に残らない「消耗品」を選ぶのが正解だと私は思っています。

なぜなら、もらった後に使ってしまえばなくなるので、相手も保管場所に困らないからです。

なぜ「形に残るもの」はリスクがあるのか

赤ちゃんが生まれると、家の中はベビーグッズで一気に溢れかえります。

ベビーベッド、バウンサー、メリー、大量のオムツ…。

そんな中で、趣味に合わないインテリア雑貨や、サイズが合わないベビー服をいただくと、正直なところ「どうしよう」というのが本音です。

いただいた手前、捨てるわけにもいきませんし、かといって使っても何かしっくりこない。

結果、タンスの肥やしになってしまい、見るたびに少し申し訳ない気持ちになってしまうのです。

「消え物」なら失敗知らず

その点、食べ物や消耗品などの「消え物」は貰う側の負担が少なくて安心です。

例えば、自分では買わないような「高級なお出汁のセット」や「果汁100%の高級ジュース」、「有名店のドレッシング」などは、いただいた瞬間に「わあ、嬉しい！食べてみたい！」とテンションが上がりますし、使ってしまえば終わりなので後腐れがありません。

予算としても3,000円〜5,000円くらいであれば、相手も「お返し（内祝い）をしなきゃ」とプレッシャーに感じすぎることなく、素直に受け取れるラインではないでしょうか。

内祝いの相場はいただいた額の半額〜3分の1程度が一般的ですが、3,000円のものならお返しは1,000円〜1,500円程度。

これならちょっとしたお菓子で済むので、相手の精神的・金銭的負担も最小限に抑えられます。

高価な物は正直お返しに戸惑います

これは本当に声を大にして言いたいのですが、あまりに高価なものをいただくと、嬉しい反面「お返しどうしよう…」という悩みがセットでやってきます。

正直に言いますと、私も出産前は産後の忙しさがよくわかっていませんでした。

そして、奮発してちょっといいベビーブランドのポンチョなどを友人に贈ったこともありました。

内祝いを選ぶ手間や難しさを全く考えていない選択でした。

出産を経験した今なら、相手が気兼ねしない物を贈ればよかったなと思います。

「お返し」という見えないタスク

日本では、お祝いをいただくと「内祝い」としてお返しをする文化があります。

一般的には「半返し（半額程度）」がマナーとされています。

もし、友人から1万円のギフトをいただいたとしましょう。

すると、もらった側は「5,000円程度のお返し」を探さなければなりません。

産後はただでさえ3時間おきの授乳や夜泣きで慢性的な寝不足状態です。

自分の顔を洗う時間さえ惜しい時に、「5,000円くらいで、相手が喜びそうなものをネットで探して、住所を入力して、のし紙の設定をして配送手配をする」という作業は、正直言ってかなりの重労働です。

産後のママにとって「やらなければならないタスク」が増えることは、想像以上にストレスになります。

相手を想うなら「高すぎない」が正義

もちろん、「お祝いしたい！」という気持ちはとても嬉しいものです。

でも、その気持ちが相手の負担になってしまっては本末転倒ですよね。

「お返しは気にしないでね（本当にいらないよ！）」と心から言える間柄でない限り、友人間でのギフトは高くても5,000円以内に収めるのが、相手への最大の配慮だと私は思います。

「高価なものは身内（両親や親戚）に任せる」。

この割り切りが、友人関係を円滑に保つ秘訣かもしれません。

ママを休ませるレトルトは心に沁みます

赤ちゃんが生まれると、自分のご飯なんて作っている余裕は本当にありません。

キッチンに立とうとすると赤ちゃんが泣き出し、抱っこしながら片手でパンをかじる…なんてことは日常茶飯事です。

そんな時に、温めるだけで食べられる「美味しいスープ」や「具沢山のレトルト食品」があると、涙が出るほど助かります。

産後ママの栄養事情と「罪悪感」

特に母乳育児をしている場合、猛烈にお腹が空きます。

でも、料理をする時間も体力もない。

結果、手軽に食べられる菓子パンやおにぎりばかりになってしまい、「栄養バランスが悪いな…」「赤ちゃんにいいおっぱいあげられてるかな…」と罪悪感を感じてしまうママも多いんです。

そんな時に、野菜がたっぷり入ったスープや、無添加のレトルト惣菜があればどうでしょう。

「レンチンするだけ」で、栄養たっぷりの温かい食事がとれる。

これは単なる食料支援ではなく、「ママもちゃんと食べて、休んでいいんだよ」という優しさのメッセージとして心に深く沁みるんです。

おすすめは「常温保存」できるもの

ギフト選びのポイントとして、できれば「常温保存」ができるものを選ぶとさらに喜ばれます。

産後は冷凍食品のストックや、作り置きなどで冷蔵庫・冷凍庫がパンパンになっていることが多いからです。

冷凍ギフトも嬉しいですが、「入らないかも…！」と焦らせてしまうリスクがあります。

常温で日持ちするスープセットや、缶詰の高級おつまみセットなどは、保管場所に困らず、好きなタイミングで食べられるので非常に優秀です。

パパも使える雑貨は意外と重宝します

最近はパパも育児に最初から参加するというご家庭も増えてきました。

街中でも抱っこ紐を使っているパパや、ベビーカーを押しているパパをよく見かけるます。

だからこそ、「ママ専用」のような可愛すぎるデザインよりも、パパが持っていても違和感のないシンプルな雑貨が喜ばれます。

「ママ専用」はシェアしにくい

例えば、フリルたっぷりのマザーズバッグや、ピンク色の花柄の抱っこ紐カバーなどは、確かに可愛いのですが、パパが使うには少し抵抗がある場合があります。

育児は夫婦のチームプレーです。

パパが「俺が持つよ」と言い出しやすい環境を作ることも、間接的にママの負担を減らすことにつながります。

狙い目は「ユニセックス」なデザイン

具体的には、以下のようなアイテムが狙い目です。

• シックな色のタオル: グレー、ネイビー、ベージュなど、インテリアに馴染む色合いのもの。今治タオルなどの高品質なものなら尚良し。
• ブランケットクリップ: ベビーカーに毛布を留めるクリップ。黒やシルバーなどシンプルなデザインなら、パパがベビーカーを押しても様になります。
• シンプルなエコバッグ・ポーチ: オムツや着替えを入れるのに使えます。アウトドアブランドのアイテムなどは耐久性もあり、パパ受けも抜群です。

これなら「俺も使いやすい！」とパパも育児に参加しやすくなりますし、夫婦でシェアできるグッズは長く愛用してもらえる確率が高いです。

「家族みんなで使ってね」という一言を添えて贈ると、さらに素敵ですね。

2人目は服より消耗品が切実に助かる

2人目、3人目の出産祝いとなると、ギフト選びの難易度が少し上がります。

なぜなら、上の子のお下がりで服やおもちゃ、ベビーグッズは山ほどあるケースがほとんどだからです。

ここでまたベビー服を贈っても、収納場所を圧迫するだけになりかねません。

2人目育児のリアルな悩み

2人目以降の育児で一番大変なのは、「上の子のお世話をしながら、下の子の面倒も見なければならない」という物理的な忙しさです。

そして、子供が増えれば増えるほど、消費するオムツやミルクの量は倍増し、家計への負担も大きくなります。

そんな家庭で切実に求められているのは、湯水のごとく消えていく「消耗品」です。

オムツ、おしりふき、ベビーローション、ベビーソープなど、毎日必ず使うものはいくらあっても困りません。

「実用的すぎて味気がないかな？」「プレゼントとして地味すぎるかな？」なんて心配は無用です。

その実用性こそが、多忙な2人目育児中の親にとっては最大のプレゼントになります。

消耗品でも「ギフト感」を出すコツ

消耗品を贈る際は、少しだけ「特別感」をプラスすると良いでしょう。

• おしりふき: ドラッグストアで売っている安価なものではなく、厚手で高級なもの（例：コストコのベビーワイプや、パンパースの肌へのいちばんシリーズなど）を箱買いして贈る。
• ベビーソープ: オーガニックブランドの、肌に優しい全身シャンプーを選ぶ。
• ラッピング: そのまま渡すのではなく、可愛いリボンをかけたり、メッセージカードを添えたりするだけで、立派なプレゼントになります。

リアルな子育て中にもらって嬉しいもの選

ここからは、私自身の経験や周りのママたちの声を統合して選んだ、「具体的にこれをもらったらテンションが上がる！」というアイテムを紹介します。

どれも実用性抜群で、ハズレにくいものばかりです。

オムツケーキは「定番」ですが好みが分かれます

出産祝いの定番として根強い人気のオムツケーキ。

「見た目が豪華で写真映えする」「しばらく飾っておける」というメリットがある一方で、実は「衛生面や手間の問題で苦手」と感じるママも一定数いることを知っておく必要があります。

「正直困る」派のリアルな意見

否定的な意見として特に多いのが、以下の3点です。

• 衛生面の不安: 「他人が触って組み立てたオムツを赤ちゃんに使うのは抵抗がある」「ホコリを被りそうで気になる」という声。
• 解体の手間: 「崩してオムツを取り出す作業が面倒」「ゴミがたくさん出る」という、忙しい産後ママならではの悩み。
• 場所とメーカーの問題: 「狭い部屋だと場所を取る」「愛用しているメーカーじゃないとかぶれる」という実用面のミスマッチ。

それでも贈るなら「個包装」が絶対条件

もちろん、「名前入りで嬉しかった」「付属品のおもちゃやタオルが重宝した」という肯定的な意見もたくさんあります。

もしオムツケーキを選ぶなら、以下の条件を満たすものを選ぶと失敗がありません。

• 完全個包装タイプを選ぶ: オムツが1枚ずつフィルムで個包装されているものなら、衛生面を気にするママも安心して使えますし、湿気やホコリも防げます。
• サイズは「Mサイズ」: すぐサイズアウトするSサイズではなく、少し先に使えるMサイズなら、「飾る期間」と「使う期間」のバランスが良いです。
• 実用的な付属品: 造花ばかりでなく、質の良いタオルや歯固めなど、オムツ以外も使えるものが付いていると満足度が上がります。

実用派には「箱ごとのオムツ・おしりふき」が喜ばれる

「飾りはいらないから、とにかく実用品が欲しい。」という現実的なママには、ドラッグストアで売っているパックのままのオムツや、おしりふきの箱買いが一番喜ばれます。

「味気がないかな？」と心配になるかもしれませんが、リボンを一つかけるだけでも十分ギフトになります。

「実用性重視で選んだよ！」と一言添えれば、「ありがとう」と感謝されること間違いなしです。

特にメーカー指定（パンパースの肌へのいちばん等）がある場合は、この方法が最も確実です。

離乳食を贈るならアレルギー確認は必須

生後5〜6ヶ月頃から始まる離乳食。

おしゃれな瓶詰めのベビーフードや、無添加の離乳食セットは、離乳食作りで疲弊するママの強い味方です。

「今日は作りたくない…」という日に、高級なベビーフードが棚にあるだけで、心の余裕が違います。

絶対に避けるべき「アレルギー」のリスク

ただし、食べ物を贈る場合はアレルギーの確認が絶対に必要です。

特に離乳食初期の赤ちゃんは、まだ何のアレルギーを持っているかわからない状態です。

消費者庁も注意喚起していますが、食物アレルギーは命に関わる問題です。

卵、乳、小麦、えび、かに、そば、落花生の「特定原材料7品目」はもちろん、ナッツ類やフルーツなどにも注意が必要です。
（出典：消費者庁『食物アレルギー表示に関する情報』）

安全策をとるなら？

「まだ離乳食始めてないからわからない」という場合や、相手に確認するのが難しい場合は、以下の対応がおすすめです。

1. アレルゲンフリーのものを選ぶ: 特定原材料を含まない、お米ベースのお粥セットやお出汁、野菜フレークなどを選ぶ。
2. 食べ物を避ける: リスクをゼロにするために、食べ物以外の消耗品（タオルや洗剤など）に変更する。
3. カタログギフトにする: 離乳食専用のカタログギフトなどを贈り、親御さんに原材料を確認して選んでもらう。

出生体重米は感動も贈れるサプライズ

最近SNSなどでもよく見かける「出生体重米」。

これは、赤ちゃんが生まれた時の体重（例えば3,200gなら3.2kg）と同じ重さのお米を、赤ちゃんの写真や名前入りの袋に入れて贈るというものです。

これが今、非常に人気を集めています。

なぜ「お米」が喜ばれるのか

人気の理由は、「重さ」を体験できるからです。

ギフトを受け取って抱っこした瞬間に、「わあ、重い！」「生まれた時はこんなに重かった（あるいは軽かった）んだね」と、赤ちゃんの存在をリアルに感じることができます。

これはモノを贈る以上の「体験」のプレゼントになります。

特に、遠方に住んでいてなかなか赤ちゃんに会いに行けない祖父母や親戚への内祝いとして贈ると、とても喜ばれることもあります。

もちろん、友人への出産祝いとしても優秀です。

お米なら好き嫌いが少なく、必ず消費するものですし、タオルやお菓子よりもインパクトがあります。

現金や商品券がやっぱり一番助かります

「味気ないかな…」「金額がバレるのが嫌だな…」と悩む必要はありません。

実用性を考えると、現金や商品券は一番無難という声は本当に多いです。

使い道は無限大

育児には想定外の出費がつきものです。

オムツやミルク代といった日々の消耗品はもちろん、成長に合わせて買い替える服や靴、急な通院費など、お金はいくらあっても困りません。

いただいた現金や商品券なら、その時その家庭で「今、一番必要なもの」に変えることができます。

また、将来のために「子供名義の貯金」に回すという堅実な家庭も多いです。

スマートに贈る方法

もし「現金を封筒に入れて渡すのは生々しくて抵抗がある」という場合は、以下のようなギフトカードがおすすめです。

• Amazonギフトカード: ネットですぐに注文できるので、外出できない産後ママに最適。Eメールタイプなら、住所を知らなくてもLINEなどで送れます。
• 西松屋・アカチャンホンポのギフトカード: 育児用品店で使えるカードなら、「出産祝い」というメッセージが伝わりやすいです。
• こども商品券: 加盟店が多く、おもちゃやベビー用品だけでなく、タクシー代（加盟タクシー会社のみ）に使える場合もあります。

高価な家電は親族からのプレゼントだと安心

電動鼻水吸引器（メルシーポットなど）や、離乳食作りに便利なハンドブレンダー、高機能な空気清浄機など、1万円〜2万円前後する便利家電は「自分では買わないけどあると便利」の代表格です。

私は自分で購入しましたが、電動鼻水吸引器は鼻をかむ事を覚える５歳くらいまでお世話になりました。

あると育児の質が劇的に向上するので、欲しいと思っているママはたくさんいます。

高価なものは「リクエスト制」が平和

ただ、先ほどもお伝えした通り、友人から高価なものをもらうと気が引けてしまいますし、すでに持っていた場合のダメージ（被り）も大きいです。

なので、こういった高価な育児グッズは、両親や親戚に聞かれた時にリクエストするのが一番平和です。

もしあなたが親族の立場なら、「お祝いを贈りたいんだけど、何かリクエストある？」と聞いてみてください。

その際、「予算は〇〇円くらいで考えてるよ」と先に伝えてあげると、相手も変に遠慮したり、逆に高すぎるものを頼んでしまったりする心配がなくなり、お互いに安心してやり取りできます。

「ベビーカーが欲しいけど、高いから言い出せない…」という場合でも、予算がわかれば「じゃあ、ベビーカー代の足しにして！」とお願いできるかもしれません。

サプライズで高いものを買って失敗するより、しっかりと相談して確実に必要なものを贈る方が、お互いにとって幸せな結果になります。

子育て中にもらって嬉しいもののまとめ

結局のところ、子育て中にもらって嬉しいものは「相手の今の生活を助けてくれるもの」に尽きます。

おしゃれさやサプライズよりも、「これで少しでも楽してね」「美味しいもの食べて休んでね」という気持ちが伝わる実用品が、一番心に響くのです。

• 友人間なら気を遣わせない消耗品や食べ物がベスト
• 2人目は服よりもオムツやおしりふきが神ギフト
• 高価なものは親族に任せて、無理のない範囲でお祝いする
• 迷ったら「何が欲しい？」と聞くか、ギフトカードが間違いない

この記事が、大切な方への贈り物選びの参考になれば嬉しいです。

相手のことを想って選んだものなら、きっとその気持ちは伝わりますよ。