吉方位を調べてみたいと思っても、
「本命星ってなに?」
「月命星や年盤、月盤まで見るの?」
「地図アプリでは、どこを基準にすればいいの?」
と、最初から聞き慣れない言葉がたくさん出てきて、少し戸惑ってしまいますよね。
引っ越しや旅行、少し遠くへのお出かけを考えたとき、せっかくなら気持ちよく出発できる方角を選びたいものです。
でも、九星気学や方位学の情報を調べているうちに、専門用語ばかりが並んでいて、
「間違えたらどうしよう」
「凶方位だったら、どう考えればいいのかな」
と、かえって不安になってしまうこともあるかもしれません。
本来、吉方位は、毎日の暮らしに小さな安心感を添えたり、旅行や引っ越しの予定を前向きに考えたりするために、昔から大切にされてきた知恵のひとつです。
完璧に調べようとしなくても大丈夫です。
まずは、自分の星を知り、年盤や月盤の見方を少しずつ覚え、自宅を中心に地図や無料アプリで方角を確認してみる。
そのくらいのやさしい入り口からでも、吉方位との付き合い方は十分に始められます。
私の周りでも、
「自分の本命星の出し方がわからない」
「無料アプリで方位線をどう引けばいいの?」
「旅行なら年盤と月盤のどちらを見ればいいの?」
と迷う声をよく聞きます。
たしかに、方位の考え方には少し細かい部分もあります。
けれど、大切なのは「正しくできているか」を気にしすぎることよりも、自分や家族が安心して予定を立てられること。
吉方位は、予定を決めるときの小さなヒントとして受け取ってみると、ぐっと身近に感じられます。
この記事では、九星気学の考え方をもとに、本命星や月命星の見つけ方、年盤・月盤の選び方、地図や無料アプリを使って自宅からの方角を確認する流れを、できるだけやわらかい言葉で解説していきます。
旅行やお出かけ、引っ越しの予定を立てるときに、無理なく楽しく取り入れるヒントとして読んでみてくださいね。
この記事でわかること
- 自分の星である本命星と月命星の簡単な見つけ方
- 旅行や引っ越しなど目的に合わせた方位盤の選び方
- 無料アプリや地図を使って自宅からの方角を測る手順
- 凶方位だったときの無理のない考え方
吉方位の調べ方を初心者向けに順番で解説

吉方位という言葉を聞くと、なんだか難しそうで構えてしまうかもしれませんね。
でも大丈夫です。
まずは自分の星を知り、目的に合わせてカレンダーのような「盤」を選ぶだけ。
難しく考えすぎず、パズルを解くような感覚で、ひとつずつ順番に見ていきましょう。
吉方位とは九星気学で見る自分に合う方角のこと

そもそも「吉方位」とは何なのでしょうか。
簡単に言うと、九星気学の考え方で、その時期に自分と相性がよいとされる方角のことです。
古くから人々は、星の動きや季節の変化、方角の考え方を、暮らしのリズムや縁起と結びつけてきました。
そうした考え方をもとに発展してきた占術の一つが「九星気学(きゅうせいきがく)」です。
吉方位に向かって旅行に出かけたり引っ越しをしたりして、その土地の雰囲気や縁起を前向きに取り入れることを、専門用語では「祐気取り(ゆうきどり)」や「方位取り」と呼んだりします。
ちなみに、方位を気にする際によく一緒に名前が挙がるのが「風水」ですよね。
実は、日本の引っ越しや旅行でよく使われる九星気学と、風水とでは、少しだけ考え方が違います。
九星気学と風水の違いって?
九星気学は「いつ、どの方位へ動くか」という時間の流れと移動を大切にします。
一方の風水は、「本命卦(ほんめいか)」という一生変わらない自分の属性をもとに、おうちの間取りや家具の配置など、空間の気の流れを整えることを得意としています。
つまり、
「どこかへ出かけて、縁起のよい方角を楽しみたい!」
という時には、九星気学をもとにした吉方位を調べるのがぴったりなんです。
ただ、ここで一つお願いがあります。
方位の良し悪しを知ると、
「できるだけ吉方位を選びたい」と気になってしまう方もいます。
吉方位は、暮らしに前向きな気持ちを添えるためのヒントとして楽しむのがおすすめです。
お散歩がてら気分転換するような、ふんわりとした気持ちで楽しんでみてくださいね。
自分の本命星と月命星を調べる

吉方位を調べるための第一歩は、自分がどんな星の性質を持って生まれてきたのかを知ることです。
九星気学では、人を9つの星(一白水星、二黒土星、三碧木星、四緑木星、五黄土星、六白金星、七赤金星、八白土星、九紫火星)に分類します。
お財布の種銭選びでも本命星を参考にする考え方があるので、金運まわりの開運習慣を楽しみたい方は種銭と本命星の相性をまとめた記事もあわせて読んでみてくださいね。
この中で一番大切になるのが、生まれた年で決まる「本命星(ほんみょうしょう)」です。
本命星は、九星気学で基本的な傾向を見るときに使われます。
そしてもう一つ、生まれた月で決まる「月命星(げつめいせい)」という星もあります。
こちらは内面の傾向や考え方のクセを見るときに参考にされます。
特に、12歳くらいまでのお子さんを見るときは、月命星も参考にする考え方があります。
本命星を調べる時のちょっとした注意点
自分の本命星を調べる方法は意外と簡単で、生まれ年の数字を足し算・引き算するだけでわかります。
ただ、ここで一つだけ気をつけたいのが「お正月の考え方」です。
普段私たちが使っているカレンダーでは、1月1日が新しい年の始まりですよね。
でも、九星気学では旧暦の「立春(りっしゅん)」を1年のスタートと考えます。
立春は毎年少しずれますが、だいたい2月4日ごろです(出典:国立天文台 暦計算室「令和8年(2026)暦要項 二十四節気および雑節」)。
1月1日〜2月3日(節分)までに生まれた方へ
この期間にお誕生日がある方は、気学の世界では「まだ前の年のエネルギーの中にある」とみなされます。
ですので、ご自分の生まれた年の前年の星を本命星として調べてみてくださいね。
自分で計算してみたい方へ
最近はインターネットで「本命星 自動計算」と検索すればすぐにわかる便利なサイトがたくさんありますが、自分でも計算してみたい方のために、簡単な法則をお伝えしますね。
西暦の生まれ年を1桁になるまで足して、最後に「11」から引くという方法です。
- 例:1980年生まれの方の場合
- ① 1+9+8+0 = 18
- ② 1+8 = 9
- ③ 11 − 9 = 2
- 答えの数字が「2」なので、本命星は「二黒土星(じこくどせい)」になります。
もし和暦で考えたい場合、昭和・平成生まれの方は「12」から、令和生まれの方は「9」から、生まれ年の下2桁を足して1桁にした数字を引くと、同じように計算できますよ。
ご家族や友人とお茶を飲みながら、それぞれの星を計算してみるのも楽しいかもしれません。
月命星はどうやって出すの?
月命星は、あなたの「本命星」がどのグループに属しているかと、「生まれ月」の組み合わせで決まります。
ここでもカレンダーの1日(ついたち)スタートではなく、「節入り(せついり)」と呼ばれる毎月4日〜8日ごろの日が月の変わり目になります。
少し複雑に感じるかもしれませんが、以下の表のように規則的に回っています。
完璧に覚えなくても大丈夫。
「自分の本命星と生まれ月が交差するところが月命星なんだな」と、
目安として確認してみてくださいね。
| 生まれ月(節入り基準) | 一白・四緑・七赤が本命星の方 | 二黒・五黄・八白が本命星の方 | 三碧・六白・九紫が本命星の方 |
|---|---|---|---|
| 2月(立春〜3/5頃) | 八白土星 | 二黒土星 | 五黄土星 |
| 3月(啓蟄〜4/4頃) | 七赤金星 | 一白水星 | 四緑木星 |
| 4月(清明〜5/5頃) | 六白金星 | 九紫火星 | 三碧木星 |
| 5月(立夏〜6/5頃) | 五黄土星 | 八白土星 | 二黒土星 |
| 6月(芒種〜7/6頃) | 四緑木星 | 七赤金星 | 一白水星 |
| 7月(小暑〜8/7頃) | 三碧木星 | 六白金星 | 九紫火星 |
| 8月(立秋〜9/7頃) | 二黒土星 | 五黄土星 | 八白土星 |
| 9月(白露〜10/7頃) | 一白水星 | 四緑木星 | 七赤金星 |
| 10月(寒露〜11/6頃) | 九紫火星 | 三碧木星 | 六白金星 |
| 11月(立冬〜12/6頃) | 八白土星 | 二黒土星 | 五黄土星 |
| 12月(大雪〜1/5頃) | 七赤金星 | 一白水星 | 四緑木星 |
| 1月(小寒〜2/3頃) | 六白金星 | 九紫火星 | 三碧木星 |
本命星と月命星、両方がわかると、自分にとって特に相性がよいとされる「最大吉方位」を確認しやすくなります。
でも、最初は本命星だけでも十分ですよ。
無理のない範囲で取り入れてみてください。
年盤・月盤・日盤の違いを目的別に確認する

自分の星がわかったら、次に見るのが「盤(ばん)」と呼ばれるものです。
吉方位を調べるためのカレンダーのようなものだと思ってください。
九星気学では、星たちが規則的に位置を変えながらぐるぐると回っています。
その動き方によって、
「年盤(ねんばん)」
「月盤(げつばん)」
「日盤(にちばん)」
という3つのサイクルが存在します。
これらを、お出かけの目的や距離に合わせて使い分けるのがポイントです。
それぞれの盤の役割
- 年盤: 引っ越しや海外への長期滞在など、大きな移動を計画するときに参考にされます。長期的な方位選びの目安として使われる盤です。
- 月盤: 3泊4日以上の国内旅行や、数ヶ月の出張などの時に見ます。年盤の次に重視されることが多く、旅行や出張の方位を考えるときの目安になります。
- 日盤: 日帰り旅行や、1〜2泊のちょっとしたお出かけ、近場でのリフレッシュの時に見ます。日常のお出かけや短期旅行の方位を見るときに使われます。
九星気学では、「自宅からの距離」と「滞在時間」を方位選びの目安にする考え方があります。
例えば、日帰りで隣の県までドライブに行くなら、「日盤」を目安にする考え方があります。
でも、もし家族で新しい家を買って引っ越すとしたら、一生の生活の基盤になる場所ですから、長期的な目安として「年盤」を参考にする人もいます。
「年盤も月盤も日盤も、全部が吉方位になる日を選ばなきゃ!」
と頑張りすぎてしまうと、お出かけできる日がほとんどなくなってしまいます。
目的に合わせて「今回は旅行だから月盤をメインに見よう」と、優先順位をつけてみると、とても気が楽になりますよ。
旅行・引っ越し・日常の移動で見る方位を分ける

方位のことを気にし始めると、
「明日は西に買い物に行くけれど大丈夫かな」
「毎日の通勤経路が凶方位だったらどうしよう」と、
些細な移動まで不安になってしまう方がいらっしゃいます。
まじめに調べるほど、細かなルールまで気になってしまうこともありますよね。
でも、安心してください。
九星気学では、流派によって差はありますが、自宅からおよそ35km圏内を
「自分の生活圏(地盤)」
と見る考え方があります。
つまり、スーパーへの買い物、お子さんの送り迎え、いつもの職場への通勤といった日常的な移動は、方位を細かく気にしすぎなくてもよいと考えられることがあります。
方位取りでは、普段の生活圏から少し離れた場所へ出かけることを重視する考え方があるためです。
旅行で吉方位を楽しむコツ
もし吉方位を意識したお出かけを楽しみたいなら、ご自宅から100km以上離れた場所へお出かけするのがおすすめです。
そして、距離と同じくらい大切なのが「滞在時間」です。
日帰り旅行でも、現地で2〜3時間ほどのんびり過ごせば、その土地の雰囲気をゆっくり味わいやすいとされています。
現地の温泉に浸かったり、その土地で採れた新鮮なお野菜や美味しいお水をいただいたりすると、より気分転換しやすくなります。
そして、しっかりリフレッシュしたいなら「宿泊」を取り入れるのもおすすめです。
旅先でしっかり睡眠をとると、観光だけでなく心身のリフレッシュにもつながりやすくなります。
ですから、吉方位への旅行では、観光で予定を詰め込みすぎず、肌触りの良いパジャマを持参して、ふかふかのお布団でたっぷり睡眠をとる時間も大切にしてみてくださいね。
引っ越しで家族の方位が合わない時の考え方
一人暮らしの方なら自分の星だけを見れば良いのですが、悩ましいのがご家族での引っ越しです。
「夫にとっては吉方位なのに、私や子どもには凶方位になってしまう」
ということもあります。
全員にとっての吉方位がぴったり重なる時期と方角を見つけるのは、簡単ではありません。
そんな時にどうすればいいか。おすすめの考え方が2つあります。
一つ目は、「世帯主(家計を主に支えている人)の吉方位を優先する」という考え方です。
家族の生活設計を考えるうえで、主に家計を支える方の方位を一つの目安にする考え方です。
二つ目は、「誰にとっても大吉ではないけれど、大きく気になりにくい『無難な方位』を選ぶ」ことです。
大きな吉方位ではなくても、家族みんなが納得しやすい、無理のない方角を探す。
これも吉方位選びの一つの形です。
「方位が悪いから引っ越せない」と家族でギスギスしてしまうのは、かえって気持ちの負担が大きくなってしまいます。
方位はあくまで道しるべ。
「こういう妥協点もあるんだな」
と知っておくだけで、ずっと心が軽くなるはずですよ。
地図やアプリを使った吉方位の調べ方の手順

基本の考え方がわかったら、次はいよいよ実践です。
昔は紙の地図に定規をあてて一生懸命に線を引いていましたが、今はスマホの無料アプリを使えば、誰でも簡単に、方位の目安を手軽に確認できます。
ここでは、地図を見る時のちょっとしたコツや、アプリの便利な使い方を一緒に確認していきましょう。
自宅を中心にして方位線を確認する

吉方位を調べる時、基準となるスタート地点はどこでしょうか。
それは、いまあなたが暮らしている
「自宅(寝泊まりしている家)」です。
たとえ日中は会社にいる時間が長くても、一日の終わりに帰り、寝泊まりしている場所を、方位を見るときの中心点として考えます。
地図やアプリを開いたら、まずはご自分の自宅を探して、そこを中心(起点)に設定します。
方位を確認するときの基準になるため、できるだけ自宅の位置に合わせて設定してみてくださいね。
真北と磁北の違いや方位線の見方を知る

いざ地図上に方位の線を引こうとしたとき、少し専門的な言葉ですが「真北(しんぼく)」と「磁北(じほく)」という壁にぶつかることがあります。
普段、私たちが見ている地図の真上は「北極点」を指す「真北」です。
でも、小学校の理科で使ったような方位磁針(コンパス)が指し示す北は、実は地図の真上から少しだけずれているんです。
この方位磁針が指す北を「磁北」と呼びます。
地球の地磁気の関係で、日本では磁北が真北よりも少し西に傾いています(これを西偏角と言います。出典:国土地理院「地磁気を知る」)。
九星気学では、方位の見方として磁北を重視する流派があるため、多くの流派で「磁北」を基準にして方位を測ることを推奨しています。
遠くへ行くほど線は曲がる?(大円航路について)
地球は丸い球体ですよね。
そのため、平面の地図上で定規で引いた直線は、何百キロ、何千キロと離れた海外などへ向かう場合、実際の方角とは大きなズレが生じてしまいます。
本当に正しい最短距離(大円航路といいます)は、平面地図上で見るとゆるやかなカーブを描くんです。
「ハワイは東だと思っていたら、見方によっては違う方位に入ることもある」といったケースもあります。
「えっ、なんだか難しくて私には無理かも……」と思われたかもしれません。
でも、安心してください。
対応しているスマートフォンアプリを使えば、偏角の設定や方位線の表示を手軽に確認できます。
吉方位アプリや無料マップで候補地を探す

ご自身で難しい計算をする必要はありません。
スマートフォンをお持ちなら、
「あちこち吉方位マップ」や
「九星方位ナビ」
といった、無料で使える機能がある方位確認アプリを活用する方法もあります。
こうしたアプリを使えば、手軽に方位の目安を確認できます。
※各アプリ名は各提供元の名称です。当サイトは各アプリの公式サイト・運営元ではありません。最新の機能・料金・対応状況は各公式ページをご確認ください。
基本的な使い方の流れは以下の通りです。
吉方位アプリの基本的な設定手順
- アプリを開き、GPS機能を使うか住所を入力して、画面の中央の十字マークを「自宅」にぴったり合わせます。
- 「ここを自宅に設定する(起点にする)」というボタンを押します。
- 設定メニューを開き、方位の基準を「磁北(偏角を考慮する)」にチェックを入れます。
- 方位の分割角度を設定する項目があれば、「30度/60度」(東西南北が30度、それ以外が60度)という非対称の分け方を選びます。※これが九星気学で最も一般的な分け方です。
ここまで設定できたら、あとは地図をスクロールさせたり、縮小・拡大したりするだけです。
「今度の週末に行きたい温泉宿はどの方角に入っているかな?」
「気になっているカフェは吉方位かな?」と、
画面上に引かれた放射状の線を頼りに、いろいろな場所を探してみてください。
アプリによっては、生年月日を登録しておくだけで
「今日は南東が吉方位ですよ」
とカレンダーで教えてくれる機能がついているものもあります。
自分に合った使いやすいアプリを一つ入れておくと、毎日のお出かけのちょっとした楽しみが増えます。
吉方位を調べるときによくある失敗を避ける
吉方位を知ると、同時に「凶方位(きょうほうい)」という存在も知ることになります。
九星気学で注意したい方位とされる
「五黄殺(ごおうさつ)」や
「暗剣殺(あんけんさつ)」、
自分の星にとって注意したい方位とされる「本命殺(ほんめいさつ)」などがあります。
名前を見ると、少し気になってしまうかもしれません。
可能であれば、凶方位への大きな移動は避けるという考え方もあります。
しかし、会社からの急な転勤命令や、どうしても外せない親戚の冠婚葬祭など、
人生には
「どうしても凶方位へ行かなければならない時」
もあります。
そんな時、
「どうしよう」と不安になりすぎたり、無理に予定を変えて負担を増やしたりするのは避けたいところです。
方位学では、こうした「避けられない事情」があるときの考え方として紹介される方法もあります。
方違え(かたたがえ)という知恵
目的地が凶方位にあたっていて気になる場合、まっすぐそこに向かうのではなく、一度別の場所へ移動して宿泊し、そこを新たなスタート地点として方位を見直すという方法です。
これを「方違え」と呼びます。
例えば、自宅から見て北が凶方位だとします。
でも、一度大きく東へ移動してホテルで一泊してから目的地へ向かえば、そのホテルを起点にして、目的地の方位を改めて確認するという考え方です。
寝床違え(ねどこたがえ)という考え方
引っ越し後に方位が気になった場合は、どう考えればよいのでしょうか。
その時は、寝室の位置など、住まいの中でできる工夫を考えてみましょう。
家の入口から無理なく整えたい方は、玄関マットの色を風水と実用で選ぶ考え方も参考になります。
家の中心から見て、あなたの吉方位にあたる部屋を寝室にする「寝床違え」という方法があります。
先ほどもお話しした通り、睡眠環境を整えることは、心地よく過ごすうえで大切です。
家全体の方位が気になる場合でも、寝室の位置を見直すことで、気持ちを整える工夫として取り入れられています。
本格的な方法「仮吉方(かりきっぽう)」
これは少しハードルが高いですが、五黄殺など、凶方位への引っ越しがどうしても気になる場合に、方位学の考え方として紹介される「仮吉方」という方法もあります。
新居に直接引っ越すのではなく、自宅から見て新居が「吉方位」になるような別の場所にマンスリーマンションなどを借りて、そこに「75日間」滞在してから新居へ移るというものです。
75日という時間は、九星気学では、土地に慣れるための一つの目安として語られることがあります。
ただ、費用も時間もかかり、細かなルールもあるため、実行するには負担が大きい方法です。「そういう考え方もあるんだな」と頭の片隅に置いておくくらいで大丈夫ですよ。
年盤は毎年変わるため最新情報を確認する

吉方位は、年ごと、月ごと、日ごとに少しずつ変化していきます。
マイホームの購入や引っ越し、長期旅行のように大きな移動を考えている場合は、その年の「年盤」を確認しておくと、計画を立てやすくなります。
ただし、年盤の配置や各本命星ごとの吉方位は毎年変わります。
そのため、特定の年だけの方位を覚えるよりも、
「自分の本命星を確認する」
「移動の目的に合った盤を見る」
「最新の暦やアプリでその年の方位を確認する」
という流れを身につけておくことが大切です。
年盤を確認するときのポイント
- 引っ越しや長期滞在など、大きな移動では年盤を重視する
- 旅行や短期のお出かけでは、月盤や日盤もあわせて見る
- 五黄殺・暗剣殺・歳破など、避けたい凶方位を先に確認する
- 最新の暦、本、方位アプリなどでその年の情報を確認する
「今年はどの方角が良いの?」と気になる方も多いと思いますが、吉方位は本命星によっても変わります。
誰にとっても同じ方角が良いわけではないため、まずはご自身の本命星を調べたうえで、最新の年盤と照らし合わせて確認してみてくださいね。
また、方位の見方には流派による違いもあります。
大きな引っ越しや住まいに関わる判断をする場合は、アプリだけで決めきらず、費用・生活環境・家族の事情も含めて慎重に検討しましょう。
必要に応じて専門家へ相談すると安心です。
完璧を求めない吉方位の調べ方のまとめ
ここまで、吉方位の基本的な考え方から、本命星の出し方、そしてアプリを使った実践的な調べ方までを一緒におさらいしてきました。
たくさんの情報があって、少し頭がいっぱいになってしまったかもしれませんね。
でも、一番お伝えしたかったことは、「吉方位の調べ方は、暮らしを前向きに楽しむためのヒントである」ということです。
古くから伝わる九星気学は、方位や季節のめぐりを暮らしに取り入れる考え方の一つです。
自分の星を知り、方位をきっかけに心地よい場所へ出かけることは、気分転換やリフレッシュのきっかけになります。
「今年はこっちの方角に行くと楽しそうだな」
「最近少し疲れているから、今度の休みはアプリで調べた方角の温泉でゆっくりしてこよう」。
そんな風に、予定を決めるときにそっと背中を押してくれるヒントくらいに捉えるのが、心地よい付き合い方だと私は思っています。
完璧じゃなくても大丈夫です。
アプリの力を借りながら、無理のない範囲で、あなたのペースで吉方位の旅を楽しんでみてくださいね。
この記事が、少しでも方位選びを気軽に楽しむきっかけになれば嬉しいです。
※本記事の内容は、九星気学に関する一般的な考え方を紹介するものであり、医学的・科学的な効果や、金運・健康・住まいに関する結果を保証するものではありません。
費用、健康、引っ越し、住まいに関わる重要な判断は、必要に応じて専門家へ相談し、ご自身の責任で行ってください。


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