招き猫って可愛いですよね。ちょこんと手を上げた姿も、まん丸のお顔も、見ているだけで幸せな気持ちになります。
お気に入りの招き猫がもう1体増えたら、どのように並べましょうか。
右手と左手を上げた猫を組み合わせた方がいいのかな? 2体の手は内側に向ける? それとも外側?
でも、招き猫って、好きなように並べていいんです。右手同士でも左手同士でも、気に入った2体を仲良く飾ってあげましょう。
もちろん、招き猫には昔から伝わる縁起の意味もあります。せっかくなら、縁起にまつわるお話を知ってから飾るのも楽しそうですね。
今回は、招き猫を2体飾るときの左右の並べ方や置き場所、そして可愛らしい招き猫のお話をご紹介します。
この記事でわかること
- 招き猫を2体並べるときの左右の置き方
- 右手と左手、内側と外側の意味
- 2体以上飾っても縁起が悪くないのか
- 玄関やリビングで可愛く飾る方法
招き猫2体の置き方に決まりはある?
招き猫を2体並べるとき、まず気になるのは左右の位置ではないでしょうか。
右手を上げた猫と左手を上げた猫を並べる方法はよく知られていますが、必ずしもその組み合わせにする必要はありません。
手を内側に向ける飾り方もあれば、外側に向ける飾り方もあります。
それぞれの意味を知ると、並べる時間も楽しくなりそうです。
右手と左手を上げた猫を並べる
招き猫の右手と左手には、それぞれ違う意味があるといわれています。
一般的には、右手を上げた猫はお金を招き、左手を上げた猫は人やお客さんを招くとされています。
招き猫が上げている手の意味
- 右手:金運やお金を招く
- 左手:人やお客さんを招く
右手と左手の招き猫を1体ずつ並べれば、お金にも人とのご縁にも恵まれますように、という願いを込められます。
お店なら商売繁盛を願って。おうちなら、家族が元気に過ごせたり、素敵な出会いに恵まれたりすることを願って。
そう考えると、2体並べた招き猫がますます愛らしく見えてきますね。
ただ、右手と左手の意味は、すべての招き猫で同じというわけではありません。
例えば、東京・世田谷区の豪徳寺にある招福猫児(まねきねこ)は、右手を上げていますが、小判を持っていません。
招いてくれたご縁を、どう生かすかは自分次第というお話です。
金運を招くといわれる右手にも、人とのご縁を招くという意味があるんですね。
私は、このお話が好きです。招き猫が運んでくれたご縁を、自分でも大切にしていく。そうした考え方も素敵だと思います。
豪徳寺では、右手を上げた招福猫児が、人との「縁」を招く存在として大切にされています。(出典:豪徳寺公式サイト)
右手と左手の招き猫を並べるときも、金運だけ、人とのご縁だけと難しく考える必要はありません。
どちらの猫にも、それぞれの幸せを願いながら飾ってみたいですね。
手は内側と外側のどちらに向ける?
右手と左手を上げた招き猫がそろったら、今度は左右の並べ方です。
上げた手を内側に向ける並べ方もあれば、外側に向ける並べ方もあり、どちらにしようか迷うかもしれません。
手を内側に向ける並べ方
2体の上げた手が、真ん中に集まるように並べる方法です。
この置き方には、左右の端に手が上がっていると「お手上げ」を連想するため、それを避けるという縁起上の考え方があります。
「お手上げ」と聞くと、確かに少し困ったような印象もありますね。
一方、中央に手を集めた猫たちは、2体で一緒に福を招いているようにも見えます。
並べたときの形もまとまりやすく、仲のよいペアのような雰囲気になるのが魅力です。
手を外側に向ける並べ方
反対に、上げた手が左右の端にくるように並べる方法もあります。
こちらは、2体がそれぞれ外側に向かって手招きしているような姿になります。
まるで「こちらへどうぞ」と、両側から福を呼んでいるようですね。
お店の入口などに飾る方法として、こちらの配置を紹介しているところもあります。
ただし、手を外側に向けた方がたくさん福を招く、という決まりがあるわけではありません。
内側にも外側にも、それぞれ違った可愛らしさがあります。
結局、内側と外側のどちらが正しい?
内側と外側、どちらの並べ方でも大丈夫です。
2体を寄り添うように見せたいなら内側、左右に手を広げた姿を楽しみたいなら外側。好きな方で飾って大丈夫です。
それに、招き猫は一度並べたら動かしてはいけないものではありません。
実際に左右を入れ替えてみると、「こっちの方が可愛い!」と思う組み合わせが見つかるかもしれませんよ。

右手同士や左手同士でもいい?
「右手を上げた招き猫が2体あるんだけど、左手の猫も買わないとダメ?」
同じように迷う方もいるかもしれません。
でも、右手同士でも左手同士でも、自由に組み合わせて楽しめます。
右手を上げた招き猫が好きなら、右手の猫を2体並べてもいいですし、左手の猫ばかり集めても構いません。
例えば、旅先で可愛い招き猫を見つけて買って帰ったら、家にいる猫と同じ手を上げていた。そうしたこともありますよね。
だからといって、どちらかをしまっておくのは少し寂しい気がします。
右手同士なら金運を願う組み合わせに、左手同士なら人とのご縁を願う組み合わせになります。
そのように楽しめばいいのではないでしょうか。
2体の招き猫にそれぞれ願いを込めながら飾るのも、素敵な楽しみ方ですね。
そして、可愛い招き猫が1体から2体に増えたら、眺める楽しみは増えそうです。
招き猫は、右手と左手をそろえるためだけに集めるものではありません。
顔が好きだから。色が可愛いから。旅の思い出だから。
そうした理由で仲間が増えていくのも、招き猫の楽しみ方だと思います。
2体以上飾ると縁起が悪い?
招き猫が好きなら、2体だけでなく、3体、4体と増えていくこともありますよね。
可愛い猫を見つけるたびに迎えていたら、いつの間にか棚が猫だらけ。お気に入りの猫たちに囲まれるのも楽しそうです。
では、招き猫をたくさん飾ると縁起が悪くなるのでしょうか。
実は、招き猫の飾り方は、昔から意外と自由だったようです。
全国の招き猫愛好家が集まる日本招猫倶楽部の公式Q&Aでも、飾り方について次のように説明されています。
特に決まりはありません。
(出典:日本招猫倶楽部「招き猫Q&A」)
これは飾り方全般についての説明ですが、2体以上並べることを心配している人にとっても、ほっとする言葉ではないでしょうか。
実際に、たくさんの招き猫が並んでいる場所もあります。
先ほどご紹介した豪徳寺にも、大小さまざまな招き猫がずらりと並ぶ奉納所があるんです。
もちろん、これは願いを込めて奉納された招き猫なので、自宅の飾り棚とは意味が違います。
それでも、たくさんの招き猫が集まった光景は、猫好きにとっては見ているだけで心が和むものですね。
2体だからいけない、3体ならよいといった数の決まりにとらわれず、お気に入りの招き猫を並べて楽しめるのは嬉しいですね。
今戸神社には夫婦の招き猫も
招き猫を2体並べるお話で、ぜひ紹介したいのが、東京・浅草にある今戸神社です。
今戸神社は、招き猫発祥の地のひとつといわれ、縁結びでも知られています。
こちらには、「ナギちゃん」と「ナミちゃん」という夫婦の招き猫がいるんです。
名前の由来は、神社に祀られている伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊弉冉尊(いざなみのみこと)。日本神話に登場する夫婦の神様ですね。
境内にある石なで猫は、向かって左がナギちゃん、右がナミちゃん。
2体が仲良く寄り添う姿は、なんとも微笑ましいものです。
この石なで猫は、なでると福を招くといわれ、写真を携帯電話の待ち受けにすると良縁に恵まれるという言い伝えもあります。
縁結びで知られる神社に、夫婦の招き猫が並んでいるなんて素敵ですよね。
もちろん、今戸神社の夫婦猫には特別な意味があり、自宅の招き猫も必ず同じ並べ方にする必要はありません。
でも、「招き猫を2体置くと縁起が悪いのかな」と心配していたら、今戸神社の可愛らしい夫婦猫のお話を思い出してみてはいかがでしょうか。
それから、今戸神社には招き猫が描かれた絵馬やお守りなどもあり、猫好きには気になるものがたくさんあります。
招き猫は金運だけでなく、人とのご縁や、誰かと仲良く過ごす幸せにもつながる縁起物なんですね。
お気に入りの2体を並べながら、家族や大切な人とのご縁を思うのも素敵な楽しみ方だと思います。

招き猫2体の置き方を暮らしに合わせる
左右の並べ方が決まったら、次はどこに飾るかを考えてみましょう。
玄関でお客さんを迎えてもらうのもいいですし、リビングに置いて毎日眺めるのも楽しそうです。
好きな場所に飾れるのが招き猫のいいところ。暮らしに合った飾り方を探してみたいですね。
玄関に並べるならどこがいい?
招き猫の置き場所といえば、まず玄関を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
玄関は、家族が毎日出入りする場所であり、お客さんを迎える場所でもあります。
帰宅したとき、2体の招き猫がちょこんと並んでいたら、「おかえり」と迎えてもらっている気分になりそうです。
置く場所は、靴箱の上や小さな飾り棚などがおすすめです。
玄関に入ったときに招き猫の顔が見えるように置くと、可愛らしさを楽しめます。
もちろん、玄関の右側に置かなければならない、左側が縁起がいい、といった共通の決まりがあるわけではありません。
玄関の広さや家具の位置に合わせて、無理なく飾れる場所を選びましょう。
例えば、靴箱の上に少し余裕があるなら、2体を横に並べるだけでも可愛いです。
小さな招き猫なら、木製のトレーや布を敷いて、その上に並べてもいいですね。

ただし、玄関は荷物を持って出入りすることも多い場所です。置物に手が当たったり、棚から落ちたりしないように気をつけたいところです。
特に陶器の招き猫は、落とすと割れてしまうことがあります。
縁起のよさも大切にしながら、招き猫が落ちたり倒れたりしない、安心して飾れる場所を選びたいですね。
また、風水では玄関を福やよい気を迎える場所として大切にする考え方があります。
だからこそ、招き猫のまわりを少し片付けて、気持ちのいい空間にするのも素敵です。
玄関の靴が増えてきたときは、玄関の靴が出しっぱなしのときに、風水をきっかけに暮らしを整える方法も参考にしてみてください。
毎日使う玄関ですから、招き猫も家族も気持ちよく過ごせる場所にしたいですね。
リビングや棚の上でもいい?
玄関に飾るスペースがなければ、リビングでももちろん大丈夫です。
むしろ、家族が過ごす場所に置く方が、招き猫の可愛い表情を毎日楽しめるかもしれません。
本棚の一角やテレビ台、小さな飾り棚など、目に入りやすい場所を探してみましょう。
2体の招き猫をぴったり寄せて置くと、仲良しの猫が並んでいるように見えます。
少し離して置けば、それぞれの姿をゆっくり眺められますね。
また、大きさが違う2体なら、大きな猫の横に小さな猫を置いてみるのも可愛いです。
まるで親子のように見えることもあります。
反対に、同じ大きさの招き猫を左右対称に並べると、きちんとした雰囲気になります。
同じ2体でも、並べ方で印象が変わるのが面白いところです。
季節のお花や小さな飾り物と組み合わせるのもいいですね。
春なら桜、秋なら紅葉、お正月には赤や金色の飾りを添えてみる。季節ごとに少し模様替えするだけでも楽しめそうです。
ただし、直射日光や水がかかる場所は、招き猫の素材によっては色あせや傷みの原因になることがあります。
特に古い招き猫や、手描きの彩色が施されたものは、丁寧に扱いたいですね。
毎日目にする場所だからこそ、可愛さも大切にしながら、長く飾れる環境を選びたいと思います。
色や大きさが違っても大丈夫?
2体の招き猫は、同じ色や形でなくても可愛いですよね。
例えば、白い猫と黒い猫。金色の猫と三毛猫。大きな猫と小さな猫。
違う種類の猫を並べると、それぞれに個性があるように見えてきます。
招き猫には色によっても縁起の意味があるといわれています。
| 色 | 一般的にいわれる意味 |
|---|---|
| 白 | 開運招福・家内安全 |
| 金 | 金運 |
| 黒 | 厄除け |
| 赤 | 健康長寿 |
| ピンク | 恋愛成就 |
例えば、白い招き猫と金色の招き猫を並べて、家族の幸せと金運を願うのもいいですね。
黒と白の招き猫なら、色の対比も可愛くて、飾り棚のアクセントになりそうです。
ただし、色の組み合わせによって特別なご利益が生まれると決まっているわけではありません。
色に込められた意味を楽しむのもよし、純粋に見た目で選ぶのもよし。
私は、好きな色や表情の猫を選ぶことも、招き猫との素敵な出会いだと思います。
並べ方に迷ったら、まずは2体を横に置いてみてください。
大きな猫を奥に、小さな猫を少し手前に置くと、両方の顔が見えやすくなります。
違う高さの台を使ってもいいですし、あえて高さをそろえず、自然に並べるのも可愛いものです。
どちらが主役ということもなく、2体ともお気に入り。
それぞれの魅力を楽しめる飾り方も素敵ですね。
招き猫がもっと増えたら?
招き猫を集めるのが好きな人なら、2体では終わらないかもしれません。
気に入った猫を見つけて、また1体。旅先で出会って、もう1体。
気がつけば、棚の上が招き猫でいっぱいになっているかもしれません。
招き猫が増えたときも、何体までと数を決める必要はありません。
小さな招き猫をずらりと並べたり、大きさの違う猫を集めたり。お気に入りの猫たちに囲まれるのも楽しそうですよね。
たくさん並べるなら、全員の顔が見えるように少し高さを変えてみるのがおすすめです。
小さな台を使ってひな壇のように飾れば、後ろの猫も見えやすくなります。
色ごとに分けて並べるのも面白そうです。
白い猫を集めた棚、金色の猫を集めた棚、旅先で買った猫の棚。それぞれに思い出が詰まっていて、眺めるたびに楽しい気持ちになれそうです。
ただ、棚いっぱいに飾るときは、倒れたり落ちたりしないように気をつけましょう。
掃除しやすいように少し隙間を空けておくと、ほこりも取りやすくなります。

全部を一度に飾らず、季節ごとにお気に入りの猫を選んで飾るのもいいですね。
招き猫が増えたら、その分だけ飾り方の楽しみも広がっていきそうです。
招き猫にお水やお菓子を供えてもいい?
招き猫を大切にしていると、お水やお菓子をお供えしたくなる人もいるかもしれません。
まるで本物の猫に「どうぞ」とおやつをあげるような気持ち。微笑ましい光景ですね。
実は、昔の招き猫には、少し高い場所に安置してお水などを供える習わしもあったそうです。
招き猫は、福を招く縁起物として、暮らしの中で大切にされてきたんですね。
だからといって、毎日お水を供えなければいけないわけではありません。
お供えしたいなら、小さな器にお水を入れて置いてみる。お菓子を供えたいなら、衛生面に気を配りながら楽しむ。
自分に合った、無理のない形で親しんでもよさそうです。
ただし、神社やお寺で授かった招き猫に特別な案内がある場合は、そちらを大切にしてください。
また、お水を入れた器を置くときは、こぼれて家具や招き猫を傷めないように気をつけましょう。
特別なお供えをしなくても、招き猫を大切にする方法はあります。
たまにほこりを払ったり、飾り棚をきれいにしたりするだけでも十分です。
私は、招き猫の可愛い顔がよく見えるように、周りをすっきりさせておくのも素敵だと思います。
玄関に飾るなら、靴箱の上を整えたり、気持ちのいい香りを添えたりするのも楽しそうですね。
玄関の香りが気になる方は、玄関をいい香りにする方法と風水のお話も参考にしてみてください。
招き猫を大切にすることが、いつもの暮らしを少し心地よくするきっかけになったら嬉しいですね。
招き猫2体の置き方に関するFAQ
Q1. 招き猫を2体置くと縁起が悪いですか?
A. 2体置くこと自体が縁起の悪い行為だという、一般的な決まりはありません。今戸神社には夫婦の招き猫もいます。お気に入りの2体を並べて楽しんで大丈夫です。
Q2. 右手と左手の猫はどちらを左に置きますか?
A. 左右の並べ方に統一された決まりはありません。手を内側に向ける方法も、外側に向ける方法もあります。実際に並べてみて、気に入った方を選んでください。
Q3. 右手同士の招き猫を2体並べてもいいですか?
A. はい。右手同士でも、左手同士でも構いません。必ず右手と左手を1体ずつそろえる必要はないので、好きな招き猫を並べて楽しみましょう。
Q4. 招き猫は玄関の右と左、どちらに置くべきですか?
A. 玄関の右側でも左側でも、飾りやすい場所を選んで大丈夫です。家に入ったときに猫の顔が見えやすく、安心して飾れる場所を選ぶとよいでしょう。
Q5. 招き猫を3体以上飾っても大丈夫ですか?
A. もちろんです。3体以上を飾ってはいけないという一般的な決まりもありません。色や大きさの違う猫を並べたり、季節ごとに飾り替えたりするのも楽しいですよ。
招き猫2体の置き方は自由に楽しもう
招き猫を2体飾るときは、右手と左手の意味や、内側・外側の並べ方など、気になることがいろいろあります。
でも、基本的には好きなように飾って大丈夫です。
- 右手と左手の猫を1体ずつ並べてもいい
- 右手同士、左手同士を並べてもいい
- 手は内側でも外側でも構わない
- 2体以上に増えても、数を気にしすぎなくていい
- 玄関やリビングなど、好きな場所で楽しめる
今戸神社の夫婦猫のように、仲良く2体並べるのも素敵ですし、お気に入りの招き猫をたくさん集めるのも楽しそうです。
縁起の意味を知ると、招き猫への愛着も少し深まります。
福を招いてくれるように願いを込めるのも、可愛らしい姿を眺めて楽しむのも、招き猫との素敵な付き合い方ですね。
福を招いてくれたら嬉しいし、何より猫が可愛い。
そうした気持ちで、お気に入りの招き猫を自由に飾ってみてくださいね。


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