最近、夜になると何もしたくなくて、ただソファに座ってぼーっとすることが増えました。
仕事から帰って、夕食を作って、片付けをして、子供をお風呂に入れて……とフル回転したあと、ふと訪れる静寂の時間。
体は疲れているはずなのに、頭だけが妙に冴えていて眠れない。
それでも「何か少しだけ、気分が変わるものが欲しいな」と思っていて――そんな時にふと思い出したのが、昔食べたトイスチャーのチョコレートでした。
若い頃、少し背伸びをして買ったあの味。
口の中で儚く溶けて、芳醇な香りが鼻に抜けるあの感覚を、今の私ならもっと深く味わえる気がしたのです。
久しぶりに食べたいなと思い、過去に取り寄せを検討したときのことを思い出しました。
当時、私が調べた範囲では、日本に常設の直営店は見つかりませんでした。
「えっ、あのお店、見かけなくなったのかな?」と感じたことが、かえって「どうしても手に入れたい」という気持ちを強めるきっかけになりました。
取り寄せを考えていたとき、
「百貨店経由がいいのか、それとも他の通販サイトでも買えるのか」
「送料はどのくらいかかるのか」
「バレンタインの時期は、だいたいいつ頃から動き出すのか」
そんなことをあれこれ考えながら調べていました。
私と同じように、久しぶりにあの味に再会したい人や、噂に聞く「シャンパントリュフ」を一度味わってみたいと思っている方に向けて、当時の自分が迷ったことや感じたことを、専門的な話は抜きにして、一人のファンとして正直にまとめてみようと思います。
この記事でわかること
- 現在日本でトイスチャーを入手するためのルートと時期
- 自分へのご褒美として選ぶ際に迷いがちなステットラーとの違い
- 通販で購入する際にかかる送料や賞味期限についてのリアルな注意点
- 忙しい毎日の中で自分の機嫌を取るための選択肢としての考え方
疲れた私がトイスチャーを取り寄せた理由

毎日仕事と家事に追われていると、「おいしいもの」が食べたいというよりは、「今のこの状況から一瞬でも離脱したい」という気持ちになることがあります。
甘いものが食べたいだけなら、コンビニのチョコレートでも十分美味しい時代です。
それでも、なぜ私が数あるチョコレートの中から、入手の難しいトイスチャーを選んで取り寄せようと思ったのか。
その心の動きと実際のリサーチ結果をお話しします。
日本では常設店がないからこその特別感

私の記憶では、以前は都内の百貨店や商業施設にトイスチャーの小さなお店があったはずでした。
仕事帰りにショーケースを覗いて、「今日は一箱買っちゃおうかな」なんて迷うのが楽しみだったのです。
当時改めて調べてみた結果、私が調べた範囲では日本に常設の直営店は見つかりませんでした。
これを知った時、最初は残念な気持ちになりましたが、次第にその感情は「レアなものなら余計に欲しい」という狩猟本能のようなものに変わっていきました。
いつでも買えるわけではないと知ると、不思議なもので、その価値が自分の中で急上昇します。
私にとって、日常的にスーパーで買うお菓子も生活を支えてくれる大切なパートナーですが、今回は明らかに目的が違いました。
「簡単には手に入らないものを、手間と時間をかけて、自分のために用意する」というプロセスそのものを楽しみたかったのだと思います。
常設店がない分、トイスチャーを探すときは、バレンタイン時期の特設ページや期間限定の販売情報など、「いつ・どこで出るか」を絞って追う必要があると感じました。
その「今だけ、ここだけ」という状況が、日々のルーティンに疲れた心には心地よい刺激になりました。
「いつでも会えるわけじゃない特別な友人」に会いに行くような、そんな高揚感が取り寄せの動機になったのです。
癒やしのシャンパントリュフを選ぶ

トイスチャーといえば、代名詞とも言えるのが「シャンパントリュフ」です。
私が今回の取り寄せでこれを選んだ一番の理由は、その「記憶にある味」に確実に頼りたかったからです。
40代になると、新しい味に挑戦する冒険心よりも、「失敗したくない」という守りの気持ちが強くなります。
話題の新作スイーツを取り寄せてみて、「あ、思ったより甘すぎたな」とがっかりする経験は、疲れている時には避けたいものです。
だからこそ、「これなら絶対に幸せになれる」と分かっている安心感にお金を払いたくなります。
トイスチャーのシャンパントリュフは、上質なシャンパンクリームを、薄いチョコレートでコーティングし、さらに粉糖をまぶした三層構造になっています。
この構造が本当に絶妙なのです。
口に入れると、まず粉糖の優しい甘さが広がり、次にパリッとしたチョコレートの食感が来て、最後に芳醇なシャンパンクリームがとろけ出します。
アルコールの香りはしっかりあるのに、決してツンとしない。
あの一粒があるだけで、夜のほんの数分間が「母」でも「妻」でも「会社員」でもない、自分だけの時間になる気がするのです。
この「頭のスイッチをオフにするきっかけ」としての機能を、私はこのチョコレートに求めていました。
百貨店の公式通販を確認する

では、実際にどこで買えるのか。
ネットで探す中で、「まずはここを見ておけば探しやすい」と感じたのが、バレンタイン時期に立ち上がる百貨店の特設ページでした。
すべてのブランドが毎年登場するわけではありませんが、輸入チョコレートがまとまって掲載されるので、候補を絞る起点として便利だった記憶があります。
※取り扱いブランドや在庫状況は年によって変わるため、最新情報は各販売ページでご確認ください。
私がチェックしたリサーチポイント
百貨店のオンラインストアでのバレンタイン商戦は、実店舗の催事よりもスタートが早く設定されています。
- 予約開始時期:開始時期は年によって前後します。早い年は年明け前後から情報が出る印象です
- 配送時期:バレンタイン当日に合わせるだけでなく、早めの受け取りが可能な場合もある。
- 事前の準備:いざカートが開いた瞬間にスムーズに購入できるよう、会員登録や住所登録は事前に済ませておくのが鉄則。
実店舗の催事会場は、華やかで楽しい場所ではあるのですが、正直なところ今の私にはあの熱気と人混みはハードルが高いです。
行列に並び、人波をかき分けてお目当てを探すエネルギーが残っていません。
「混雑を避けて、暖かい自宅で紅茶を飲みながら静かにポチる」というスタイルが、今のライフスタイルには合っていると感じました。
オンラインなら、在庫状況も一目でわかりますし、何より「重たい荷物を持って帰る」という負担がありません。
届くのを待つだけ、というのも贅沢な体験の一部です。
1月に探す人が多い理由

当時あれこれ調べていたとき、1月中旬ごろから探し始める人の投稿や話題を見かけました。
バレンタイン本番は2月14日なのに、なぜこんなに早くから動くのでしょうか。
これは単に「売り切れが怖いから早めに準備する」という理由だけではない気がします。
1月中旬という時期は、私たちワーキングマザーにとって、ある種の「特異点」です。
年末の怒涛の業務、お正月の義実家への帰省や来客対応、そして子供の新学期準備にお弁当再開……。
これら全てを乗り越え、日常が戻ってきた直後のタイミングです。
体力的にも精神的にも、疲れのピークが遅れてやってくるのがこの時期ではないでしょうか。
だからこそ、誰かにあげるための「義理チョコ」や「友チョコ」を考えるよりも前に、「まず自分が一息つくための燃料確保」として、この時期に動く人が多いのだと推測します。
「今年も一年頑張ろう」と自分を鼓舞するためには、少し強力なご褒美が必要です。
バレンタイン商戦の喧騒が本格化する前に、自分の分だけは静かに確保しておく。
それは、賢い自衛策とも言える行動です。私も完全にその一人でした。
自分の時間のための値段

正直なところ、トイスチャーの価格は決して安くはありません。
数千円から、サイズによっては送料込みで1万円近くします。
スーパーに行けば数百円で美味しいチョコレートが買えることを思うと、「ただのお菓子にこの金額?」と冷静になった瞬間に指が止まりそうになります。
家計を預かる身として、この出費に対する罪悪感がゼロだったと言えば嘘になります。
でも、私はこれを「おやつ代」として計上するのをやめました。
代わりに、「自分の心を整えるためのメンテナンス費用」として捉え直してみました。
例えば、マッサージやエステに行けば数千円から1万円はすぐに飛んでいきます。
友人と夜に飲みに行けば、代行やタクシー代も含めてそれなりの出費になりますし、翌日に疲れが残ることもあります。
私なりの価格の納得感と計算式
- 移動時間ゼロ:自宅で楽しめるので、移動や準備の手間がかからない。
- 持続する幸福感:食べ終わった後まで、しばらく心に残るのがチョコレートのいいところ。
- 完全な自分軸:家族のためでも、仕事のためでもなく、100%自分の喜びのためだけの選択であること。
そう考えると、この価格も「ちょっと元気を取り戻すためのもの」として、今の私には無理のない範囲だと思えるようになりました。
トイスチャーの取り寄せで迷ったこと

購入を決意してからも、注文確定ボタンを押す直前までいくつかの迷いがありました。
似ているブランドとの比較や、送料の問題、そして本当にこれでいいのかという葛藤。
私が実際に悩み、どう判断したのかを共有します。
比較されるステットラーとの違い

トイスチャーを探していると、必ずと言っていいほど比較対象として名前が挙がるのが「ステットラー(Stettler)」です。
どちらもスイスのチョコレートブランドで、日本に常設店がなく、見かける機会が限られているという点が、よく似ています。
私も「どっちにする?」と毎年のように迷います。
| 特徴 | トイスチャー | ステットラー |
|---|---|---|
| 代表作 | シャンパントリュフ (丸いトリュフ型) |
パヴェ・ド・ジュネーブ (石畳型の生チョコ風) |
| 味わい | シャンパンの華やかな香りと、バタークリームの滑らかさ。 洋酒感を楽しみたい人向け。 |
とろけるような口溶けと、濃厚なミルクチョコレートのコク。 甘さに溺れたい人向け。 |
| 今の気分 | 大人の気分転換 背筋が伸びるような優雅さが欲しい時。 |
深い癒やし 何も考えずに甘いもので満たされたい時。 |
この二つはどちらが上という話ではなく、その時の自分の気分や体調に合わせて選ぶものだと感じました。
もし私が「とにかく疲れていて、甘いもので頭をいっぱいにしたい」という状態なら、ステットラーの石畳チョコを選んでいたかもしれません。
でも今回は、子供が寝た後の静かな時間に、「夜にお酒を嗜むような感覚」が欲しかったのです。
アルコールそのものを飲むと翌日に響くけれど、シャンパントリュフなら心地よい香りだけを楽しめる。
そんな「大人の余白」を求めていたので、香りの華やかなトイスチャーを選ぶことにしました。
早めに食べる前提のチョコレート

取り寄せの際に気をつけておきたいのが、賞味期限の問題です。トイスチャーのシャンパントリュフは非常に繊細です。
市販のお菓子に比べると、日持ちはあまり長くないタイプのチョコレートです。
これは、風味や品質を大切にした作り方がされているからかもしれません。
実際、トイスチャーの公式サイトの説明では、“保存料等を使わない”旨が紹介されていてこだわりが感じられます(出典:Teuscher Chocolates of Switzerland)。
これは消費者として非常に安心できるポイントですが、同時に「届いたら早めに食べる必要がある」という事も意味します。
私のように、ついもったいなく感じてしまう性格だと、「こんなに高いもの、もったいなくて食べられない!」「一日一粒どころか、三日に一粒にして来月まで持たせよう」などと考えてしまいがちです。
しかし、鮮度が命のチョコレートにおいて、それをやることは逆にもったいないことなのだと気づきました。
時間が経つにつれて、シャンパンの香りが飛び、クリームの水分が抜けて食感が変わってしまう可能性があります。
最高の状態を逃してしまうことこそが損失です。
だから今回は、「鮮度が良いうちに美味しくいただき切る」ということを贅沢の一部だと割り切ることにしました。
いつまでも棚に飾っておくコレクションではなく、今の自分の血肉にするために消費するもの。
そう決めて、届いたらすぐに楽しむつもりで注文しました。
温度管理や送料も含めて納得して選ぶ

通販でどうしてもネックになるのが送料です。
チョコレートは品質保持のため、時期や商品によっては冷蔵配送になることもあり、その場合は通常の宅配便より送料が高くなることがあります。
地域にもよりますが、送料だけで1,000円〜1,500円前後かかるケースも珍しくありません。
「送料だけで美味しいランチが食べられる……」と計算してしまうと、一瞬購入を悩みます。
送料をどう捉えるか?私なりの思考転換
デパートまで電車で行って往復する交通費、人混みの中で買い物をする労力、そして何より「温度管理の難しさ」を考慮しました。
冬場とはいえ、デパートの中は暖房が効いていますし、帰りの満員電車も暑いくらいです。
その中で繊細なチョコレートを持ち歩くのは、品質劣化のリスクがあります。
そう考えれば、送料は、温度管理も含めた「状態の安心代」だと思うことにしました。
せっかく高いチョコレートを買うのに、持ち帰りの途中で溶けてしまったり、ブルーム(白くなる現象)が出てしまったりしては台無しです。
きれいな状態で手元に届く安心感を買うと思えば、この出費も「必要経費」として納得できるものでした。
一般的な通販サイトでの取り扱い状況

購入先を探す際、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどの一般的な大手通販サイトも一通り確認しました。
ポイントが貯まるし、使い慣れているサイトで買えるならその方が楽だと思ったからです。
しかし、私が見たタイミングでは、いくつか気になる点がありました。
販売元や保管方法が分かりにくい商品も見受けられたため、今回は安心感を優先したいと感じました。
中には、公式の取り扱いかどうか判断しにくい「並行輸入品」と思われる商品が混在していたり、人気商品ゆえに定価よりも高い価格で販売されているケースもあったりします。
デリケートなシャンパントリュフだからこそ、「状態がはっきりしないショップ」での購入は今回は避けることにしました。
自分用とはいえ、いえ、自分への大切な贈り物だからこそ、届いた時に箱が潰れていたり、味が落ちていたりしたら悲しすぎます。
多少の登録の手間がかかったとしても、今回は百貨店のオンラインストアや、これまでに利用したことのある食品系セレクトショップの公式通販を選ぶことにしました。
「確実に本物が、良い状態で届く」という保証は、通販において何より重要です。
口コミと自分の感覚のあいだで迷った

ネット上の口コミを見ていると、実に様々な意見が飛び交っています。
「人生で一番おいしい」
「この味を知ってしまったら他に戻れない」という熱烈なファンの絶賛の声がある一方で、
「値段の割に小さかった」
「期待していたほどではなかった」
「お酒が強すぎて私には合わなかった」といったシビアな意見も散見されます。
決して安くない買い物だけに、こういったネガティブなレビューを目にすると、どうしても心が揺らぎます。
「やっぱりやめておこうかな」「失敗したくないな」という保守的な気持ちが顔を出すのです。
特に私たちは、普段の生活で「失敗しないこと」を求められがちです。
家計のやりくりでも、子供の学校選びでも、仕事のプロジェクトでも、常に「正解」を探し、リスクを回避するように訓練されてしまっています。
だからこそ、チョコレートを選ぶにも、「みんなが良いと言っているもの」という安心材料を探してしまう癖がついているのかもしれません。
しかし、画面をスクロールしながらふと我に返りました。
「私が食べたいのは、星5つの評価がついたチョコレートなのか? それとも、私の記憶にあるあの味なのか?」と。
味覚は人それぞれです。
甘党の人、お酒が苦手な人、ビターが好きな人。
誰かが「高い」と切り捨てたとしても、今の私がそれを食べて「幸せ」と感じるなら、それは私にとって紛れもない「正解」なはずです。
他人の評価軸で自分の楽しみを決めてしまうのは、なんだかとても窮屈なことのように思えました。
私が口コミとの距離感で決めたこと
- 味覚の主権を取り戻す:「みんながどう思うか」ではなく「私がどうしたいか」を最優先にする。
- ネガティブ意見の背景を読む:「お酒が強い」という低評価は、お酒好きの私にとってはむしろ「香り高い」という高評価の裏返しである可能性がある。
- 直感を信じる:最初に「食べたい!」とときめいた、その初期衝動を大切にする。
最終的には、「他人の評価ではなく、自分の『食べたい』という直感」を信じることにしました。
40代になって、ようやく自分の機嫌の取り方が分かってきたような気がします。
誰かの許可を得る必要も、誰かの評価を気にする必要もない。
これは私による、私のための選択なのです。
トイスチャーを取り寄せた私の結論
色々と迷いや葛藤はありましたが、最終的に私はトイスチャーを取り寄せることにしました。
そして、そのときの選択は、今振り返っても間違いではなかったと感じています。
注文してから届くまでの数日間、「もうすぐあれが届くんだ」と思うだけで、不思議と面倒な家事や仕事のトラブルも少しだけ軽く受け流せるようになりました。
そして実際に届いた日のことは、今でもよく覚えています。
家族が寝静まった深夜のリビングで、丁寧に梱包を解き、あの一粒を口に運んだ時の高揚感。
冷蔵庫から出して少し常温に戻し、シャンパンの香りが立ち上るのを待ってから味わうその時間は、まさに至福でした。
口の中で外側のチョコレートがパキッと割れ、中のガナッシュが体温で溶け出す瞬間、日中の「お母さん」としての役割や、「会社員」としての緊張が、すーっと溶けていくような感覚。
決して大げさではなく、頭のスイッチがふっと切り替わるのを感じました。
もちろん、チョコレート一粒で人生の悩みがすべて解決するわけではありません。
それでも、「自分のために用意した大切な一粒」があるという事実と、その味わいは、確かに私の心を少し楽にしてくれました。
この記事をここまで読んでくださった方の中にも、少し疲れていて、何か小さな楽しみを探している方がいるかもしれません。
私にとっては、それがたまたまトイスチャーのチョコレートだった、というだけの話です。
最後にひとこと
トイスチャーのチョコレートは、バレンタイン時期に百貨店のオンラインストアなどの特設ページで探す人も多く、その期間は情報が見つけやすくなる傾向があります。
ただし、時期や商品によって在庫状況は変わるため、常に購入できるわけではありません。
気になる方は、購入前に公式サイトや百貨店の販売ページで最新の情報を確認するのが安心です。
たまには、「家族のため」でも「将来のため」でもなく、「今の自分のため」だけにお金を使ってみてください。
その罪悪感の先には、きっと優しい回復の時間が待っています。
※記事内の情報について
本記事に記載している価格や販売時期、取り扱い状況は執筆時点の私の体験に基づいています。
在庫状況や配送スケジュールなどの最新の情報は、各百貨店や販売元の公式サイトで必ずご確認ください。


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