切り花を飾ると、玄関に小さな季節の景色が生まれますよね。
家の顔ともいわれる玄関の中でも、北西に位置する玄関は、風水では上品さやきちんと感を意識して整えるとよい方位として知られています。
だからこそ、どんな花を選ぶか、どんな色を合わせるか、器をどう整えるかで迷いやすい場所でもあります。
この記事では、風水を、暮らしを整えるヒントとしてゆるやかに取り入れたい方へ向けて、北西の玄関にしぼって花の選び方や色合わせ、花瓶やインテリアの考え方をまとめました。
玄関に飾る花風水の総合的な基本を先に見たい方は、玄関に飾る花や鉢植えの風水まとめもあわせてご覧ください。
この記事では一般論を広げすぎず、北西らしい上品さと清潔感を整える具体策にしぼってお伝えします。
この記事で分かること
- 北西の玄関に合う花の種類と色がわかる
- 北西らしい上品な花の飾り方がわかる
- 空間をすっきり見せる整え方のコツがわかる
- 相性のよい花瓶やインテリアの選び方がわかる
北西の玄関に飾る風水の花と基本

風水では、北西の玄関は「格式」や「信頼感」を意識して整えるとよいとされる方位です。
そのため、花を飾るときも、色数が多すぎる華やかさより、白やベージュを軸にした清潔感のあるまとめ方がよく似合います。
たくさん飾るよりも、質感のよい花を少しだけ取り入れるほうが、北西らしい落ち着きが出やすくなります。
また、北西の玄関は
「上質に見えること」と
「整って見えること」
が大切にされやすいので、花の種類だけでなく、器や周囲の見え方まであわせて考えるのがポイントです。
ここでは、北西と相性がよいとされる代表的な花や、取り入れ方のコツを見ていきましょう。
胡蝶蘭が北西の玄関になじみやすい理由

北西の玄関で、きちんとした印象や品のよさを大切にしたいとき、候補にしやすいのが胡蝶蘭です。
胡蝶蘭はお祝いの場でもよく選ばれる花で、整った花姿や凛とした存在感があり、玄関に置いたときにも空間をきれいにまとめやすいのが魅力です。
白い胡蝶蘭は特に、北西で意識したい清潔感や格調の高さと合わせやすい花としてよく挙げられます。
風水では、北西は白やベージュなどの落ち着いた色と相性がよいと考えられています。
胡蝶蘭のように花姿が整った白い花は、北西の玄関を上品に見せたいときの選択肢として向いています。
お世話のコツと環境づくり
ただ、胡蝶蘭は見た目に高級感があるぶん、「難しそう」と感じる方も多いかもしれません。
胡蝶蘭は風通しとやわらかな明るさを好むため、玄関が暗い場合は置きっぱなしにせず、日中だけ明るい場所へ移すなど、無理のない管理を意識すると飾りやすくなります。
北西の玄関は間取りによって少し暗く見えやすいこともあるので、花の状態がきれいに見える環境づくりも大切です。
花が元気に見えること自体が、玄関の印象をすっきり整えてくれます。
育てるのが大変そうなときは、無理に大きな鉢を置くより、小ぶりで管理しやすいサイズから始めるのもおすすめです。
※風水の考え方は、暮らしを心地よく整えるヒントとして親しまれているものです。
花の種類や方位による影響は、科学的に断定できるものではありません。
気持ちよく続けられる範囲で取り入れてみてください。
北西の玄関に取り入れやすいチューリップ

春の花で北西の玄関に合わせやすいものを探しているなら、チューリップも取り入れやすい花です。
まっすぐ伸びる茎と、丸みのある花姿のバランスがきれいで、甘すぎず整った印象を作りやすいのが魅力です。
とくに白いチューリップは、北西で大切にしたいすっきり感や清潔感となじみやすく、初めて飾る花としても選びやすいと思います。
また、北西の玄関では花を主役にしつつ、ふんわりとした軽さを少し添えると全体がやわらぎます。
白いチューリップに、少量のかすみ草を合わせる飾り方も上品にまとまりやすく、玄関を重たく見せたくないときに取り入れやすい組み合わせです。
北西の空間を高めるカラー選び
北西の玄関に飾るなら、白やアイボリー、淡い黄色のチューリップは取り入れやすいでしょう。
白は清潔感を、やわらかな黄色はほどよい明るさを添えてくれるので、北西の玄関を上品に見せやすくなります。
強い原色をたくさん入れるより、淡い色を中心にまとめたほうが、北西らしい落ち着きが出やすいです。
黄色を使うときも、鮮やかな色を大きく見せるより、白やベージュをベースに少しだけ加えるくらいがなじみます。
白い花だけでは少し冷たく感じるときに、クリーム色ややわらかな黄色を添えると、品のよさを保ちながら明るい印象をつくりやすくなります。
気軽に取り入れる楽しみ
胡蝶蘭ほど構えずに飾れるのも、チューリップのよいところです。
スーパーや花屋さんでも見つけやすく、数本だけでも北西の玄関がきれいに見えやすいので、季節感を取り入れたいときにも向いています。
お気に入りのガラスのグラスや陶器の花瓶に活けるだけで、玄関の空気がふっとやわらぐように感じられます。
チューリップは水をよく吸うので、こまめな水替えを意識するときれいな姿を楽しめるでしょう。
茎の根元を少し切り戻してあげると、すっきりした印象を保ちやすくなります。
忙しい日でも、数本の花を整える時間があると、玄関に立ったときの気分も変わってきますよ。
観葉植物と一緒に飾る際の注意点

お花だけでなく、小ぶりの観葉植物を一緒に飾ると、北西の玄関にやわらかなみずみずしさを添えられます。
ただし、北西で主役にしたいのはあくまで「上品で整った見え方」です。
観葉植物をたくさん並べるより、丸みのある葉を持つものを一鉢だけ添えるくらいのほうが、花のよさも引き立ちます。
北西の玄関に観葉植物を添えるなら、葉先が強くとがりすぎないものや、全体がこんもりまとまるもののほうが、取り入れやすいでしょう。
花を引き立てる脇役として取り入れると、北西らしい落ち着きが保ちやすくなります。
玄関という限られたスペースで花や植物をどう組み合わせるか、また玄関先の寄せ植えや屋外植栽まで含めて考えたい方は、風水を取り入れた玄関の寄せ植えや花の飾り方の記事も参考になります。
屋外に植える花と、室内に飾る花を分けて考えると、全体のまとまりが出しやすくなります。
バランスとスッキリ感が命
お花と観葉植物を一緒に置くときは、鉢数を増やしすぎないことが大切です。
北西の玄関は、物が多いよりも、少数精鋭ですっきり整っているほうが魅力が出やすいとされています。
植物が多すぎると、せっかく花を飾っても視線が散ってしまい、北西らしい上質感が出にくくなります。
また、買ってきたままのプラスチック鉢だと生活感が出やすいので、陶器の鉢カバーや自然素材のかごに入れて質感を整えるとまとまりやすくなります。
北西では「飾るものを増やす」より、「見え方を整える」ほうが印象がよくなりやすいので、余白を残す感覚を大切にしてみてください。
画像のように美しい空間を保つ掃除術

どんなに花や花瓶を選んでも、玄関そのものが雑然としていると、北西らしい落ち着きは出にくくなります。
北西の玄関では、とくに「清潔感」と「明るく見えること」が大切です。
花を飾る前に背景を整えておくと、それだけで玄関全体がすっきり見え、飾った花も引き立ちやすくなります。
たたきの水拭きと靴の整理
取り入れやすいのが、たたきの水拭きと靴の数をしぼることです。
ほうきで掃くだけでも違いますが、軽く水拭きまでしておくと床の印象が整い、花の色や器の質感もきれいに見えやすくなります。
強い香りを足すより、まずは清潔に見える状態を保つことを優先すると北西にはなじみやすいです。
また、靴が何足も並んでいると視線が散りやすく、花を飾ってもごちゃついて見えることがあります。
その日に使う分以外はしまっておく、落ちた花びらや傷んだ葉をこまめに取り除く、といった小さな習慣だけでも、玄関の印象はかなり変わります。
造花やドライフラワーの風水的解釈

ドライフラワーや造花については、風水では生花とは別のものとして考えられることが多いです。
とくに北西の玄関では、花の種類以上に
「清潔感があるか」
「上品に見えるか」
が大切なので、飾る場合もその視点で選ぶと失敗しにくくなります。
造花や玄関花風水の一般論をまとめて見たい方は、玄関に飾る花風水の総合記事も参考にしてみてください。
造花は飾らないほうがいい?
風水では生花を好む考え方がよく見られますが、忙しい時期や暑い季節など、生花を続けにくい場面もありますよね。
そんなときは無理をせず、質感のよい造花を選ぶのもひとつの方法です。
北西の玄関なら、ホテルのロビーにあるような上質感のあるものや、白・ベージュ・淡い色でまとめたもののほうが空間になじみやすくなります。
ただし、造花やドライフラワーを置く場合は、ホコリがたまりやすい点には注意したいところです。
北西では「何を置くか」と同じくらい「きれいに保てるか」が大切なので、量を増やしすぎず、定期的に手入れできる範囲で楽しむのがおすすめです。
北西の玄関の風水を花で高めるコツ

北西の玄関では、花そのものだけでなく、花を活ける器や周囲のインテリアまで整えると、空間全体の印象がぐっとまとまりやすくなります。
とくに北西で意識したいのは、きらびやかさよりも、質感のよさと落ち着いた明るさです。
ここからは、花をよりきれいに見せるための器や色、インテリアの考え方を見ていきましょう。
おすすめの花瓶と陶器の選び方

北西の玄関に花を飾るときは、花と同じくらい「花瓶の見え方」が大切です。
北西は軽すぎるものより、少し重みや落ち着きのある質感のほうがなじみやすいと考えられています。
そのため、花瓶選びに迷ったら、まずは陶器の花瓶から考えると取り入れやすいでしょう。
土が金を生み出す法則
風水では、北西は「金」の気を持つ方位とされ、土の要素がそれを支えると考えられています。
こうした見方から、土から作られる陶器は、北西の玄関で取り入れやすい素材としてよく挙げられます。
理屈を難しく考えなくても、陶器は見た目に落ち着きがあり、北西で大切にしたい上品さを出しやすいのが魅力です。
| 花瓶の素材 | 風水的な考え方と北西玄関で取り入れやすい理由 |
|---|---|
| 白い陶器 | 白は北西と相性がよいとされる色で、清潔感と上品さを出しやすい素材です。白い花にも淡い色の花にも合わせやすく、迷ったときの定番になりやすいです。 |
| ベージュの陶器 | やわらかい落ち着きを加えたいときに使いやすく、北西の玄関を温かみのある上品な印象に整えやすいです。白だけでは少し冷たく感じるときにも向いています。 |
| プラスチック | 軽く扱いやすい反面、北西では生活感が前に出やすいことがあります。使う場合は陶器の鉢カバーなどで質感を整えると、見た目がまとまりやすくなります。 |
買ってきたままの簡易容器ではなく、しっかりした器に入れ替えるだけでも、花の印象は大きく変わります。
北西では、数を増やすより「よい器をひとつ選ぶ」ほうが大人っぽくまとまりやすいです。
ステータスを上げる置物とガラス

陶器の落ち着いた雰囲気も素敵ですが、花そのもののみずみずしさを見せたいときは、ガラス製品も北西の玄関によく合います。
とくに透明感のあるガラスは、白い花やかすみ草の軽やかさを引き立てやすく、玄関に清潔感を出したいときにも使いやすいです。
小物を増やすより、質感のよいガラスをひとつ置くほうが、北西らしい整った印象になりやすいでしょう。
光を拡散して邪気を払う
風水では、光は空間を明るく整える大切な要素として扱われます。
ガラスの花瓶は、自然光や照明をやわらかく受けて、花や水をきれいに見せてくれるのが魅力です。
北西の玄関で暗さが気になるときも、ガラスの透明感があると軽やかな印象をつくりやすくなります。
空間全体の見せ方を整えたいなら、風水的に良いとされる玄関の鏡の位置の記事も参考になります。
鏡や照明とあわせて考えると、花がよりきれいに見える配置を見つけやすくなります。
北西では、安価な雑貨をたくさん並べるより、ガラスや額装など質感のよいものを少しだけ置くほうが、すっきり上品にまとまります。
運気を下げる赤などのNGな色

北西の玄関では、色の選び方も印象を左右しやすいポイントです。
白、アイボリー、ベージュ、淡い黄色のような色は取り入れやすい一方で、赤やオレンジのように主張の強い色は、使い方によっては北西の落ち着きより華やかさが前に出ることがあります。
相克(そうこく)の関係を理解する
風水の五行では、北西の「金」と赤系の「火」はぶつかりやすい関係として説明されることがあります。
そのため、玄関マットや大きな花瓶、主役になる花に真っ赤な色をたくさん使うより、北西では白やベージュをベースに整えたほうが落ち着いた印象になりやすいです。
ただし、「赤は絶対にだめ」と考える必要はありません。
お祝いの花束で赤い花をいただくこともありますし、少量ならアクセントとして使える場合もあります。
もし色で迷うなら、北西では赤やオレンジを主役にしすぎず、代わりにグレージュや淡いグレーを小物に加えると、引き締めつつも上品にまとまりやすいです。
強い色そのものが悪いわけではありません。
北西の玄関では「主張の強い色を大きく使いすぎない」くらいの感覚で考えておくと、無理なく取り入れやすいです。
絵やインテリアで運気を高める

花や花瓶をきれいに見せるには、玄関まわりのインテリア全体も大切です。
北西の玄関では、白、アイボリー、ベージュをベースにすると、花の色がなじみやすく、空間全体が落ち着いて見えます。
絵や小物を飾る場合も、たくさん置くより質感の整ったものを少しだけ添えるほうが、北西らしい上品さが出やすいです。
足元のマットと光の演出
玄関マットを選ぶなら、ベージュやアイボリー、淡いラベンダーのようなやわらかい色が取り入れやすいです。
素材はコットンやウールなどの天然素材だと、足元がやさしく見え、花の雰囲気も邪魔しにくくなります。
形は楕円形や円形のほうが、北西で大切にしたいまろやかな印象を作りやすいでしょう。
壁が少しさみしいときは、小さめの絵や風景画をひとつ飾るのも素敵です。
もしご自宅の玄関が北西ではなく東向きなら、東の玄関と相性の良い風水アートの選び方も参考になります。
北西では、ポスターをたくさん貼るより、額に入れた一枚をすっきり飾るほうが整って見えます。
照明も暗すぎず、花がやわらかく映る位置に光が落ちるよう調整すると、玄関全体の印象がぐっとよくなります。
恋愛運や良縁を招くピンク色の効果

北西というと、白やベージュのきりっとした印象が似合いやすい方位ですが、少しやわらかさを足したいときには淡いピンクも使えます。
北西は整いすぎるとかたく見えることがあるため、淡いピンクを少量加えると、親しみやすさややわらかな雰囲気を添えやすくなります。
風水では、淡いピンクはやさしさや愛らしさを添える色として扱われることがあります。
北西の玄関では、白やベージュをベースに少しだけ加えると、品のよさを保ちながらやわらかさを出しやすいです。
甘さを控えたい場合は、淡いラベンダーを少量アクセントにする方法もあります。
目上からのサポートを得る
淡いピンクのバラやカーネーション、春ならスイートピーなどは、北西の玄関で差し色として取り入れやすい花です。
ベースを白やベージュで整え、その中に少しだけピンクを足すイメージにすると、北西らしい落ち着きを損なわずにやさしい印象をつくれます。
風水では、こうしたやわらかな色づかいが人とのご縁や周囲からの支えを意識した空間づくりに向く、という見方もあります。
朝のあわただしい時間や、帰宅した夜に、やさしいピンクが少し見えるだけでも、玄関の印象はぐっとやわらぎます。
効果を断定するよりも、気持ちがほっとゆるむ色として考えると、取り入れやすいのではないでしょうか。
北西の玄関における風水と花のまとめ
今回は、北西の玄関に飾る花をテーマに、花の選び方から色、器、整え方までを北西にしぼってご紹介しました。
胡蝶蘭のようにきちんとした存在感のある花も、白いチューリップやかすみ草のように軽やかに飾れる花も、北西では
「色をしぼること」
「質感を整えること」
「飾りすぎないこと」
を意識すると、空間がまとまりやすくなります。
とくに北西の玄関では、白やベージュをベースにしながら、淡い黄色や少量のピンク、必要に応じてグレージュやラベンダーを添えるような色づかいを取り入れると、まとまりやすくなります。
器は陶器やガラスのように質感のよいものを選び、靴や小物の数をしぼって花がきれいに見える背景をつくると、北西らしい上品さが出やすくなります。
一番大切なのは、風水のルールに縛られすぎることではなく、玄関に立ったときに「すっきりしていて気持ちがいい」と感じられるかどうかです。
花と器、色と光の組み合わせを少しずつ整えながら、あなたの暮らしになじむ心地よい北西玄関を作ってみてくださいね。
風水の解釈には流派や考え方の違いがあり、感じ方や取り入れ方にも個人差があります。

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